クレドの意味とは?クレドカードを作成する際の手順と導入事例

5.クレド・クレドカード作成の手順

クレドとそれを携帯できるクレドカードの作り方をご紹介します。

ここで重要なのは、クレドはボトムアップで作り上げるということ。企業理念は経営層を中心に決めますが、クレドは社員の意見を集めながら形にしていきます。

5-1-1.プロジェクトチームの選定

 まずは、クレド作成のためのプロジェクトチームの選定から始めます。前の章でご紹介した小田急電鉄株式会社のロマンスカークレドの例のように、クレドの作成は一般の社員を巻き込んで行います。

チームのメンバー選定にあたっては、各部署からさまざまな役職の社員を集めるようにするとよいでしょう。なるべく多角的な視点の意見を集めることで、クレドの精度を高められます。トップダウン式になるのではなく、ボトムアップで社員全員が納得感を持てるクレド作成をめざしましょう。

クレド・クレドカード作成の手順

  1. プロジェクトチームの選定
  2. 社員へのヒアリングやアンケートの実施
  3. 経営層へのヒアリング
  4. クレドの作成
  5. クレドカードの作成・配布

5-2-2.社員へのヒアリングやアンケートの実施 

 プロジェクトチームが発足したら、全社員の意見を集めます。経営層から現場の社員まで幅広い意見を取り入れることで、一体感のあるクレドを作成できるでしょう。

規模の小さい企業ならミーティング形式で意見を聞く方法もありますが、社員数の多い企業ではそうもいかないため、全社員へのヒアリングやアンケート調査を行います。事業所や部署単位で意見を収集するのが効果的です。

アンケートで調査する内容として、以下の例を参考にしてください。

社員へのヒアリング・アンケートの例

  • 顧客対応について
  • 業務への取り組み方
  • 部署の仲間について
  • 自社について
  • 提供する商品やサービスの内容について

5-3-3.経営層へのヒアリング

 社員へのアンケートと並行して、経営層へのヒアリングを行います。クレドは全社員の行動指針となるため、社員と経営層の考え方が一致している必要があるからです。

そのため、考え方に乖離が起きないように、意見をすり合わせていきます。社員数が多いほど経営層と社員の距離が遠くなってしまうため、双方の意見をまとめることはクレド作成において非常に重要なのです。

5-4-4.クレドの作成

 全社員の意見を聞いたら、それをまとめて文章化します。

クレド作成において大切なのは、わかりやすく、全社員にとって納得感があることです。特に、簡潔でわかりやすいことはとても重要です。

クレドは社員にとっての行動指針となるため、理解がしやすく容易に説明できる内容にする必要があります。また、内容に具体性を持たせることも忘れてはなりません。クレドは企業理念よりも具体的な行動指針として存在しなければならないからです。

5-5-5.クレドカードの作成・配布

 完成したクレドを普及させるには、カード化して全社員に配布するのが効果的です。

クレドカードは財布や社員証などに入れて携帯することで、気になった時にすぐクレドを確認できるため、社員の間に浸透しやすいというメリットがあります。

クレドカードは携帯しやすいように、なるべく1枚のカードに収まるレイアウトと分量で作成しましょう。ある程度の強度を持たせるために、カードの素材はプラスチック製にするのがおすすめです。

6.まとめ

クレドは経営層から一般社員までが規範とする、行動指針のことです。企業理念よりも具体性があり、普段の業務の中で意識しやすいものでなくてはなりません。

クレドの作成には、全社員の意見が必要なのがポイントです。クレドは企業理念のようにトップダウンではなく、現場を支える社員からのボトムアップによって作り上げることが重要になります。

クレドの浸透によって企業と社員の方向性を合致させ、自主性を高められる効果が期待できるのです。

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