エンゲージメントを高めるための具体的方法と成功した企業の施策例

5.エンゲージを高めることに成功した会社の具体例

ここからは、エンゲージメントを高めることに成功した会社の具体例について紹介していきます。

エンゲージメントを高めるために行った具体的な施策や施策による効果についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.株式会社LIFULL

 

出典:https://lifull.com/

株式会社LIFULLは、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S(ライフル ホームズ)」の運営など、不動産情報サービス事業を主に手がけています。

エンゲージメントを高めることに従事する前は、従業員のモチベーションが低下していて、業績も会社自体も危機的状況に陥っていました。

ビジョンの共有ができていなかったために「何のために仕事をしているのか」を確認できないまま、足元の数字のみを追っている状況が続いていたのです。

そこで、従業員のエンゲージメントを調査することを通して、会社の課題を抽出し、上司から部下へのビジョンの発信一人一人の従業員に責任ある役割を担ってもらうなど数々の施策を打ち出しました。

また、1on1ミーティングを実施したりなど、コミュニケーションを活性化させ、少しずつ信頼関係を構築していくことができました。

その結果、エンゲージメントが向上して会社に一体感が生まれ、業績もアップし、売上昨対300%の目標を達成しています。

<エンゲージメントを高める前の課題>
・チームの連携ができておらず、ビジョンを共有できていなかった
・足元の数字を追うばかりで従業員のモチベーション低下に悩んでいた
・会社を離れようと考える社員がいた

<具体的施策>
・こまめにビジョンを発信して従業員としっかり共有していく
・従業員一人一人に部署を横断する役割を与えて従業員の主体性を育む
1on1ミーティングでコミュニケーションを活性化 

<エンゲージメントを高めたことによる効果>
・売上昨対300%の目標を達成
・従業員の自主性を育めた
・社内のコミュニケーションが活性化した
・仕事が楽しくなり退職のことを考えなくなった

参考:モチベーションクラウド、導入事例

5-2.株式会社エイチームブライズ

出典:https://brides.a-tm.co.jp/

結婚式場予約サイト『ハナユメ』や、プロに式場探しを相談できる実店舗『ハナユメウエディングデスク』など結婚式関連の情報を提供する事業を展開する株式会社エイチームブライズ。

式場探しを相談できる実店舗『ハナユメウエディングデスク』は、全国11箇所に店舗展開をし、約80名のアドバイザーを抱えていましたが、多くの従業員を採用してもすぐに退職してしまうという状況に陥っていました。

従業員の入れ替わりが多く、現場では新人育成に関する疲弊売上の停滞が起こってしまっていました。また、現場からは仕事に関することですら周囲に聞きにくいといったコミュニケーションの問題も上がっていたのです。

そこで、従業員のエンゲージメントを調査し課題分析を行ったところ、各店舗の店長の中に自主的に会社を発展させていく意識が欠けていたということが分かりました。

自主的に環境を変えていけるという意識を育むため、教育チームを立ち上げて研修を実施。さらに、エンゲージメント調査のPDCAを店長自らが回す方針に変更。

このような施策が功を奏し、退職率の改善、売上右肩上がりという結果をもたらしました。退職率が改善したことで、採用にかかる費用を設備環境に投資できるようになり、エンゲージメントがさらに向上

従業員からも「働きやすくなった」「仕事が楽しくなった」という声が上がっています。

<エンゲージメントを高める前の課題>
・早期退職する従業員が頻発
・組織施策を実施したものの結果につながらずそのままにしていた
・新人の育成に手が回らない状態だった 

<具体的施策>
・教育チームを立ち上げて研修を実施
・マネジメント層だけでなく店長を含めた現場のスタッフ達がPDCAを回す方針に変更 

<エンゲージメントを高めたことによる効果>
・退職率が大幅に改善、売上は右肩上がりに
・社員の自主性を高めることができた
・従業員が意見交換しやすい環境に変化した

参考:モチベーションクラウド、導入事例

5-3.株式会社スマートエデュケーション

出典:http://www.smarteducation.jp/

スマートフォン向けの知育アプリを展開する株式会社スマートエデュケーション。保育カリキュラムの提供など子供達の可能性を広げるべくその他色々な事業にも携わっています。

創業から10名の従業員が辞めたこと個人主義のみで成り立っている会社の形態を鑑みて、組織運営をもっとよくできるのではないかと考え、エンゲージメント調査を取り入れることを決めました。

エンゲージメント調査を実施し、「仕事仲間との関係」という項目と、「理念/戦略/事業」という2項目を特に意識して改善することに決定。具体的には、任意参加の業務以外でのコミュニケーション1on1ミーティングの強化に力を入れるように。

一連の調査や分析、アクションを通して、目標だったエンゲージメントスコア80点以上を達成働きやすく一体感のある会社に近づいてきています

<エンゲージメントを高める前の課題>
・創業してから退職した者がいた
・個人主義だけでなくチーム主義も取り入れるべきではと考えた 

<具体的施策>
・任意参加の業務以外でのコミュニケーション
1on1の強化
・会社の行動方針の浸透の強化 

<エンゲージメントを高めたことによる効果>
・エンゲージメントのスコアで80点以上を達成
・従業員が家族などに「自分たちの会社は良い会社」と言えるような状態を目指すという次の目標ができた

参考:WEVOX 導入事例

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6.エンゲージメントは正しく測定していきましょう!

ここからは、従業員のエンゲージメントを正しく測る方法について解説していきます。

エンゲージメント向上のためには、まずは、3章で解説したことを意識することが大切です。

ただ、従業員のエンゲージメント向上のためには、会社ごとの課題を明確化できるエンゲージメントサーベイを実施し、施策につなげることが効果的と言われています。

エンゲージメントサーベイでは、従業員にいくつかの質問を答えてもらうことによって、会社に対する愛着心の度合いを測ることを通し、会社が抱えている人事上の課題を明確にすることができます。

そこで、本章では、エンゲージメントサーベイの準備から課題解決までの流れや具体的実施方法について紹介していきます。

6-1.エンゲージメントサーベイの準備から課題解決までの流れ

<エンゲージメントサーベイの実施ステップ例>

・エンゲージメントサーベイ実施目的の共有
エンゲージメントサーベイでは、従業員に質問に答えてもらう必要があるため、勤務時間中の数十分を費やします。そのため、あらかじめ目的を共有しておき、多くの従業員が自主的に質問に答えてくれるような状況を作り上げておきましょう。 

・エンゲージメントサーベイにおける設問決定
エンゲージメントサーベイにおいて、従業員に回答してもらう質問を決めます。次項で詳しく解説しますが、自社で質問を作る方法と、外部委託する方法があります。 

・エンゲージメントサーベイ実施
エンゲージメントサーベイを実施します。回答期間や注意点などは事前に周知しておきましょう。 

・結果の分析、課題の明確化
会社全体もしくは部署ごとにエンゲージメントサーベイの結果を分析し、人事上の課題を明確にしていきます。 

・課題解決のための人事施策決定
課題解決のための人事施策を決定します。いくつか課題があぶり出されるはずなので、早急に解決すべき重大な問題から手をつけるようにしましょう。 

・施策の効果を図るための再度のエンゲージメントサーベイ
課題解決のための施策をやりっぱなしにせずに、効果があったかどうかを再度のエンゲージメントサーベイよりチェックすることが大切です。
施策の効果が見られないようであれば、別の施策を考える必要があります。施策を考え実施し効果を測定するといったPDCAを回しながら、少しずつ状況を改善していきましょう。

エンゲージメントサーベイの準備から課題解決までの代表的なステップについて紹介しました。

次に、エンゲージメントサーベイの具体的実施方法について2通りの方法を解説していきます。

6-2.エンゲージメントサーベイの具体的実施方法

エンゲージメントサーベイ実施においては、自社で従業員が回答するための質問表を作成する方法と、質問設定から分析、場合によってはコンサルまでを外部サービスに委託する方法があります。

両者の違いを簡単に比較してもらえるよう、メリット、デメリットを下記の表にまとめました。

実施方法

自社で質問表を作成する

外部サービスを利用する

メリット

・自分の会社の風土や価値観に合わせた独自の質問を設定できる
・コストが少なくて済む

・これまで蓄積したノウハウを元に質問を厳選し、信ぴょう性の高い分析を出せる
・課題分析や人事施策設定までサポートしてくれることもある

デメリット

・自社で課題分析をしなければならない
・具体的な施策までつながりにくい

・コストがかかる

自社で質問表を作成すれば、自分の会社の風土や価値観に合わせた独自の質問を設定できて、コストも少なくて済むというメリットがあります。

ただ、課題分析を行うことや具体的施策までつなげるのが難しいと感じる会社も多いでしょう。

外部サービスを利用すれば、コストはかかりますが、これまでのノウハウを生かした質問設定をしてもらえ、さらに課題分析や人事施策までサポートしてくれることもあります。

どちらの方法にもメリットとデメリットがあるので、自分の会社に合う方法を選択しましょう。

「エンゲージメントサーベイ」について詳しくは、下記の記事を参考にしてみてください。

エンゲージメントサーベイ実施のためのおすすめ外部サービスの紹介エンゲージメントサーベイを行う際の注意点などについても詳しく解説しています。

エンゲージメントサーベイとは?効果や具体的な実施ステップを解説! 

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まとめ

本記事では下記事項について解説しました。

エンゲージメントを高める具体的なメリット
エンゲージメントを高める具体的な方法やアクション
エンゲージメント向上を妨げる要因
エンゲージメント向上に成功した具体的企業例

エンゲージメントを高めることは、会社の生産性向上離職率低下のような会社にとって大きなメリットにつながることが実証されています。そのため、多くの会社でエンゲージメント向上のための施策を行なっています。

本記事で紹介しているエンゲージメントを高める具体的な方法は下記の5つです。

・会社のビジョン、ミッションを従業員と共有する
・社内コミュニケーションを活性化させる
・従業員の成長をサポートする環境を作る
・ワークライフバランスやストレスケアの推進
PDCAを回して職場の人事課題を解決していく

自社に欠けているものがあるかどうかをチェックし、欠けているものがあれば、記事中の「具体的な施策」の箇所を参考に改善策を考えてみてくださいね。

本記事を参考に、エンゲージメントを高める施策を実行し、人事問題解決や会社の生産性向上などの大きな成果につながることを祈っています。

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