表彰制度を見直して社内エンゲージメントを最大化させる導入方法

5.表彰制度で気をつけるべき2大ポイント

本章では、表彰制度で気をつけるべき点について説明します。

5-1.形骸化しないよう、自社のスタイルと欲求にあった事をする

「今」の自社の目的にあったことをしましょう。形だけ繰り返し行なっていても本来の目的である「企業が目指したいゴール」(4章)から外れてしまっている賞は意味がありません。潔く廃止し、今の状態にあったものを再制定した方が良いでしょう。

形骸化の理由は、制度の見直しをしていないことが主な理由です。特に、該当者なしが何年も続くものは、廃止しないまでも、しばらくレースから外すことも検討しましょう。また、創業者やカリスマ的な先代が存在している場合、忖度をして廃止しない賞は、メインレースではないレジェンド賞的なものに変更し、

「今、働いている人たち」

をメインにした賞制度にするために手を加えて行きましょう。

5-2.社内規定に沿ったことをする

社内規定に沿った賞というのは「誰もが納得する賞にしよう」と同義語になります。賞をもらった人が、周囲から「あなたなら貰って当然だよね」と思ってもらえるようなものにする必要があります。会社が入賞と決めたことを多くの人からも承認・賛同してもらうためには、社内規定という全社員共通のルールに乗っ取る方法が最も有効です。

例えば、営業成績で素晴らしい功績を出した人を賞として褒めるためには、先に、人事制度という社内規定でその評価基準が明確に規定され「この人は優の評価です」と言い切れる必要があります。これが、誰もが納得する共通の評価基準になります。次に、その人事評価に値するほどの働きをしている人が、各賞の制定ルールに則って受賞をします。

仮に、適切な評価の社内規定がないままで賞が制定されると

  • 周囲から人望もなく尊敬もされていない人が賞をもらう
  • 上に弱く、下に強いタイプがいつも賞をかっさらっていく
  • 取引先の息子だというだけでルーキー賞をもらう

というシーンが起きる可能性があります。まともに頑張ってきた社員は仕事へのモチベーションが下がりますし、企業への不信感を抱きます。そして、このことがきっかけで深く傷つき、離職率が上がることすらありえます。

表彰は、全社員共通のルールでもある「社内規定」に沿った評価をベースにし、企業ゴールに貢献するために頑張った人をおおいに褒めたたえる仕組みであるべきです。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか、表彰制度に関して

  1. 表彰制度とは
  2. 表彰制度にはどんな効果があるのか
  3. 表彰制度の活用方法
  4. 表彰制度の作り方
  5. 表彰制度で気をつけるべき2大ポイント

をまとめました。表彰制度は、社員にやる気を出させ、モチベーションを維持するためにもとても大切です。ぜひ、全社員が公平に企業に承認をされ、自分は大事にされていると思えるような表彰制度を作ってください。

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