心理的安全性とは?Googleが最重視するチームの生産性を高める必須要素について解説

3.心理的安全性を高める3つのメリット

心理的安全性を人材マネジメントに取り入れたいと考える企業が増えています。どのようなメリットがあるのでしょうか。

そのメリットは、大きく分けて3つあります。

イノベーションが促進される

問題解決がスピードアップする

組織が間違った方向へ進むのをくい止められる

順に解説します。

3-1.イノベーションが促進される

1つめのメリットは、イノベーションが促進されるという点です。

心理的安全性が高い職場では、斬新な意見を発信しやすくなります。「こんなことを言ったら、変に思われるのでは?」という不安がないので、一見奇抜に思えるようなアイデアも共有しやすくなるのです。

従来なら「前例がない」「コストがかかる」「実現できるわけがない」などと一蹴されていた意見も拾い上げることができるため、差別化された革新的な製品やサービスが生まれやすくなります。

3-2.問題解決がスピードアップする

2つめのメリットは、問題解決がスピードアップするという点です。

多くの人は「トラブルはできるだけ避けたい」という心理が働いて、問題に気付いても正面から向き合うことができません。時間が経過し、問題が大きくなってからようやく解決に乗り出すので、対応が後手に回りがちです。

心理的安全性が高い職場では、問題に気付いたらその場で声を挙げ、すぐに解決に向けて行動する従業員が増えます。

結果、問題解決のスピードがアップして、トラブルや変化に強い組織を作ることができるのです。

3-3.組織が間違った方向へ進むのをくい止められる

3つめのメリットは、組織が間違った方向へ進むのをくい止められるという点です。

組織とは、結束力が高いほど良いとも言い切れません。その結束力があだとなり調和を乱す異論は唱えづらくなって、組織が間違った方向へ突っ走ってしまうことがあります。

心理的安全性が高い職場では、各従業員は、自分の感じたままを発言できます。組織の空気感に抑圧されて、自分の意見を飲み込む必要はありません。

たとえ相手が自分の上司や企業のトップだったとしても、間違っていると思ったときには、率直に伝えることができる。それは、組織が間違った方向に進みそうになったときのブレーキ機能となります。

4.課題はマネージャーの負担増

心理的安全性は、組織力を高める上で大変メリットの多い概念です。しかしながら、心理的安全性の高い組織を作る上では、課題も存在します。

心理的安全性は、自然に高まることはありません。心理的安全性を高めるためには、マネジャー(チーム・リーダー)の在り方がカギを握ります。

マネジャーの態度、部下との接し方、コミュニケーションの量などが、チームの心理的安全性に直結するからです。

特に、心理的安全性が低いチームから高いチームへと変革していく時期においては、マネジャーの負担が増えるばかりで、心理的安全性を高める成果の手応えが、感じにくいかもしれません。

心理的安全性は、チーム内のコミュニケーションによって徐々に高まっていくものです。即効性を求めるのではなく、じっくり取り組む余裕が必要です。

次ページ「心理的安全性の高め方」

課題解決ノウハウをお届け

メールマガジン登録

学びを得られる、試してみたくなる、動きたくなる。 組織改革や人材育成に関するヒントが詰まった、管理職や人事のための無料メールマガジンです。

下記コンテンツ等をご用意しています

  • 具体的な心理的安全性を向上させる実践ワーク
  • メルマガ限定 最新イベント情報
  • 他社の取り組み特選事例