人事制度の評価が不満な人は62%!不満ランキングTOP10と対策

4. 人事制度の不満へ対処する際の注意点

最後に「人事制度の不満へ対処する際の注意点」2つ、お伝えしたいと思います。

4-1. 一部のモンスター社員(クレーマー)に振り回されない

1つめは「一部のモンスター社員(クレーマー)に振り回されない」ことです。

人事制度を構築する上で、従業員の「真の声」に耳を傾けることは非常に重要です。しかしながら、中には「不満を言うこと自体が目的」になっているモンスター社員が混ざっていることがあります。

大元をたどれば、人事制度の役割は「企業が目指す方向へ従業員をマネジメントすること」にあります。モンスター社員の不満に振り回されて、企業としての軸がブレては本末転倒です。

あくまで経営理念に基づいて、ときには企業としての姿勢を毅然と示すことも必要になります。

「真の声」と「モンスター社員の声」を正しく聞き分けることには、人事担当者としての高度なスキルが求められます。誤った判断をしないよう、丁寧なヒアリングを繰り返し十分な情報収集を行って、実態の把握に努めてください。

4-2. 大局的な視点で対応する(満足度上昇のみを目的としない)

2つめは「大局的な視点で対応する」ことです。より具体的にいえば「従業員の満足度上昇のみを目的としない」ということです。

人事制度には「アメとムチ」の一面があります。ごく端的にいえば、企業の業績に貢献した従業員は報酬が上がり、そうでない従業員は下がるという仕組みです。

組織にとってマイナスとなる不満は排除すべきですが、仮に従業員の満足度のみを追求する姿勢で人事制度を改革すれば、今度は業績とのバランスが取れなくなるリスクが出てきます。

常に経営方針と照らし合わせつつ、大局的な視点で組織の全体像を捉え、業績と従業員の満足度のバランスが最適化されるポイントを探っていきましょう。

■参考:従業員同士のポジティブフィードバックを生み出すピアボーナスとは?

5. まとめ

従業員が人事制度に抱く不満のうち、多いのは「評価制度」に対する不満です。【62.3%】が評価制度に対して不満を抱えているというデータがあります。

不満を放置したときに考えられるリスクは、以下の通りです。

不満の原因は、次の3つに大別されます。

原因別に、次の対策を行うことで、従業員の不満を軽減させることができます。

注意点として、 一部のモンスター社員(クレーマー)に振り回されないこと、大局的な視点で対応する(満足度上昇のみを目的としない)ことを心掛けてください。

人事制度の「不満の中身」に具体的に着目してみると、今までとは違った視点で、自社の人事制度を見つめなおすことができます。ぜひ、従業員の不満軽減を通して組織の生産性を高め、企業成長の原動力としていきましょう。

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