マトリックス組織とは?プロジェクト型組織との違い、導入企業例、メリット・デメリットを解説!

マトリックス組織の導入事例

トヨタ自動車

2016年にトヨタ自動車がマトリックス組織を導入したことは大きな話題となりました。というのは、企業規模が大きくなればなるほど、途中からマトリックス組織を導入するのは難しく、大きな混乱を招きかねないからです。

具体的には、先進国向けを「第1トヨタ」、新興国向けを「第2トヨタ」などとターゲットエリアごとの4つのビジネスユニットを縦軸に、技術開発本部、生産管理本部、経理本部などの職能別部門を横軸としたマトリックス組織を形成しました。

これは、市場エリアを絞ってその地域ごとのマネジメントを行うことを目的とし、その経営戦略の対策として複数軸の管理に適したマトリックス組織が選択されていると言えます。

マトリックス組織の形成により、今まで以上にローカル市場の動向をつぶさに把握し、各地域に特化した販売戦略を強化していきたいというトヨタ自動車の意向が読み取れます。

村田製作所

電子部品のメーカーである村田製作所は、コンデンサーや圧電部品といった「製品」を縦軸に、調合や成形などの「製造工程」を横軸にしたマトリックス組織を構成したうえで、「本社機能」スタッフがこれを横断するかたちで間接業務を請け負っていることから、「3次元マトリックス組織」と呼ばれることがあります

これは事業部制組織に効率的な連携を導入し、類似工程のコスト削減を行い、業務重複の無駄をなくすことを可能としています。

まとめ

最後にマトリックス組織のメリットとデメリットについて再確認しておきましょう。

マトリックス組織のメリット

・限られた経営資源を全社的に分かち合える

・複数の組織形態を組み合わせているため柔軟な対応が可能

・管理が複雑化するグローバル展開に有効

マトリックス組織のデメリット

・指揮命令系統に混乱が生じやすい

マトリックス組織は、多角的な経営を行う企業やグローバル展開をする企業に向いていると言われていますが、メリットとデメリットをよく踏まえた上で、自社に合うかどうかをご判断ください。

この記事がお役に立てば幸いです。

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