1on1のデメリット8つとは?導入すべきかの判断ポイントも解説

3 1on1を導入すべきか?判断のポイント

1on1には多くのデメリットとともにメリットもあることがわかりましたね。

では最後に、あなたの職場では1on1を導入すべきかを判断する際に、何をポイントにすればいいのかを解説します。
以下の3点に着目して、導入を検討してください。

3-1 事前準備ができるか

まず1on1を導入する前には、会社や職場全体で以下のような事前準備をすることが必須です。

◾️1on1の意義や進め方について、全体に周知する(研修やセミナーなど)
◾️メンターとなる上司に、進め方を理解させる(研修など)
◾️面談前のアジェンダ作成から面談内容の記録、面談後のフィードバックまでのフロー作成

これをせずに取り組んでも、1on1の成果は期待できずムダになってしまいます。
そこで、これらの準備に時間と工数とコストをかける余裕があるかをまず検討してください。

ちなみに、外部講師による1on1ミーティングの費用の一例を挙げると、

◎2〜3時間の研修:15,000/一人当たり
◎6時間の研修:30,000円前後/一人当たり

程度で受講できるものもあります。
また、無料でお試し受講できるセミナーも開催されていますので、管理部門の担当者が参加してみて検討するのもいいでしょう。

3-2 上司は部下の話を「傾聴」できるか

繰り返しになりますが、1on1では上司が部下に一方的に指示をしたり考えを押し付けたり、ましてや説教するなどはすべて逆効果です。
上司にはまず部下の話をよく聞く、いわゆる「傾聴」の姿勢が求められるのです。

が、これができずにどうしても意見してしまったり、「それは◯◯だよ」と断定、評価してしまったりする上司も多いものです。
そのために、上司にコーチング研修を受けさせる企業もあります

自社の社風や体質では、この「傾聴」ができる上司がいるか、できない者には教育する素地があるか、場合によっては教育コストを割くことができるかも検討のポイントになるでしょう。

3-3 定期的・頻回に行えるか

1on1ではミーティングを1回〜月1回の頻度で行う必要があります。
「忙しいからちょくちょくキャンセルになる」「できるときにだけする」というルーズな運用では効果が出ません。

ですので、通常業務を圧迫しない範囲で、「毎週30分ずつ」「毎月1時間ずつ」といった頻度で定期的にミーティングをする時間を捻出できるのかを見極めてください。
特にメンターとなる上司は、メンバーの人数分ミーティングをしなければなりません。
時間と工数の負担が大きくならないよう、「月1回、30分」という最低限の回数・時間に抑える、メンターを分担するなどの工夫が必要です。

1on1のために昼休みをつぶす、残業するなどの無理が生じるようであれば、モチベーションが下がってしまいます。
無理なく実施できる環境であるか、シミュレーションしてみてください。

4 まとめ

いかがでしたか?
1on1にはデメリットとメリットの両面があることを理解してもらえたかと思います。

では最後に、もう一度記事を振り返ってみましょう。

◾️1on18つのデメリットは、
1)上司・部下ともに時間と工数を取られる
2)効果が出るまで時間がかかる
3)上司のコミュニケーションスキルによって効果が左右される
4)上司と部下の相性によって逆効果にもなり得る
5)やり方が悪いと逆に上司と部下の信頼関係が損なわれる
6)雑談で終わるなど形骸化してしまう
7)効果が数値にあらわれにくい
8)場合によっては社内周知や研修なども必要になる

◾️1on18つのメリットは、
1)上司と部下の信頼関係が深まる
2)部下やチームが抱えている課題を把握・解決できる
3)上司のマネジンメントに関してフィードバックを得られる
4)部下それぞれに合ったキャリア開発を支援できる
5)部下や職場全体のモチベーションが向上する
6)部下の成長・自立が促される
7)離職率の低下・定着率の向上につながる
8)評価に対して納得度が増す

◾️1on1を導入すべきかどうかの判断のポイントは、
1)事前準備ができるか
2)上司は部下の話を「傾聴」できるか
3)定期的・頻回に行えるか

これを踏まえて、あなたが1on1を実施するかどうか、正しく判断できるよう願っています。

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