エンゲージメントとは?エンゲージメントの意味、高めることで得られる4つの効果、向上施策を解説!

 4.従業員エンゲージメントの向上で得られる4つの効果

従業員エンゲージメントの向上は、企業にさまざまな効果をもたらします。ここでは、おもな4つの効果について解説します。

4−1.従業員のモチベーション向上

従業員エンゲージメントは、従業員が、企業から何を期待されているかを理解し、企業へ貢献しているという実感によって高まります。

つまり、従業員エンゲージメントが向上するということは、「良い仕事をしていると企業に認められている」「企業の成長に自分も寄与している」ということを実感できている状態なのです。これらの実感は、従業員のモチベーション向上につながるでしょう。

4−2.チームワークの強化

従業員エンゲージメントが高いということは、従業員それぞれが、企業の理念やビジョンに共感しているということです。

そのため、同じ目標を目指す、従業員同士の信頼度も高まると考えられます。お互いを認め尊重し、チームで自発的に課題解決に取り組む姿勢が見られるでしょう。このように、従業員エンゲージメントの向上は、チームワークの強化をもたらします。

4−3.業績の向上

従業員のモチベーション向上や、チームワークの強化によって、業績の向上も期待できるでしょう。

エンゲージメントが高い従業員やチームは、企業の成長を自分のこととして考えられるため、自発的に課題解決へ向けて取り組むようになります。結果として、生産性が向上し、業績の向上も期待できるのです。

実際に、株式会社リンクアンドモチベーションが公開した「『エンゲージメントと企業業績』に関する研究結果」において、従業員エンゲージメントの向上は「営業利益率」と「労働生産性」に影響を与えることがわかっています。

相関を表すグラフを見ると、エンゲージメントスコアが1ポイント上昇すると、当期の営業利益率が0.35%上昇しています。また、エンゲージメントスコアが1ポイント上昇すると、労働生産性(指数)は0.0035と、プラスの影響をもたらすことがうかがえます。

企業の成長にとって、従業員エンゲージメントを高めることは、無視できない要素と言えそうです。

参考:「エンゲージメントと企業業績」に関する研究結果を公開 | 株式会社リンクアンドモチベーション(https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=14)

4−4.離職率の改善 

従業員エンゲージメントの向上は、離職率の改善にも有効です。

厚生労働省の「令和元年版 労働経済の分析」によると、働きがい(ワークエンゲージメントスコア)が上昇すると、従業員の離職率が低下すると報告されています。

従業員の企業に対する満足度が向上すると、業績のみならず、離職率にも良い影響をもたらすと言えるでしょう。

参考:「令和元年版 労働経済の分析」を公表します(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06963.html)

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5.従業員エンゲージメントを高めるための施策

従業員エンゲージメントを高める施策を効果的に取り入れることができれば、徐々に従業員エンゲージメントの高まりを実感できます。

ここでは、従業員エンゲージメントを高める4つの施策を紹介しますので、自社に必要な施策を見つけ、参考にしてください。

5−1.企業理念やビジョンへの共感を促す

最も重要な施策として、従業員に、企業理念やビジョンへの共感を促すことが挙げられます。

企業理念とは、「企業が重視する基本的な考え」を意味するものです。具体的にはその企業が存在する意味や、経営の目的など、根本的な考え方と言えるでしょう。また。ビジョンとは、将来企業がどうあるべきかという理想像や、進むべき方向性を描くものです。

ビジョンへの共感が薄い状態では、従業員にとって、その企業で働く意味や目的が不明瞭になってしまいます。

企業理念やビジョンへの共感を促す施策として、社内報や社内ポータルサイトなど、全従業員が目にする手段を用いて、定期的に発信を繰り返すことが大切です。

企業理念やビジョンへの理解が徐々に深まってくると、共感の度合いも高まり、従業員エンゲージメントの向上につながります。

5−2.職場環境を改善する

従業員エンゲージメントの向上には、働きやすい職場環境が欠かせません。

これは、従業員エンゲージメントの前段にある、従業員満足度にも大きく影響します。企業理念やビジョンに共感し貢献意欲が高まっても、職場環境が悪ければ、その意欲は継続できないでしょう。

ワークライフバランスや健康経営の視点から、現在の職場環境を改めて見直すことはもちろん、従業員一人ひとりの価値観を尊重した働き方を提案することも大切です。

従業員が心身ともに健康な状態で仕事に取り組める環境を整え、従業員エンゲージメントを高めていきましょう。

5−3.やりがいを生み出す仕組みをつくる

仕事のやりがい・働きがいを生み出す仕組みづくりも重要です。

具体的には、人事評価制度の見直しや、適材適所の人事異動の実施などが挙げられます。それぞれの従業員の得意な領域や希望を把握し、それらを生かす人事制度を取り入れましょう。

併せて、社内イベントや表彰式を開催するなど、やりがいを感じてもらえる行事を定期的に実施するのもよいでしょう。

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6.まとめ


今回の記事では、業界ごとのエンゲージメントの意味や、従業員エンゲージメントを高めるための施策などについて解説しました。

改めて、記事の内容について振り返ってみましょう。

  • エンゲージメントとは、英語で「婚約、誓約、約束、契約」といった意味をもつ
  • マーケティング領域におけるエンゲージメントは、「消費者が企業やブランドに対して抱く愛着度」を意味する
  • 企画経営・人事領域におけるエンゲージメントは、「企業と従業員が同じ目標に向かって、お互いに貢献し合える関係」を意味する
  • 従業員エンゲージメントとは、従業員が企業の理念やビジョンに共感し、企業に貢献したいと思う意欲のこと
  • 従業員エンゲージメントが注目されている背景には、日本の従業員エンゲージメントの低さと、人材の流動化がある
  • 従業員エンゲージメントの測定方法として、アンケート調査が有効
  • 従業員エンゲージメントの向上で得られる効果は、以下の4つ
  • 従業員のモチベーション向上
  • チームワークの強化
  • 業績の向上
  • 離職率の改善 

従業員エンゲージメントを高めるための施策は、以下の3つ

  • 企業理念やビジョンへの共感を促す
  • 職場環境を改善する
  • やりがいを生み出す仕組みをつくる

この記事を参考に、自社の従業員エンゲージメントの向上に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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