エンゲージメントサーベイとは?効果や具体的な実施ステップを解説!

5.エンゲージメントサーベイ準備から課題解決までのステップ例

「エンゲージメントサーベイを実施してみたいけれど、どのような流れで実行すればいいか分からない」という人に向けて、エンゲージメントサーベイの準備から課題解決までの代表的なステップについて解説していきます。

<エンゲージメントサーベイの実施ステップ例>

・エンゲージメントサーベイ実施目的の共有

エンゲージメントサーベイでは、従業員に質問に答えてもらう必要があるため、勤務時間中の数十分を費やします。そのため、あらかじめ目的を共有しておき、多くの従業員が自主的に質問に答えてくれるような状況を作り上げておきましょう。

 

・エンゲージメントサーベイにおける設問決定

エンゲージメントサーベイにおいて、従業員に回答してもらう質問を決めます。6章で詳しく解説しますが、自社で質問を作る方法と、外部委託する方法があります。

 

・エンゲージメントサーベイ実施

エンゲージメントサーベイを実施します。回答期間や注意点などは事前に周知しておきましょう。

 

・結果の分析、課題の明確化

会社全体もしくは部署ごとにエンゲージメントサーベイの結果を分析し、人事上の課題を明確にしていきます。

 

・課題解決のための人事施策決定

課題解決のための人事施策を決定します。いくつか課題があぶり出されるはずなので、早急に解決すべき重大な問題から手をつけるようにしましょう。

 

・施策の効果を図るための再度のエンゲージメントサーベイ

課題解決のための施策をやりっぱなしにせずに、効果があったかどうかを再度のエンゲージメントサーベイよりチェックすることが大切です。

施策の効果が見られないようであれば、別の施策を考える必要があります。施策を考え実施し効果を測定するといったPDCAを回しながら、少しずつ状況を改善していきましょう。

エンゲージメントサーベイの準備から課題解決までの代表的なステップについて紹介しました。

会社やチームによっては、上記ステップに加えてエンゲージメントサーベイの結果をより充実させるための工夫をしているところもあります。

上記ステップを基本軸として、自社に必要なステップがあれば追加したりなどしながら、より充実したエンゲージメントサーベイになるようなカスタマイズを検討してみても良いでしょう。

6.エンンゲージメントサーベイの具体的な実施方法

エンゲージメント向上施策に潜む7つの落とし⽳とは|社内施策を進める上でのポイントを徹底解説

エンゲージメントサーベイ実施においては、自社で従業員が回答するための質問表を作成する方法と、質問設定から分析、場合によってはコンサルまでを外部サービスに委託する方法があります。

両者の違いを簡単に比較してもらえるよう、メリット、デメリットを下記の表にまとめました。

実施方法

自社で質問表を作成する 

外部サービスを利用する

メリット

・自分の会社の風土や価値観に合わせた独自の質問を設定できる

・コストが少なくて済む

・これまで蓄積したノウハウを元に質問を厳選し、信ぴょう性の高い分析を出せる

・課題分析や人事施策設定までサポートしてくれることもある

デメリット

・自社で課題分析をしなければならない

・具体的な施策までつながりにくい

・コストがかかる

 それぞれの実施方法について詳しく解説していきます。      

6-1.自社で質問表を作成する

従業員のエンゲージメント度合いの測定やエンゲージメントに関わる課題を抽出するために、自社でオリジナルの質問表を作成する方法があります。

事前に会社全体もしくは部署ごとにどのような課題があるのかを予測した上で、自社に合った質問を作成してみましょう。質問例としては下記のようなものがあります。

1.仕事の上で、自分が何を期待されているかが分かっている

2.自分の仕事を正確に遂行するために必要な設備や資源を持って いる

3.仕事をする上で、自分の最も得意とすることを行う機会を毎日持っている

4.最近1週間で、良い仕事をしていることを褒められたり、認められたりした

5.上司または職場の誰かは、自分を一人の人間として気遣ってくれている

6.仕事上で、自分の成長を励ましてくれる人がいる

7.仕事上で、自分の意見が考慮されているように思われる

8.自分の会社の使命/目標は、自分の仕事を重要なものと感じさせ てくれる

9.自分の同僚は、質の高い仕事をすることに専念している

10.仕事上で、誰か最高の友人と呼べる人がいる

11.この半年の間に、職場の誰かが自分の進歩について、自分に話してくれた

12.この1年の間に、仕事上で学び、成長する機会を持った

参考:Gallup, 2017, “The Relationship Between Engagement at Work and Organizational Outcomes”

アメリカの調査会社であるギャラップ社は、30年以上のノウハウをもとに、従業員のエンゲージメントを調べるための最適な質問として、上記12個の質問を提示しました。

上記質問に対して完全に当てはまる(5点)、完全に当てはまらない(1点)として点数をつけてもらい、点数が低い項目に課題があると特定し、課題解決の施策につなげていくというものです。ぜひ、参考にしてみてください。

ただ、自社でオリジナルの質問表を作成したり、課題分析を行うことが難しいと感じる会社も多いでしょう。

そこで、次項では、エンゲージメントサーベイにおける質問設定から分析まで、外部委託できる具体的なサービスについて紹介します。

6-2.エンゲージメントサーベイの外部サービスを利用する

エンゲージメントサーベイを外部委託できるおすすめサービスを3つ紹介します。

下記3つの条件を満たすサービスのみを厳選しているため、どのサービスを選んでも会社の課題解決に大きく貢献してくれるはずです。

・実績と効果が提示されている

・従業員の負担が少ない

・レポートが分かりやすい

6-2-1.WEVOX

出典:WEVOX

 

WEVOXは、数十名のチームから数千名を超える大手企業まで、1,100社以上の実績を持つ人気のサービスです。

独自の質問表を利用し、課題抽出までスピーディーに提示、従業員のエンゲージメントを高めることをサポートしてくれます。

スマホなどあらゆるデバイスから3分程度で簡単に回答できるのも大きな魅力です!

WEVOXの特徴>

・設定した日時に質問を自動配布、あらゆるデバイスから回答できる手軽さ

・回答結果の自動集計から会社の課題点も自動で抽出

・課題特定後の改善策の実施や効果測定までをサポートするプランも用意

・カスタムサーベイ機能で自分の会社に合わせた質問を設定できる

<料金プラン>

プラン

1ヶ月の無料トライアル

Basic plan

Professional plan

初期費用

0円

0円

 

月額費用

0円

300円/

要相談

特徴

要問い合わせ

・エンゲージメントサーベイの実施、集計、分析

・カスタムサーベイ機能

basic planの機能に加えて、数値の分析、解決策や施策の実施をサポート

 

<こんな会社におすすめ>

・エンゲージメントのみに注目したサービスを利用したい

・初期費用がかからないサービスを探している

・課題の明確化まででなく、解決策や施策の実施までサポートしてもらいたい

【運営会社】

株式会社アトラエ (英文社名 Atrae,Inc.

【公式サイト】

https://wevox.io/

6-2-2.モチベーションクラウド

出典:モチベーションクラウド

モチベーションクラウドは、5,020社、116万人のデータベースをもとに組織状態を診断し、組織改善に活用できるサービスです。

エンゲージメントスコアにおいては他社スコアとも比較できるため、課題が一目瞭然!さらに、課題解決のためのPDCAまでサポートしてくれる頼もしいサービスです。

<モチベーションクラウドの特徴>

・エンゲージメントをスコアとして客観的に表示

・エンゲージメントスコアに対して他社平均との比較や部門ごとの比較、半年前との比較などが可能

・職場の課題の現状把握から改善を行うためのPDCAまでサポート

・改善項目に絞ったサーベイを実施することで、改善チェックが簡単に行える

<料金プラン>

利用人数やプラン内容によって異なるため、問い合わせが必要

<こんな会社におすすめ>

・エンゲージメントサーベイを行った後の具体的な数値目標設定までしてほしい

・エンゲージメントを向上させるためのアクションプランの提示をしてほしい

・施策が上手くいっているかをこまめにチェックしたい

【運営会社】

株式会社リンクアンドモチベーション(Link and Motivation Inc.

【公式サイト】

https://www.motivation-cloud.com/

6-2-3.ラフールサーベイ

出典:lafool

 ラフールサーベイは3000社以上の社員18万人以上のデータをベースに、組織エンゲージメント、メンタルヘルス、衛生環境、ハラスメントリスク、離職リスクなども含めた包括的な診断を行ってくれるサービスです。

直感的なグラフや数値などのレポートが見やすく、会社のどこに課題があるのかが、誰が見てもハッキリと分かるのが大きな魅力です。

<ライフサーベイの特徴>

・組織エンゲージメントだけでなく、メンタルヘルスを含めた人事上の様々な課題を明らかにする

・直感的なグラフや数値で分かりやすく課題を明確化

・調査、分析、課題特定までサポート

<料金プラン>

プラン

トライアルプラン

スタンダードプラン

プレミアムプラン

初期費用

0円

10万円

10万円

月額費用

0円

200円/

400円/

特徴

・月1で行うショートサーベイと年2回のスタンダードサーベイ

・月1で行うショートサーベイと年2回のスタンダードサーベイ

・分析、課題特定、レポート提出

・スタンダードプランのサービスに加え、医師の面接費用保証や電話カウンセリング、コーチングアプリなどを追加したプラン

<こんな会社におすすめ>

・従業員に質問に答える手間をかけさせるのであれば、エンゲージメントを含めた人事上の課題について幅広く知りたい

・グラフなどを利用した直感的に理解しやすいレポート提示を望んでいる

【運営会社】

株式会社ラフール (英 lafool Inc.

【公式サイト】

https://survey.lafool.jp/

 7.エンゲージメントサーベイを行う際に押さえておくべき4つの注意点

エンゲージメントサーベイを行う際に押さえておくべき4つの注意点があります。

・エンゲージメントサーベイを行う目的を従業員と共有しておく

・匿名で回答できるようにする

・従業員の負担にならないよう注意する

・定期的に行うようにする

 「注意点を意識せずに実施したために、エンゲージメントサーベイが形骸化してしまった」など失敗につながってしまうケースもあるので、しっかり確認しておきましょう!

7-1.エンゲージメントサーベイを行う目的を従業員と共有しておく

エンゲージメントサーベイは、従業員の質問への回答率が低い場合には正しい結果が出ないことがあるので、事前に目的を共有して従業員の回答への協力を得ておきましょう

 「とりあえず質問に回答してください」と言われた場合と「働きやすい会社にするために行うので回答してください」と言われた場合では、後者の方が回答率が高くなることは容易に想像できるでしょう。

7-2.匿名で回答できるようにする

 従業員の率直な意見を聞くために、質問には匿名で回答できるように配慮しましょう。

自分の名前を明記しなければならない場合、回答によって不利益を被ることを恐れ、波風の立たない回答に終始してしまう従業員もいるかもしれません。

それでは、本当の課題を洗い出すことはできず、エンゲージメントサーベイ自体が形骸化してしまいます。

なるべく匿名で回答できるようにし、併せて従業員の不利益にならないことも事前に周知してくと良いでしょう。

7-3.従業員の負担にならないよう注意する

 エンゲージメントサーベイが従業員の負担になってしまっては、職場環境を改善するどころか悪化してしまうので注意が必要です。

そのため、エンゲージメントサーベイを実施する際には、質問を厳選したり、チェックのみで回答できるようにするなど、なるべく短時間で回答できるような工夫をしましょう。

7-4.定期的に行うようにする

 エンゲージメントサーベイは1度行っただけでは大きな成果を得ることは難しいでしょう。課題を明確化し、人事施策を行って効果をチェックするといったPDCAサイクルを繰り返し回していくことが大切です。

そのため、人事施策の効果チェックのために、エンゲージメントサーベイは定期的に行うようにしてください。

また、たとえ課題解決がスムーズに行われたとしても、会社の状況や求められる労働環境は今後も目まぐるしく変わっていくと予測されます。

そのため、従業員の変化を感じ取るためにも、少なくとも1年くらいのスパンでエンゲージメントサーベイを定期的に行うことをおすすめします。

8.まとめ

エンゲージメントサーベイとは、従業員の「エンゲージメント」を「調査」することです。少し具体的に言うと従業員が会社や商品に対してどれくらい愛着心を持っているかを調査することです。

エンゲージメント(engagement)は直訳すると「契約」や「婚約」という意味がありますが、ビジネスにおいては主に「従業員の会社や商品への愛着心」「従業員が所属する会社に貢献したいという気持ち」という意味で使われています。

エンゲージメントサーベイを実施することで、職場の課題解決につながったり、エンゲージメントを向上させることを通して最終的には会社の生産性向上につながったりするため、多くの会社が取り入れ始めています。

本記事では、下記のような項目で、エンゲージメントサーベイの全てについて徹底的に解説しました。

エンゲージメントサーベイとは?

従業員満足度とエンゲージメントの違い

エンゲージメントサーベイを実施する効果とは?

エンゲージメントサーベイ実施から課題解決までの具体的ステップ

エンゲージメントサーベイの実施方法(おすすめサービス含む)

エンゲージメントサーベイを行う際に押さえておくべき注意点

エンゲージメントサーベイを実施することで、職場の課題が改善し、離職率低下や会社の生産性向上などの大きな成果が出ることを祈っています。

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