風通しの良い職場とは?職場の風通しを良くする6施策と4事例を紹介

4.風通しの良い職場づくりの4つの事例

すでに風通しの良い職場づくりに成功している4つの事例もご紹介します。

どの企業も「あれもこれも」と一度に取り入れるのではなく、ひとつの施策をしっかりと行うことで成果を挙げていることに注目してください。

4-1.ヤフー株式会社(1on1ミーティング)

ヤフーの社内施策として有名なのが、1on1ミーティングです。ヤフーが行なっている「1on1」は「週に130分間、場所を確保し、部下の話を聞く」というシンプルなもので、あくまでも部下のためのミーティングとして行われています。

1on1」を行うベースとなるコンセプトとして、①「経験学習」というスキームの導入 ②社員の才能と情熱を解き放つことを挙げており、1on1を受ける部下自身がまだ気づいていない潜在力を引き出すために行うとしています。

1on1を導入する際に「そんな時間は捻出できない」「部下の愚痴を聞くはけ口で終わりそう」などの声が上がったようですが、外部の専門家にアドバイスを受けつつカリキュラムをヤフーに合うものにブラッシュアップしたり、管理職が行う1on1のスキルやフォーマットに磨きをかけていき、徐々に文化として浸透させることに成功しました。

4-2.ヤマハ発動機株式会社(社内報)

ヤマハ発動機株式会社は、2016年1月から社内報のイメージを大きくリニューアルしました。

リニューアルした社内報『Reves(レヴズ)』は、社員がバックに入れて家に持ち帰りやすく、読みやすくするという狙いからコンパクトなB5サイズを採用しています。

フルカラーで写真やインタビューを多く盛り込んでおり、従来の社内報のイメージではありません。

よくある社内報は、経営者クラスからのメッセージや製品紹介、決算発表など無難なコンテンツで占められているものですが、

Reves』の場合、例えば職人たちの物語、社史をブランドの視点からとらえ直したブランドストーリーなど、古参の社員だけでなく若手社員の興味や関心を引くコンテンツを盛り込んで作られています。

この社内報のリニューアルによって、社内報の閲読率は年々増加し、2018年には84.8%となっています。(社内アンケートの結果)

実際の『Reves(レヴズ)』の紙面はこちらで確認できます。ヤマハ発動機社内報Revs[レヴズ]- Yamaha Motor Co., Ltd.

4-3.ライフネット生命保険株式会社(相互理解・関係性の可視化)

ライフネット生命保険株式会社は、「社内の信頼関係強化」を目的として、1人ひとりの仕事の貢献を可視化する『Unipos』というwebサービスを活用しています。

専門性の高い業務のため、職場でのコミュニケーションが、時に1人ひとりの内に閉じてしまうことがあったというライフネット社。

どんな仕事をしているかを互いがもっと知り合うことで、オープンなコミュニケーションが促進され、もともとあった「信頼の文化」を更に強固にすることができるのではと、

社員同士が日々の仕事の感謝をオープンに送り合う『Unipos』を導入したそうです。

閉じた環境での感謝のし合いの可視化はずっと必要だと感じていたんですよね。

私が以前にいたお客さまの保険の申し込みの審査を行う部署では、すべての審査が終わらないと退勤ができない。

だから誰かが会議で離席して進められなかった分はほかのメンバーが補うなど、チーム作業が日常となっていました。こうしたチームワークに対する感謝を、相手にはもちろん、もっと社内にも日常的に表せるようにしたかったんです。

ライフネットジャーナルオンラインより

詳しい活用事例はこちらで確認できます。→社内に溢れる「ありがとう」をリアルタイムに可視化ー信頼の文化がより一層強まった

4-4.日本マイクロソフト株式会社(フリーアドレス制度)

日本マイクロソフト(株)が取り入れているのは、フリーアドレス制度です。

契機となったのは、20112月の本社移転です。それまでは、部署ごとに各人のデスクがパーテーションで区切られているような日本企業によくある座席の配置がされており、コミュニケーションの範囲は限られている状態でした。

品川に本社移転後は、フリーアドレス制度を取り入れ、本社で働く約2500人のうちの60%は自分のデスクを持たず、好きな場所で業務を行なっています。

フリーアドレス制度を取り入れたことで、部署や上下関係の壁を超えたコミニュケーションが可能になり、以前よりもコミュニケーションが活発に行われるようになりました。

2011年3月の東日本大震災発生をきっかけにしてテレワークも推進されるようになり、さらに自由度の高い働き方を実現しています。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。デメリットは一部ありつつも、風通しの良い職場をつくるメリットの方がずっと大きいこと、ご理解いただけたのではないでしょうか。

できることからでもいいので取り入れて、会社の成長を左右する風通しの良い職場へと、一歩ずつ近づいていきたいものですね。

最後に、風通しの良い職場づくりのための6つの施策を復習しておきましょう。

1.サンクスメッセージを送り合う

2.上司と部下で1on1ミーティングを行う

3.メンター制度、ブラザーシスター制度は新入社員の早期離職防止になる

4.フリーアドレス制度を導入

5.定期的に社内イベントを開催する

6.ウェルカムランチ開催も効果的

ご自身の職場に合ったもので始めやすいものから、まずは初めの一歩を踏み出していってくださいね。

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