オフィス音楽は仕事の効率化になる!具体的な効果や導入方法を全解説

3.オフィス音楽を導入した企業の導入事例

社員にとってメリットが多いオフィス音楽ですが、実際に導入した企業はどのようなメリットを感じているのでしょうか?ここでは、オフィス音楽を実際に導入した事例を3つご紹介します。

3-1.日本ハムビジネスエキスパート

「日本ハムビジネスエキスパート」では大阪のオフィスでは既にオフィス音楽が導入しており、東京の事業所でも福利厚生を整えるという観点から導入を決意をしたそう。

導入による仕事効率化について数値化は難しいものの、「キーボード操作の音が気にならなくなった」「流れている音楽が会話のネタになり、コミュニケーションが活発になった」などの変化がみられたようです。

3ヶ月単位で流す音楽の内容を変更しており、始業前には「ラジオ体操」を、午前中は落ち着きのある音楽を意識して選ぶなど、働きやすさやタイムマネジメントも考慮してオフィス音楽の選定をしている様子から、すっかりオフィス音楽が定着しているのが伺えます。

 

参考

「オフィスに音楽」効果はどう? 導入企業の担当者に話を聞いてみた

3-2.アマゾンジャパン株式会社

オフィス音楽を導入する前はオフィス内の音漏れについて社員からの不満が多く、騒音に関する改善要求は各部署から届いている状況だったそうです。

そこで、マスキング効果が高いBGMを導入したところ、オープンスペースや会議室間、集中スペースで「うるさい」といったクレームがなくなりオフィス環境の改善を実現。

エントランスやカフェではリラックスできるBGM、パーティー時には盛り上がるBGMをと設備さえあればTPOに応じて自由に使い分けができるところも魅力に感じているとのことでした。

 

参考

オフィスのデザイン性と機能性を保つ音環境

3-3.三菱重工株式会社

オフィス移転に伴い、自分たちが働きやすいオフィスとはどんな環境なのか意見を出し合っていたところ「音楽があるオフィス」を前向きに検討することになったそうです。

「まずはやってみよう」という思いからカフェエリアのみに導入したところ、無音のときよりも話やすくなりコミュニケーションが円滑に取れるように。職場の環境が良くなりアウトプットの質が向上、最終的には業務の効率化に繋がればいいなと感じているとのことです。

現在は執務エリアにも導入しており、毎週金曜日の身の周りを整理整頓する「SSタイム」には「ロッキーのテーマ」を選曲。この音楽なら誰もが忘れず取り組めるという意図があり「気づきを与える」という面でもオフィス音楽は一役買ってくれるという意見もありました。

 

参考

導入事例:菱重工株式会社様

 

4.導入前に知っておきたい!オフィス音楽のデメリットは?

実際にオフィス音楽を導入した企業からもメリットを感じる声が多いオフィス音楽ですが、デメリットとしてはどのようなことが考えられるのでしょうか。

4-1.選曲に不満が出やすい

和信化学工業株式会社がサマースクールにて「職場と音楽」に関するアンケートを実施したところ、オフィス音楽否定派の理由として「選曲による不満」が8割を占めていることが分かりました。

そもそも音楽はジャンルが広く、年齢層や性別によっても好みが大きく分かれます。とくに、幅広い世代の人が一緒に仕事をしている企業では全員の意見を取り入れることは難しく、どうしても下記のような不満が生まれやすくなります。

【オフィス音楽の選曲による不満】

・好みのジャンルではないから、聞きたくない

・アップテンポの曲が苦手

・もっと多ジャンルの音楽を流してほしい

・集中したいときに聞きたくない音楽が流れると気が散ってしまう

後ほどご紹介しますが、このような不満を払拭するためにオフィスに適した音楽のみを集めたチャンネルを設けている配信会社があります。

また、社内の雰囲気や社員からの声をヒントに適した選曲をしてくれるコンシェルジュサービスもあるため、第三者の目線で不満の少ない選曲をする手段を利用すれば選曲に関する不満は少なくなるでしょう。

4-2.エリアに合う音楽を選択しないとイメージダウンになる可能性が

最近の企業は「受付」「会議室」「従業員エリア」「歓談エリア」など、業務内容や利用目的によりエリア分けをしていることが多いです。

全エリアに同じオフィス音楽を流すと、企業イメージと異なる印象を与えてしまう可能性があるため注意しなければなりません。例えば、従業員エリアでは集中力をアップさせる音楽を流していても、受付や会議室では来客への印象を念頭に置いた選曲をする必要があります。

「エリアごとに音楽を分けたり企業イメージを意識した選曲をしたりしている時間はないかも」と不安を感じていても、心配ありません。

オフィス音楽は従業員が選曲をする方法だけでなく、BGMコンシェルジュに選曲してもらう方法やエリアに合う音楽を提案してもらう方法があるため、エリアに合う音楽を選定しなければならないという知識さえあればイメージダウンを招くことはないでしょう。

 

ここまで、オフィス音楽の特徴やメリット、デメリットをまとめて紹介してきました。ここまでの情報をまとめると下記のようになります。

オフィス音楽音楽は仕事の効率化につながる!

 

主な効果は次の3

1)リラックス効果:ストレスを軽減させ気持ちよく仕事ができる環境になる

2)マスキング効果:電話の声、雑談の声などが聞こえにくくなり、仕事に集中できる

3)集中力アップ:そもそもBGMは集中力を高める音楽として普及した背景がある

 

実際に導入してみた企業もメリットを感じている

◎無音のときより会話がしやすくなり、社内コミュニケーションが活発化した

◎オフィス音楽のマスキング効果で、会議室間の騒音問題やキーボードのタッチオンなど社員かたの不満が軽減

◎「何をするべきか」という気づきの部分においても、オフィス音楽が一役買っている

◎シーンに合わせてBGMを変えることで、雰囲気を変えて楽しめるようになった

 

デメリットをしては

1)オフィス音楽否定派の8割は選曲に対する不満

2)オフィスのエリアにマッチする音楽を使用しないとイメージダウンにつながることがある

→オフィス音楽の導入方法でカバーできる

 

上記のような検証からも「オフィス音楽は導入してみる価値がある!」と言えるでしょう。ここからは、実際に導入するときに知っておきたい導入方法や注意点などをご紹介してきます。

 

5.【おすすめ順】オフィス音楽の導入方法一覧

オフィス音楽を導入する方法として、下記の4つの方法があります。

それぞれどのような特徴があるのか「おすすめ順」に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.オフィス音楽に特化した会社と契約をする

オフィス音楽導入後の効果を重視したい場合は、オフィス音楽に特化したサービスを提供している会社と契約をするのがおすすめです。

たた単に、BGMを流すのではなく「集中力をアップさせたい」「社内の雰囲気をよくしたい」「マスキング効果のあるBGMを流したい」など悩みに合わせた音楽を提供してくれます。

中にはオフィス音楽を選定するコンシェルジュサービスを用意している会社もあり、悩み、職種や年齢層に合わせた音楽を選定、提案してくれるため、わざわざ自分たちでBGMを選定する必要がありません。

この方法のデメリットとしては、他の方法より費用がかかること、導入方法によっては機材の設置や購入が必要となることが挙げられます。

そのため、本腰を入れてオフィス環境を整えたい場合や競合他社に劣らない魅力的な職場環境にしたい場合に選んでみてください。

 

次の章「オフィス音楽の導入時に利用したいサービス5選」でもおすすめのサービスを紹介しています。

5-2.ストリーミング音楽配信サービス利用する

ストリーミング音楽配信とは、インターネット経由で音楽を提供し自由に再生できるサービスです。

パソコンやスマートフォンなどから再生しBluetooth機能やスピーカーで拡散すれば、充分オフィス音楽として使えます。

11曲ダウンロードする必要がなく1日中音楽を流したままにできるところがメリット。

再生時間、プレイリストを自由に作れる機能や、おすすめの楽曲を教えてくれる機能を兼ね備えたサービスもありアイディア次第で幅広く活用できます。

ほとんどのサービスが月額制となっており、比較的ローコストで導入できるところも魅力的です。

デメリットとしては、インターネット環境がなければ再生されないため、電波が不安定になると突然途切れることがあるため安定した音楽再生ができるとは限らないところです。

また、ランダム再生だとオフィスに合う音楽が流れるとは限らない、プレイリストを作ろうとすると手間がかかるなど、再生される音楽にこだわることがなかなか難しい方法だと言えるでしょう。

 

【ここに注意!】

LINE MUSIC」や「Spotify」、「Apple MUSIC」「YouTube」などもストリーミングサービスではありますが、利用規約に記載されているように個人利用を目的としているので公共の場での利用はおすすめできません。

 

次の章の「オフィス音楽の導入時に利用したいサービス5選」で紹介しているような、店舗オフィス向けに許可を得ているサービスから選ぶようにしましょう。

5-3.音楽中心のラジオを流す

コストや手間をかけずにオフィス音楽を導入したい場合には、音楽番組を中心としたラジオを流すことも一つの方法です。

ラジオの電波を受信できる電子機器さえあれば導入できるため、手軽さが大きな魅力。しかし、ラジオ番組には限りがあり、社内の雰囲気や好みの音楽に合わせることが難しい場合が多いです。

また、ラジオも電波状況が不安定だと途切れてしまうので、音の質や安定感は低いと考えておいたほうがいいでしょう。

5-4.CDやダウンロードした音楽を流す

ダウンロードした音楽やCDを流すのも一つの方法ではありますが、オフィス音楽に向いていると言えない側面のほうが多いです。CDの再生時間は長くても2時間前後のものが多く、繰り返し再生することで聞き飽きてしまうという現象が起こります。

だからといって、わざわざCDを入れ替えに来たり定期的に購入したりするのは継続できるとは言い難いです。

また、後ほど詳しく説明しますが購入する音楽には著作権があり、公の場で流せる音楽には限りがあります。選曲の幅がぐんと減ってしまうため、オフィスのイメージに合うものを探すだけでも時間と労力を要するでしょう。

【オフィスでのヘッドホンは他社員のストレスになることが】

オフィス音楽の取り入れ方として、一人一人がヘッドホンをして好きな音楽を聴きながら仕事をするスタイルもあります。

 

好きな音楽を聞きながら仕事をができるので集中力が上がるという意見がありますが、「ヘッドホンをしていると話しかけにくい」「電話に気付いてもらえない」「周囲に目を向けられていない」など、他社員のストレスとなっていることが多いようです。

 

どのようなオフィス環境を重視するのかにもよりますが、社員間のコミュニケーション向上や誰もが居心地のいいオフィスを目指すなら、オフィス音楽の導入方法としてふさわしくないでしょう。

従業員エンゲージメント向上施策に潜む7つの落とし⽳とは|社内施策を進める上でのポイントを徹底解説

6.オフィス音楽の導入時に選びたいサービス5

オフィス音楽の力を最大限に生かすには、社内の雰囲気に合わせた曲の選定やイメージ作りが欠かせません。ここからは、すぐに検討できるおすすめのオフィス音楽サービスをご紹介します。

6-1.費用対効果を重視!オフィス音楽を提供している会社

「オフィス音楽を導入した後の効果を実感したい」「悩みに合わせてベストな選曲をしてもらいたい」など、プロに任せることで費用対効果をアップさせたい場合は、「オフィス向けのBGM」に特化したサービスを提供している会社と契約するのがおすすめです。

6-1-1.USENSound Design for OFFICE

オフィス音楽に力を入れているUSENは、500を超える多種多様なチャンネルのうち「Sound Design for OFFICE」と名付けたオフィス向けの111チャンネルを用意しています。

「集中力アップ」「リフレッシュ」「リラックス」「気づき」という4つをテーマにチャンネルが選べるようになっており、オフィスの雰囲気や書くエリアにマッチするBGMをセレクトできるところが特徴です。

4つのプランから価格、要望に合わせて選択でき「Green(EZ)コース」では、BGMコーディネーターがオフィスの雰囲気や悩みに合う選曲をしてくれます。

カレンダー機能を使えばチャイムやコメントを流すこともでき、職場環境の改善を視野に入れた使い方も可能性です。

公式サイト:https://sound-design.usen.com/function/

6-1-2.グラムスラム

「グラムスラム」は、音の力を使い顧客満足度向上や売り上げアップをサポートするサービスを展開しています。

オフィスの悩みに合わせたBGMの選定や周波数や音量、空間を意識した音響設計、マスキング効果の高いBGMの提供など、今抱えている悩みを解決する方法を提案してもらえるところがポイント。

悩みや理想的なオフィスのイメージをヒアリングした後に専門的な知識を用いて解決策を提示してくれるため、費用対効果を重視したい場合や、オフィスの移転などをきっかけにオフィス音楽を再検討したい場合におすすめです。

 

公式サイト:https://www.glam-slam.jp/

BGMの選曲、作成(約150曲)

75,000円~

マスキング効果のあるオフィス音楽環境

問い合わせ

心地いい音空間設計(サウンド設計費、スピーカー2台、施工含む)

210,000円~

 

6-2.手軽に導入するなら!業務用のストリーミングサービスを利用

「まずはローコストでスタートしたい」「施工費などをかけず手軽に導入したい」など、オフィス音楽を試しに導入してみたい場合は、ストリーミングサービスがおすすめです。

最近では、オフィスや商業施設、飲食店など業務用のBGMに特化したサービスが増えてきているので、ぜひ参考にしてみてください。

6-2-1.FaRaoPRO

「FaRaoPRO」は、オフィスや店舗向けBGMに特化した楽曲を提供しているサービスです。ジャズやクラシックを含む約400曲が揃っており、オフィスの雰囲気に合わせて選択できます。

「午前中はリラックスできるヒーリングミュージック、昼にはアナウンスを入れたい」など1日の流れに合わせてオフィス音楽を有効活用できるよう、タイマー機能が備わっているところが特徴。

オフィス音楽の管理が面倒な場合には、チャンネル設定やコントロールの代理管理が依頼できるオプションも用意されています。

 

公式サイト:https://www.b-answer.com/lp1/

初期費用

16,500円((税込)

月額費用

3,300円((税込・2年契約)

楽曲数

400

便利な機能

タイマー機能、アナウンス機能

利用方法

契約後アプリをダウンロード

 

6-2-2.OTORAKU

「OTORAKU」は、USENが提供している楽曲提供サービスです。

USENならではの多種多様な楽曲が揃っており、950万曲以上から選択できるようになっています。「曲数が多くて選ぶのが大変」という場合には、BGMのプロが作った600以上のもプレイリストを流すことも可能。

また、androidタブレットのレンタルがセットになったプランもあり機材投資を最小限に抑えて、オフィス音楽を導入することができます。

 

公式サイト:https://otoraku.jp/

初期費用

0円

月額費用

3,780円((税抜)

※+520(税抜)でandroidタブレットレンタル

楽曲数

950万曲

便利な機能

タイマー機能、ラジオ機能、プレイリスト機能

利用方法

契約後アプリをダウンロード

 

6-2-3.モンスター・チャンネル

こちらも、店舗向けのBG提供サービスです。初期費用が0円、月額費用が2,000円以下と導入費、ランニングコスト共に抑えたい場合におすすめです。

楽曲数が1,000曲以上と豊富で、著作権侵害にならない音楽から自由に選択できるようになっています。時間帯や業務内容に合う音楽を再生できるよう「再生スケジュール機能」が備わっており、イメージに合わない音楽が流れることを防止することが可能です。

 

公式サイト:https://monstar.ch/lp/standard/

初期費用

0円

月額費用

1,880円((税抜)

楽曲数

1,000

便利な機能

再生スケジュール機能

利用方法

契約後アプリをダウンロード

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