モチベーションを上げる具体的方法9つ|リーダーが部下へできること


4.モチベーションを高めやすい組織・仕組みをつくるために

特に仕事のモチベーションを高めるためには一人だけで頑張るより、一緒に働く仲間とともに高めあうほうが効果的なことはすでに述べました。
モチベーションを高めるために自分でできること・皆で参加できること・それらを促す仕組みづくりについて、ここでは簡単に紹介します。

4-1. モチベーションの上がる組織・仕組みづくりをする

モチベーションは日本語では「(誰かがほかの誰かに対して)動機づけをする」という使われ方も多くあるようです。
しかしこれまで見てきたように、仕事におけるモチベーションのあり方は「自発的に目標を定めて自分の意思で行動する」内発的モチベーションを主軸としたほうが効果が上がり持続するといえるでしょう。

第三者から「飴と鞭」を与えられるだけ、すなわち「あからさまなご褒美(または罰)が与えられるから、それを行う」という外発的要因だけでは、モチベーションは持続しません。

例えば、本人の創意工夫や努力が正当に評価されて賞与がアップしたなら、仕事への意欲はさらに高まるでしょう。賞与が理由なく与えられたからではなく、自分で考え、仕事の意義を理解し、頑張った結果を報われ称賛されたことによりモチベーションが上がると考えられます。
しかし、仕事の意義もわからないまま、ただ命令通りに何かをやる、単純作業を延々と続ける、などの場合はモチベーションが上がらず、またその仕事で給料をある程度満足できる額がもらえたとしても、結果的には持続することが難しくなるようです。

「本来モチベーションは、第三者の都合で強制的に行使されるのではなく、個人の自発的行動を引き起こすためのものである」ことを上司も部下もよく認識し、そのうえでお互いに関わり合い、モチベーションをアップさせ維持するために職場(組織)全体で「仕組み」をつくることが必要です。

4-2. 自分と向き合い、他者へ称賛と感謝を

仕事の内的モチベーションを上げるためには、仕事の意義を考えましょう。自分はなぜこの仕事をしているのか、この仕事はどのように社会に役立っているのか。そうすることで新たにやるべきことや重要なことが見えてきます。
なぜその仕事をしたいと思ったのか振り返り、自分自身が満足しているのか、不満があるならどうすべきかを考えます。
例えば、自分自身を見つめなおすために座禅に挑戦したり、マインドフルネスを体験するのもよいでしょう。

また、一緒に仕事をする人たちとコミュニケーションをとり、感謝しあうことで、さまざまな問題が見えると同時に解決策も見えてきます。
これまでに述べてきたように、オープンにコミュニケーションが取れる環境をつくり、努力の形が見えるシステムをつくることが肝要です。
例えば、社内チャットなどのコミュニケーションツールで皆に見える形で感謝を送りあい、ポイントを貯めるシステムを導入する方法があります。上記で見てきたように「(他者からの)感謝」「称賛」はモチベーションを上げることにおおいに効果があります。

4-3. 楽しく取り組める仕組みを社内でつくる

ほかには、社内全体で「残業時間を削減する」「長く健康に勤められるよう、運動や禁煙をする」などの目標をたて、達成されたならば社内通貨で報酬が支払われる制度などがあります。この社内通貨で社員食堂での健康ランチが食べられる、マッサージサービスの利用ができる、有給休暇に交換できる、などの方法を取り入れている企業もあります。

単純に「ご褒美がもらえる」のではなく、仕事のための合理的な目標に対して努力した結果の報酬であること、全員で共有できること、目標が可視化されていること、できれば楽しみながら積極的に参加できることが重要です。
個々の満足度も上がり、仕事の効率化への創意工夫の原動力にもなります。

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