働きがいのある会社に共通した4つの特徴と働きがい向上9アクション


.働きがいのある会社2事例

ここでは、世界の働きがいのある会社を調査しているGPTW社のアワード【2019年版 日本における「働きがいのある会社」ランキング145社(480社参加)】で表彰された上位ランクされた2社を事例として紹介します。

セールスフォースドットコム

  • 従業員数:35,000人
  • 問題点:ワークスタイルの自由化により、働き方改革はすでに完了していた。働きがいに焦点を当て、社員がやりがいを感じられる職場にしたい。
  • 施策:Ohanaグループの活動
  • 取り組みポイント:
    社員を中心に構成されたOhanaグループによる「世界をよくするミッション」に取り組んだ。Ohanaは、ハワイ語で家族。セールスフォースでは、世界全体を自分の家族として捉え、話し合い・認め合い・許し合い・愛し合うというOhana(家族)の考え方を、世界規模に広げ、起きている社会問題を自分のこととして解決する取り組みをしています。

    <Ohana取組み例>
    1)性的指向や性自認に対して平等な扱いを求める「Outforce」活動
    外部講師を招いて講演会とパネルディスカッション。その際、社内にいる同問題を持つ人も積極参加した。偏見の原因となる「無意識の偏見」に関する社内勉強会等を定期的に実施しています。セクシュアル・マイノリティのパレードイベント「東京レインボープライド」に参加し、社内でもレインボーカラーのお菓子を配り、お祝いをしている。

    そのほかにも
    2)障がいのある方やその家族を支援する「Abilityforce」活動
    3)サステナビリティを推進する「Earthforce」活動
    4)女性活躍推進を支援する「Women’sNetwork」活動
    5) 1)〜4)メンバーを応援する社員「Ally(アライ=支援者)」活動

    など夢の実現に向けて、社員一丸となって意見交換や啓蒙活動をしています。

  • 結果:
    上記のような多様性のある活動を企業ぐるみで支援したことにより、社員の一人ひとりが
    「普段、自分が考えていたこと」
    「社会に対してモヤっとしていたこと」
    などを会社員のまま仕事を通じて解決していけることを理解し、よりイノベーティブで熱意のある仕事ができるようになった結果、今回、大企業部門として「働きがい」のある会社として1位を獲得した。
    【参照:セールスフォース 会社概要
    【参照:Ohana

    ②サイボウズ

    • 従業員数:516名
    • 問題点:激務のため、人が次々と辞めていく。当時、100人以下の会社で30人が辞めていくという事態。
    • 施策:新・働き方宣言制度
      モチベーション維持のための制度を多数採用した
    • 取り組みポイント
      テーマ「100人いれば、100通りの人事制度」
      社長・経営陣が、会社に残っている社員に一人ひとり話を聞いて行った結果、100人いたら100人の働く理由があることがわかり、一律に「やる気」を求めても意味がないことを理解した。思いっきり働きたい人と、ほどほどに働きたい人が求めるモチベーションは違う。そこで、多数の社員の働き方に対応できる制度を多彩に採用することに決定しました。

      例>
      1)長い育休制度
      最大6年間もの育休が、制度として取れます。これにより、今まで結婚や子育てで退職を余儀なくされていた女性社員を引き止めることに成功しました。また、早くから在宅での仕事も許可しました。制度として、申請義務があります。

      2)ワークスタイルの自由化
      リモート・在宅・時短などを採用し、働きかたへの選択肢を増やし、作業効率をあげることにシフトしています。これらは上司への申請義務があります。

      3)ウルトラワーク制度
      生産性や効率だけ重要視するウルトラワーク制度を採用。約束事は「生産性を下げない」「連絡が取れる」の2点だけ、それ以外はどのような働き方をしていても自由という、今まである自社の制度に当てはまらないものは、全てウルトラワークに入ります。

      例えば
      ・検査がある場合、その前後に落ち着いた場所で仕事したい
      ・子供の親子行事の前後に近所のカフェで業務をこなす
      ・深夜、自宅で海外のクライアントとWEB会議をする
      ・激しい腰痛のため、通勤ラッシュ時を避けた時間に出勤

      など、個人の生活で起きる大小様々な事情に合わせ、柔軟に働き方を選択できる方法です。申請には前日の夕方までに報告があればいいだけなので、気兼ねなくウルトラワークに入れます。

    • 結果:
      2005年度には28%あった離職率が、2018年には4%台まで下がっています。サイボウズの制度は、一般的な企業の基準と照らし合わせると、企業が個人を縛る要素がはるかに少ないため、非常に「会社に気兼ねなく辞めやすい会社」とも言えます。

      辞めようと思えば簡単に辞めることができる会社。しかし、その結果、離職率は下がり、やる気のある社員とそこそこ働きたい社員が共存しつつ、違いに納得のいく形で仕事をしながら、企業目標を着々と達成しています。2019年度、中小企業部門で「働きがい」のある会社2位を獲得しました。
      【参照:チームのことだけ、考えた。サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか


    まとめ

    いかがでしたでしょうか。働きがいについて以下のようにまとめました。

    1.「働きがい」とはどういうものか
    2.働きがいが上がると得られる4大メリット
    3.働きがいのある会社に共通した4つの特徴
    4.働きがいを高めるために企業ができる9アクション
    5.働きがいのある会社2事例

    自社の社員が働きがいを持って働いてくれるかを含め、働きがいに対する理解が深まったかと思います。また、具体的な対応策ですぐできるものも紹介しましたので、働きがいに関してマネジメントを検討しているならば、ぜひ、取り入れていただきたいと思います。

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