心理的安全性を高めるゲームとは?4つの効果と体験事例を解説!

3.心理的安全性を高めるゲームを紹介

心理的安全性を高めるゲームには、代表的な2種類のカードゲームがあります。

今回は、それらのゲームについて、ルールや費用を簡単にご紹介します。

3−1.心理的安全性ゲーム

「心理的安全性ゲーム」とは、「やっとむ」こと安井 力さんが開発したカードゲームです。4〜5人のチームで、心理的安全性についての理解を深めていきます。

《ゲームのルール》

1.「発言カード」と「オプションカード」を1人4枚ずつ配る

2.最初のメンバーが「平和を乱す役」になり、「状況カード」を1枚引く

3.平和を乱す役のメンバーは、引いた状況カードの内容を、実際の状況を想像しながらチームに口頭で報告する

※状況カードの例:「クレーム発生!この件誰が担当する?」「わからない 誰か教えて」

4.他のメンバーは、手持ちの発言カードとオプションカードの中から反応を選び、そのとおりに演技する

※発言カードの例:「一緒に考えよう」「わたしに言わないで」「(無視する)」

※オプションカードの例:「ほがらかに言う」「ため息をついてから言う」「相手の目を見て言う」

5.平和を乱す役のメンバーは、それぞれの反応に対して、自分がどう感じたかを述べる

6.今回の経験が、未来の自分の行動にどう影響しそうか考え、当てはまるボードの上に石を置く

※ボードの例:「失敗を共有できるようになる」「挑戦が増えるようにはならない」

7.この流れを繰り返し、全員が平和を乱す役を体験したら終了

ゲームを実施する際には、自分自身の心理的な反応をしっかり見つめるよう意識すると、さらに効果が高まります。

また、1〜7までの手順が一通り終了したら、振り返りの時間を設け、続けてもう一度チャレンジすることが推奨されています。

ゲームに使用するキットは、2,500円(+送料400円)で購入可能ですが、すべて自作する方法も。

さらに、やっとむさんによるバーチャルクラスルームも実施しています。その際の費用は、1名あたり22,000円(税込)です(※4〜5名での実施)。

参考:心理的安全性ゲームhttps://games.yattom.jp/safety

3−2.ベストチーム

さまざまなビジネスゲームを開発する、株式会社HEART QUAKE(ハートクエイク)の「ベストチーム」は、心理的安全性を知り、高めるゲームです。

各チームが一つの「企業」になりきって、業績拡大と人間関係のバランスをどのように保つかを考えていきます。

《ゲームのルール》

1.各チームに7枚の「行動カード」を配る

2.手元の行動カードから、最初にどのカードを集めるか、どのくらいのポイントが獲得できそうかなど、チーム内で作戦を練る【作戦タイム】

3.他のチームの所持しているカードを調査し、お互いが納得のいく交渉によりカードを交換して、必要枚数を集めていく【行動タイム】

4.必要枚数がそろうと、「得点カード」がもらえる

※得点カードには、業績ポイントと関係性ポイントの2種類が記載されており、得点がマイナスになる場合もある

5.行動タイムが終了したら、得点計算シートを用い、決算を行う【決算タイム】

6.2〜5をあと3回(3期分)繰り返し、戦略的にカードを集め、利益を伸ばしていく

7.全4期分の決算が完了したら、優勝チームを決定する

このゲームは、心理的安全性を高めることはもちろん、業績の拡大も目指すゲームとなっています。

「行動カード」は全部で22枚存在し、うち11枚には業績を上げる行動が書かれ、残り11枚には関係性を高める行動が書かれています。

そのため、業績にばかり意識が傾くと、関係性がないがしろになってしまうしくみです。

「ベストチーム」は、キットレンタル(社内講師型)の場合は最低5万円から、講師派遣の場合は最低15万円からとなっています。

参考:心理的安全性を知り、高めるゲーム型研修「ベストチーム」 | ゲームを用いた企業研修なら| 株式会社HEART QUAKEhttps://heart-quake.com/article.php?p=7265

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4.ゲームを実施した2社の企業事例と参加者の感想

先にご紹介した「心理的安全性ゲーム」と「ベストチーム」を実際に活用した、2社の企業事例を解説します。

併せて、参加者の感想もご紹介しますので参考にしてください。

4−1.キラメックス株式会社

オンラインスクールや転職支援サービスを運営するキラメックス株式会社では、社内勉強会において、やっとむさんの「心理的安全性ゲーム」を実施しました。

いつも一緒に仕事をしているメンバーでチームを組み、どのような発言が心理的安全性を保ち、高められるのかを学びました。

また、ゲーム終了後には、「心理的安全性が高いチームを目指すためにはどのような心がけが必要か」を一人ひとりが考え、付箋に書き出し振り返りをしています。

それぞれのチームでどのような振り返りをしたかを他のグループとも共有することで、組織全体の心理的安全性への意識を高められたようです。

参考:心理的安全性ゲームを行ってチーム力を高めました!! | キラメックス株式会社https://www.wantedly.com/companies/kiramex/post_articles/169719

参考:キラメックス株式会社 – KiRAMEXhttps://www.kiramex.com/

4−2.東京未来大学

東京未来大学(学校法人三幸学園)では、中途職員の割合が多く、多様な価値観が衝突することも多いといいます。

そこで、一人ひとりの日常の言動における気付きを得るため、職員総勢68名で「ベストチーム」を実施しました。

ゲームにおける自身の役割が、普段の業務や仕事のスタンスと密接に関係していたため、仕事に対する「強み」や「弱み」などの気付きを得られました。

また、チームとして仕事をするうえで、心理的安全性の観点から、自分自身の足りない点や改善したほうがよい点にも気づけたため、内省を深めるきっかけにしてほしいと述べています。

全体として、ゲームという体験型の研修で楽しみながら、アクティブに取り組めたようです。

参考:【導入事例】東京未来大学様で「ベストチーム」を導入いただきました | ゲームを用いた企業研修ならhttps://heart-quake.com/article.php?p=7864

4−3.【参考】参加者の感想

「心理的安全性ゲーム」に参加した、さまざまな企業の参加者の感想を、抜粋してご紹介します。

・チームでシチュエーションを想像して、どのように言われたらどう感じるのか、を話あいながら進めることができました。いままで意識はしていましたが、今回のゲームで改めて考えていこうと思いました。

・想像以上に議論が深まり、とても面白かったです。またただ遊ぶのではなく、そこから得た学びをメモし、仕事に活かす姿勢はとても勉強になりました。

・安心して言い合えるチームが自分にとっては安心できるチームなんだなと実感しました。

無視・他人事にされるのがかなり辛かったので、それが起きないようにするにはどうすれば良いか今後の課題としたいと思います。

・普段のコミュニケーションで良い方向に行くもいかないもは発言する側にもされる側にも原因があると思いました。今回はカードで発言することが限られていましたが、普段の生活では言葉は自分で選べることができるので、自分の周りの心理的安全性を高めるためにも普段から自分自身の発言には気を付けて、何をいうべきか言わないべきかを考えながら行動していきたいです。

参考:心理的安全性ゲーム 感想アンケート(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf6k8P6_hpZWDk3RrDZrr0iO7x9mvzMZDJflWZtE59BbiYmNQ/viewanalytics

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次ページ「ゲームを実施する際の3つの注意点」

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