サンクスカードとは?企業が導入する目的やメリット、事例を紹介

5.Webやアプリでもサンクスカードは運用できる

紙で運用する負担を減らすため、Webやアプリでサンクスカードを導入する企業が増えてきています。

ここまでご説明してきたように、サンクスカードを紙で運用する方法は、導入自体は手軽ではあるものの、サンクスカードを書くこと・集計すること・共有することなどの観点から利便性が低く、定着しにくいと考えられるからです。

Webやアプリであれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、いつでもどこからでも利用できるため、サンクスカードに対するハードルをさらに低くできるでしょう。

Webやアプリでの運用に興味がある方には、「Unipos(ユニポス)」というサービスがおすすめです。

Unipos(ユニポス)では、インターネット上で従業員が感謝のメッセージを送りあえるだけでなく、ポイントを贈りあえたり、他のメンバー同士のメッセージに共感する「拍手ボタン」を押せたりと、利用を促進・定着させるための仕掛けが盛り込まれています。

また、投稿されるデータをもとに組織の現状をレポート化してくれるため、組織改善にも大いに役立つでしょう。

Unipos(ユニポス)についてのさらに詳しい説明は、こちらの記事をぜひご覧ください。

参考:サンクスカードアプリで社内の活性化を!導入ステップ、事例を紹介

6.サンクスカード導入事例

ここから、実際にサンクスカードを導入し、良い効果やメリットを組織にもたらすことができた3社の事例をご紹介します。

6−1.株式会社メルカリ

メルカリでは、前述したUnipos(ユニポス)のサービスを利用し、「mertip (メルチップ)」を運営しています。

メルチップとは、日常的に発生しているものの、見落とされやすい出来事に対して、気軽に感謝の気持ちを表せる仕組みです。

従業員同士でリアルタイムに感謝しあいながら、インセンティブとして一定の金額を贈り合うことができます。

メルカリでは、元々四半期ごとにサンクスカードを贈り合う文化がありましたが、より気軽に、リアルタイムで賞賛し合うためにメルチップを導入したそうです。

従業員の満足度が高いだけでなく、今まで見えにくかったメンバーの仕事ぶりにも目が届くようになり、組織にもプラスの効果がありました。

参考:贈りあえるピアボーナス(成果給)制度『mertip(メルチップ)』を導入しました。 | mercan (メルカン)(https://mercan.mercari.com/articles/2017-10-24-151523/)

6−2.ザ・リッツ・カールトン東京

ザ・リッツ・カールトン東京では、「ファーストクラス・カード」として、サンクスカードを導入しています。

繁忙期には、自分の業務だけではなく、例えばドアマンがベルボーイを手伝うなど、協力して業務をこなします。

リッツ・カールトンでは、そのような場面で、手伝ってもらった従業員から手伝ってくれた従業員に対してファーストクラス・カードを渡します。ファーストクラス・カードには「あなたはファーストクラス(最高)だ」という意味が込められており、モチベーションの向上につながっています。

そして、何より特徴的なのが、このファーストクラス・カードは人事考査でも参考資料になるという点です。

手伝ったことも、感謝したことも、人事考査にプラスとなるため、称賛文化の醸成がなされやすいといえるでしょう。

参考:社員同士で感謝を伝え合うザ・リッツ・カールトンのファーストクラスカード 離職率を減らす・改善する!社員のやる気を引き出す社内制度(https://www.president-school.com/ritzcarlton-appreciation/)

参考:褒める、励ますはリーダーだけの仕事か?――モチベーション向上の秘策(https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0710/11/news088_2.html)

6−3.日本航空株式会社(JAL)

日本航空では、称賛文化を醸成する目的で「Thanks card」を導入しています。

2006年4月に導入されたThanks cardは、定着に伴い従業員の喜びの声が至る所で聞こえるようになったといいます。日本航空の特徴は、「やらされ感」をなくすために業務命令はせず、あくまで趣旨に賛同してくれた部署に口コミで広げていったそうです。

カードを贈りあう条件もルール化せずに、一人ひとりが自由に仲間の行動に対して感謝の気持ちを伝えることで、組織の活性化が図られました。

従業員間の連帯感の醸成と良好なコミュニケーションを確保した事例といえます。

参考:褒める企業文化の醸成 | CSR情報 | JAL企業サイト(https://www.jal.com/ja/csr/iso/corporate_culture.html)

参考:手書きカードで現場が讃え合う、風土醸成の鍵は照れや押しつけ感の払拭(https://xtech.nikkei.com/it/article/JIREI/20080130/292399/)

7.サンクスカード導入で失敗しないコツ

最後に、サンクスカードの導入にあたり、失敗しないためのコツについてご説明します。

7−1.紙、Web両者に共通して言えるコツ

紙とWeb、どちらの運用であっても大切なのが、「気づいたらすぐに書く」ことです。

感謝する出来事が生じて長期間経ってからサンクスカードを書くのでは、サンクスカードを書く側も受け取る側も記憶が薄れ、せっかくの感謝の言葉に対する熱量は下がってしまうでしょう。

また、気づいたらすぐに書くという習慣がつかなければ、サンクスカード自体が定着しにくくなってしまいます。

サンクスカードを贈り合う従業員本人のためにも、組織のためにも、サンクスカードの「即時性」を意識することが欠かせません。

7−2.紙、Web個別で気をつけるべきこと

前述したとおり、紙で運用した場合、サンクスカードを書くこと・集計すること・共有することなどの観点から利便性が低く、途中で行き詰まる可能性があります。

特に、従業員数の多い企業は、必然的にサンクスカードの数が増えるため、集計に時間がかかり、運用側の負担も増えるでしょう。

そのような負担をできるだけ減らすために、サンクスカードの運用上の取り扱いを明確にしておくなど、混乱を生じさせない工夫が求められます。

一方、Webやアプリでサンクスカードを運用する場合には、そもそもどのようなサービスを利用するか、慎重に判断する必要があります。

単に便利だからというだけではなく、自社に適したサービスはどれか、費用対効果は問題ないかを考えてから導入しましょう。

少額のインセンティブが従業員の利用を後押しする「Unipos」の詳細はこちら

8.まとめ

今回の記事では、「サンクスカード」について、企業が導入する目的やメリット、導入事例などを中心にを解説しました。

改めて、記事の内容について振り返ってみましょう。

・サンクスカードとは、お互いに感謝の気持ちを伝え合う際に用いられるカード

・企業がサンクスカードを導入する目的や効果は、以下の2つ

 ・称賛文化の醸成

 ・部署や役職を超えたコミュニケーション

・企業がサンクスカードを導入するメリットは、以下の3つ

 ・従業員間のコミュニケーションが活性化する

 ・従業員のモチベーションが向上する

 ・人材定着を促進できる

・サンクスカードには、「苦手」「気持ち悪い」という声も一定数ある

・サンクスカードを運用する4つのステップは、以下のとおり

 ・集計日の設定

 ・目標枚数の設定

 ・組織内での共有

 ・制度の見直し

・サンクスカードを定着させるコツは、以下の2つ

 ・経営層やリーダー層から積極的に活用する

 ・従業員の負担を減らす工夫をする

・Webやアプリでもサンクスカードは運用可能

 ・クラウド型サンクスカード「Unipos(ユニポス)」

・サンクスカードの導入事例

 ・株式会社メルカリ

 ・ザ・リッツ・カールトン東京

 ・日本航空株式会社

・サンクスカード導入で失敗しないコツは、以下のとおり

 ・紙、Web両者に共通して言えるコツは、気づいたらすぐに書くこと

 ・紙の場合、負担を減らす・混乱を生じさせない工夫をすること

 ・Webやアプリの場合、導入するサービスを慎重に検討すること

この記事が、サンクスカード導入・定着の参考になれば幸いです。

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