モンスター社員5タイプの見分け方とタイプ別モンスター社員の対処法


1.モンスター社員の3大特徴

モンスター社員には明確な定義がありません。1990年代後半にできた「モンスターペアレント」という単語から派生したもので、理不尽な要求を自己中心的に振りかざす人物に対して「モンスター◯◯という表現をします。親だとモンスターペアレント、病院内の患者さんならモンスター・ペイシェント、今回は、社内の人物なので「モンスター社員」です。

モンスター社員は、職場に不利益を与える人のことですが、具体的には

●     社会人としてのモラルが低く、ルールを無視する人
●     平気で嘘をつき、良心や倫理観が欠如している人
●     ハラスメント行為をする人
●     常に周りとトラブルを起こす人
●     虚言や自慢話で周囲を振り回す人

など、言動が一般常識・社会常識と極端にかけ離れた迷惑行為をする社員を総じてモンスター社員と呼びます。モンスター社員には以下の大きな3つの特徴があります。

特徴強引に自分の主張を押し通す

自分の主張ややりたいことを病的に押し通そうとし、絶対に引きません。
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  • 企業ビルに入っているスターバックスのマイボトルを別の店に持参して、スターバックスと同じように満タンにして欲しいと主張。「うちはスタバじゃないから」と店が断ると「スターバックスではしてくれた」と譲らず、後ろに数十人の列が出来ても店側がやってくれるまで押し問答を繰り返す。
  • 電車の遅延でタクシーに乗って出社。交通費として経理に伝票を出してタクシー代金の請求をする。規則ではないからと断ると「会社に来るための費用だから交通費なはずだ」と自分の主張を曲げないで何時間でも主張をする。もちろん、上司が諌めても意見は曲げない

特徴相手を過剰に攻撃する

自分の考えや意見が通らない・自分が想定した通りに物事が進まないと、自分を蔑ろにされたと感じ、その気持ちが恨みへと変化しやすい傾向があります。具体的な行動としては、特定人物への過剰な攻撃になります。本人の気が済むまでやめませんが、非常に執拗で、長引く傾向があります。
例>

  • 意見を汲んでくれなかった上司や社員へのクレームなどを上層部へ密告する。例えば、特徴でタクシー代金を断られた経理担当と、諌めた上司のクレームを、役員クラスなどに報告しに行きます
  • 自分が気に入らない態度や対応をした人が嫌がるような言動を繰り返しする
  • ネットなどに、自分の気に入らない人の悪口や中傷などを書き込む行為など
  • 気に入らない人にのみ悪い態度をしますので、ターゲットにされた人は精神的な苦痛を味わいます。同時に、周囲の人間も嫌な気持ちになるため職場の空気が悪くなります

特徴自分がすべて正しいと思い込んでいる

なぜか、自分の考えだけが絶対的に正しいと思い込む傾向があります。
例>

  • 自分のやり方以外での仕事を絶対に認めない。部下である場合は自分のやり方でやるまで何回でもやり直しをさせる(例え、結果が同じでも)
  • 自分の正しいと思うやり方以外でやると激昂し、怒鳴り散らすなどの行為をする。度を超えているので、パワーハラスメントなどに発展するケースがある。

これらの、モンスター社員がとる行動には「その言動の目的が職務内容とは一切関係ない」という性質があります。

モンスター社員がいる職場の問題は、モンスター社員の言動による直接被害以外にも、社内に明らかに上記のような特徴のある人がいたとしても、同じ職場にいる人間に対して「あいつはモンスター社員だ」と断定することに心理的な抵抗があるため、被害に合いながらも手出しができないまま黙っていることが多くなり、さらにモンスター社員がモンスター化していく傾向があることです。

相手が実際に「モンスター社員であるか・否か」で、こちらの取るべき態度は変わりますから、判断材料として上記の3特徴のうち、1つ以上が当てはまればモンスター社員として、対応方法を見直してみる必要があります。

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