効果が上がる!1on1ミーティングの進め方と6つのポイント

3 1on1ミーティングのテーマと質問項目

1on1ミーティングの進め方については理解してもらえたかと思います。
ですが、
「実際には何を話せばいいのか?」
「部下がテーマを決められなかったり、特に話すことがなかったりした場合はどうすればいい?」
といった懸念もあるでしょう。

そこでこの章では、ミーティングで取り上げるテーマや質問項目の例を挙げておきましょう。

3-1 推奨されるテーマの例

まず、ミーティングのテーマとしてどんなトピックを取り上げればいいのでしょうか?

原則的には部下がテーマを考えるべきですが、始めたばかりだと何も思いつかないという者も出てきます。
そんな場合は、上司から以下のようなテーマを示して、その中から疑問に思っていること、困っていること、不満に思っていることを具体的なトピックとして挙げてもらうといいでしょう。

【仕事や会社に関するテーマ】

◾️現在の業務について
◾️仕事上の問題やトラブルについて
◾️今後の仕事について
◾️上司からの指示や仕事の任せられ方について
◾️上司の考え方や方針について
◾️先輩、同僚、後輩について
◾️チームのあり方について
◾️職場の人間関係について
◾️会社やチームの目標について
◾️会社のミッション、ビジョン、バリューについて

【部下自身に関するテーマ】

◾️自分の成長について
◾️個人の目標について
◾️今後のキャリアについて
◾️新しく挑戦したいこと、伸ばしたいスキルについて
◾️ワークライフバランスについて
◾️現在興味を持っていることについて
◾️プライベートな悩みについて

これを見れば、どれかひとつは「これについて気になっていることがある」と思い当たるでしょう。
例えば事前準備の段階で参考として提示しておいてもいいですし、ミーティングの際に部下が「話すことがない」と言った場合、この中から選ばせることもできます。

3-2 質問項目の例

次に、上司からの具体的な質問項目を例示します。
「部下が自発的に話すよう促す」といっても、どんな言葉をかければ心を開いてもらえるのかは難しいところです。
そんなときに、以下のような質問を投げかけてみてください。

【最初にテーマを提示させる際の質問】

いきなり「今日のテーマは何について話す?」と言われても、なかなか話出せない部下もいます。
そこで、

「仕事は楽しい?」
「最近困っていることとか、悩んでいることはないですか?」

と聞いてみましょう。
楽しくなかったり困っていたりすれば、「実は……」と話を引き出すことができるでしょう。

【部下により深く内省・熟考を促す質問】

1on1ミーティングの要は部下自身が深く考えることです。
もし途中で考えに詰まってしまっているようであれば、

「どうしてうまくいった(失敗した)と思う?」
◯◯のプロジェクトについてはどう考えていますか?」
「業務をもっと効率化するには、どうすればいいだろう?」

など、「なぜ」「どんな風に」「どうやって」を問いかけてみましょう。
こう聞かれると、「はい・いいえ」だけでは答えられないので、何かしら自分の考えを述べるはずです。

【その他の質問】

部下に心を開かせたい、リラックスして話してほしい、といった場合には、以下のような質問も有効です。

「最近仕事で嬉しかったことは何?」
「今の業務以外に、やってみたい仕事はどんなこと?」

部下の気持ちや希望を訊ねることで、上司は部下の人となりについて知ることができますし、部下も「上司が自分の話を聞いてくれる」という信頼感を抱くようになるでしょう。

3-3 話題に詰まったら上司からの「自己開示」が有効

もしそれでも話題がなかったり、話に詰まってしまった場合の打開策としては、上司の「自己開示」がオススメです。

自己開示とは、自分に関する情報や考えていることを、ネガティブな事柄も含めてありのままに言葉で伝えることです。
これをすると、相手も同じように自分の話をしやすくなり、親近感や信頼感を抱くようになるのです。

例えば、部下から仕事上の悩みを聞き出すには、
「私も、◯◯さんくらいの年齢のときにこんなことで困っていて、それが原因で大きなミスをしてしまったんだけど……
といった失敗談を語ってみてください。

すると部下は、「そうなんですか? 実は僕、こんな失敗をしてしまって……」と打ち明けてくれる可能性が高くなります。

失敗談に限らず、家族や趣味などのプライベートな情報を話すだけでも、相手との心の距離を縮めることができます。

ミーティングに臨む前に、自己開示で何を話すか準備しておくといいでしょう。

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