フリーライダー問題の具体例と組織を改善するための5つの対処法

フリーライダー3つの具体例

フリーライダー社員について、3つの具体例からご紹介します。

1.自分の仕事をしない

2.他の社員の成果を奪う

3.他の社員に負担を強いる

仕事をせずに周囲に迷惑をかける、企業にとって厄介な存在だということがわかると思います。

1.自分の仕事をしない

与えられた仕事をせず、怠けているのはフリーライダーの可能性が高いといえます。与えられた最低限の仕事には手をつけるものの、自分から進んで仕事を貰おうとはしません。あわよくば、自分の仕事を他の社員に肩代わりしてもらおうとします。

単にやる気がないだけでなく、業務の遂行能力が低いことも原因として考えられます。

2.他の社員の成果を奪う

周囲の社員の成果を横取りし、自分の成果にしようとするフリーライダーのタイプも存在します。普段は仕事をしませんが、たまに成果が出たときには自分の手柄だと強く主張します。反対に、仕事でミスが発覚した場合は自分に責任がないことをアピールします。

上司など、人事考課に関わるポジションの人に対して、自分をよく見せることに慣れているのです。

3.他の社員に負担を強いる

フリーライダーは必要以上に仕事を振られることを嫌います。そのため、自分に面倒な仕事が降りかかりそうになると、何かと否定的な意見を発して回避しようとするのです。その分、周囲の社員の負担が増えることになります。

仕事を押し付けられた社員は残業が増えるなど、コンディションの低下が懸念されます。

フリーライダーが生まれる理由

そもそも、なぜフリーライダーが生まれてしまうのでしょうか? 

フリーライダーが生まれるのには、過去と現代における働き方や雇用形態の違いが考えられます。

1.終身雇用制の終了

2.労働環境の変化

上記の2つがフリーライダーを生まれやすくしている原因といえます。

1.終身雇用制の終了

終身雇用制が機能していた高度経済成長の時代は労働人口も多く、周囲の社員たちが協力し、フリーライダー化させないためにコストをかけて教育することができました。また、一つの企業で定年まで働く風土ができており、真面目に勤務していれば次第に昇進する仕組みがあったため、フリーライダーが生まれにくい環境が整っていたのです。

しかし、成果主義が導入され雇用形態も幅広くなった現在、転職が当たり前になり、社員同士の関係性は以前よりも希薄になりました。即戦力が求められる時代において、フリーライダーをきちんと教育し、人材として活用することが難しくなっているのです。

2.労働環境の変化

非正規雇用の拡大などによる雇用形態の変化も、フリーライダーの増加に影響しています。非正規雇用は正規雇用と比べて安定性が薄く、突然仕事を失う可能性があるからです。従来のように真面目に働き続けることで、安定した将来像を見据えるのが難しくなったのです。

また、正規雇用でも企業の経営不振などによって、いつ職を失うかわからない不安が、労働への意欲を削いでしまうことも否定できません。その結果、労働に対して意欲を持てないフリーライダーが多く生まれるようになりました。

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まとめ

フリーライダーは働かずして他の社員に依存し、報酬だけを受け取ろうとする社員のことでした。

以下のような特徴を持っています。

・自分の仕事をしない

・他の社員の成果を奪う

・他の社員に負担を強いる

フリーライダー は仕事をしないだけではなく、放置しておくと周囲の社員まで労働意欲をなくし、フリーライダー化する危険性があります。

フリーライダーへの対策としては、評価制度の見直しや社員教育、定期的な面談が効果的です。結果だけでなくプロセスも大事にする企業風土を作り上げることで、フリーライダーでいづらいと感じさせる環境づくりが大切だといえます。

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