1on1ミーティング実施の目的は?質問内容の具体例や注意点・導入企業を紹介

3. 1on1ミーティングで話すべき内容 4つの具体例

1on1ミーティングでどのような内容を話せばよいか、不安な担当者の方もいると思います。

そこで、状況別に合わせた4つの具体例をご紹介します。

1.一般的な部下に対する具体例

2.部下の成長を促すための具体例

3.部下のキャリアプランを確認するための具体例

4.部下との距離を縮めるための具体例

上記の例を参考に、部下のタイプに合わせてアレンジしながら活用してください。

3−1.一般的な部下に対する具体例

1on1ミーティングにおいて使える、汎用的な具体例から紹介します。

事前に議題が共有されているとはいえ、いざ上司とのミーティングとなると、部下はどんなことを話せばよいか迷うものです。仕事上の重要な問題や今後の進退についてなど、最初から重い話題を話してもよいのか判断い困りがちです。

1on1ミーティングの初期においては、あまり踏み込んだ話をするよりも、「最近、困っていることがないか?」など、比較的軽めの話題から入るのがおすすめです。

▼1on1ミーティングにおける話題の具体例

・最近困っていることについて

・最近うれしいと感じたこと

・仕事中の気づきについて

・今後チャレンジしていきたいこと

3−2.部下の成長を促すための具体例

 部下の成長を促すのは上司の務めです。1on1ミーティングにおいても、部下の能力を引き出し、成長を促せるような場にしなければなりません。

上司として叱咤激励してしまいがちですが、1on1ミーティングにおいてはあくまでも部下が主役。しっかりと傾聴し、ダメ出しするのではなくフィードバックという形で部下をサポートする姿勢を見せましょう。

上司としての経験やスキルを活かし、うまく部下の成長を促せるような会話の進め方をめざしてください。

▼1on1ミーティングにおける話題の具体例

・業務上の悩みや問題点

・どんな瞬間にやりがいを感じるか

・問題を解決するにはどうすればよいか

・上司からのアドバイスやフィードバック

3−3.部下のキャリアプランを確認するための具体例

部下がキャリアプランを明確にすることで、自社で長く働いてもらえる可能性が高まります。

反対に、「キャリアプランが明確でない」「社内での将来像が想像できない」といった部下に関しては、将来的な離職のリスクを高めてしまうでしょう。

1on1ミーティングにおいても、キャリアプランは定期的な話題として設けるべきです。部下がやりたいことを明確に持っていれば、上司として実現をサポートしましょう。

キャリアプランを持っていない部下に対しては、長所を褒めたりやる気を刺激したりするなど、仕事へのモチベーションを上げることをめざしてください。

部下が将来的にどのようなキャリアプランを抱いているかを確認したい場合は、以下の質問例を参考にしてください。

▼1on1ミーティングにおける話題の具体例

・自分の将来的なキャリアプラン

・今後はどのように成長していきたいか

・自身の強みと弱み

・業務上の工夫やこだわりなど 

3−4.部下との距離を縮めるための具体例

入社したばかりの新卒者や中途採用者など、まだ人となりがわからない部下に対しては、コミュニケーション量を増やしていくのが優先事項です。1on1ミーティングの機会を利用して、お互いを理解することから始めていきましょう。

お互いのプライベートな話題や、世間で話題の情報など、ちょっとした雑談から少しずつ距離を縮めていくのが効果的です。相手を理解しようとする姿勢を見せることで、部下からの信頼感を高めていきましょう。

ただし、プライベートな話題に関しては、いきなり踏み込んだ話題をするのは避けましょう。

相手によっては警戒されてしまい、逆に距離を置かれてしまう可能性があります。

まずは、部下について少しずつ理解していき、お互いの信頼関係を構築するのを優先しましょう。

▼1on1ミーティングにおける話題の具体例

・最近、嬉しかったことやつらかったこと

・最近のニュースで気になったもの

・お互いのプライベートに関する話題(趣味や休日の過ごし方など)


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4. 1on1ミーティング実施の流れ

1on1ミーティングを実施するにあたっては、きちんとした流れを組んでいく必要があります。ノープランで実行しても、会話が弾まずかえって部下の不信感を募らせてしまうことにもなりかねません。

1on1ミーティングは以下の4ステップを踏んで実施しましょう。

1.1on1ミーティングの実施を周知徹底する

2.1on1ミーティングの内容を決める

3.1on1ミーティングの実施

4.1on1ミーティングを継続して行うようにする

実施する前に周到に準備しておいてくださいね。

4−1. 1on1ミーティングの実施を周知徹底する 

まずは、1on1ミーティングの実施を社内に向けて周知徹底します。

なぜ1on1ミーティングを行うのかを明確にすることで、実施の根拠やメリットを示すのです。

導入前には「実施する意図がわからない」「部下が多いから、面談するだけで勤務時間の大半を使ってしまう」といった反対意見が出てくることが想定されます。

マネジメント層からすれば、部下の数だけミーティングに時間を費やすことになり、通常の面談とどのように違うのかという疑問も出てくるでしょう。

一般の社員からすれば、上司に対してどこまで話をすればよいのか、線引きが難しいという問題が出てくるはずです。

そのため、社員間の信頼感を深め、問題解決の手がかりを探り、自主性を高めるために実施することを説明する必要があります。

4−2. 1on1ミーティングの内容を決める

1on1ミーティングで話す内容については、事前に部下に共有しておくのが望ましいといえます。当日になっていきなり話を振っても、相手が答えられない可能性があるからです。緊張感を解く意味でも、事前に議題となる内容を共有しておきましょう。

1on1ミーティングで話す内容については、事前に上司が決定します。部下の役割や性格に合わせた内容を考えましょう。部下からの返答に対してフィードバックを行うため、「どのような質問をすべきか」「逆にどんな意見が出てくるか」を予めイメージしておくのも大事です。

4−3. 1on1ミーティングの実施

1on1ミーティングの内容が決まったら、実施に向けて動き出しましょう。

事前に決めた内容に沿って会話を進めていきます。部下の緊張をほぐすように、最初は雑談から入るのもよい方法です。口調や仕草などから部下の気持ちを汲み取りながら1on1ミーティングを進めていきます。

ここで注意すべきは、自分ばかりが発言したり、部下への質問攻めにならないように気をつけるべきということです。1on1ミーティングの主役はあくまでも部下のほうであり、上司として相手の思うところを引き出し、問題解決へのフォローや更なる成長へのサポートを実施することが目的だからです。

また、部下とのスケジュールが合わない場合は、必ず日を改めて実施しましょう。一人だけ1on1を行わないというのは、不公平感を生むだけでなく、部下との信頼関係を築くのに時間がかかってしまいます。

4−4. 1on1ミーティングを継続して行うようにする

 1on1ミーティングを終えたら、会話の内容を議事録やメモとして残しておきましょう。内容を忘れてしまうのを防ぐだけでなく、部下に対しても共有することで、お互いの認識のズレを小さくできます。

1on1ミーティングの実施は、週1回から月に1回がよいでしょう。

定期的な改善作業を行うためには、前回のミーティングから日が経ちすぎるのは効果的ではありません。

継続して実施していけば、部下との関係性が少しずつ親密なものへと変化していくのが期待できます。

次ページ「1on1ミーティングを実施する際の3つの注意点」

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