【一部上場企業1000名意識調査】「企業と従業員の間のつながりの希薄化」が ジョブ型雇用への移行に伴う経営課題と判明

「会社から大切にされていない」と感じる従業員が2人に1人いる。

この度、ONE TEAM Labを運営するUnipos株式会社が、一部上場企業1,000名を対象に実施した「ジョブ型雇用への移行に伴う組織課題」に関する意識調査で明らかになった事実です。

そして経営者・事業責任者 、一般社員双方の立場から回答を得た本調査の結果から、

ジョブ型雇用への移行に伴い、経営者・責任者は「企業と従業員の間のつながりの希薄化」を危惧しているものの、

一般社員の2人に1人が既に「会社に大切にされていない」と感じていて、

会社に大切にされていると感じる瞬間は、報酬や福利厚生の改善よりも「仕事の貢献を認められたり、感謝されたりしたとき」

という、企業と従業員の意識のズレが明らかになりました。

コロナウイルスの感染拡大により企業・組織が厳しい局面に立たされている今、この危機を乗り越えるためには、これまで以上に経営と現場が信頼関係を強め、組織一丸となって立ち向かう必要があります。
 
誰もが不安を抱えるなか、共に働く一人ひとりが感謝し信頼し合う、そんな人と人同士のつながりを大切にすることが、この状況下でも前を向いて進む強い組織をつくり出す上で重要なのではないでしょうか。

大変な状況だからこそ、本当に良い組織、強い組織をつくるために組織課題と向き合いたい。

そう考えるすべての方に読んでいただきたい調査です。ぜひご覧ください。

「ジョブ型雇用への移行に伴う組織課題」に関する意識調査 サマリー

1.日本型雇用システムの再検討に向けた制度を整備(議論)し始めている経営者・事業責任者は72%

2.経営者・事業責任者が感じる『ジョブ型雇用への懸念ランキング』上位3位の共通点は、「企業と従業員の間のつながり(エンゲージメント)の希薄化」

3. 一般社員1032名中、53%が「会社に大切にされていない」と感じている。

4. 「会社に大切にされている瞬間」は、報酬や福利厚生の改善よりも、「成果を上げた仕事に感謝されたとき」「ちょっとした貢献を認められたとき」

▼調査概要:調査結果1,2対象

================================

調査名:「ジョブ型雇用への移行に伴う組織課題」に関するアンケート
期間:2020年2月27日(木)~29日(土)
方法:インターネットリサーチ
対象:全国の経営者・事業責任者309名(男性279名、女性30名)

================================

▼調査概要:調査結果3,4対象

================================

調査名:「ジョブ型雇用への移行に伴う組織課題」に関するアンケート
 期間:2020年2月27日(木)~28日(金)
 方法:インターネットリサーチ
 対象:全国の上場企業に勤務する20-59歳男女、1032名(男性516名、女性516名)

================================


調査結果1. 日本型雇用システムの再検討(ジョブ型雇用への移行)に向けた制度を整備(議論)し始めている経営者は72%(回答数:309)

2020年4月の同一労働同一賃金の施行に伴い、経営者・事業責任者へ『日本型雇用システムの再検討(ジョブ型雇用への移行)に向けた制度を整備(議論)し始めていますか』と聞いたところ、72%の経営者・事業責任者がすでに整備し始めていると回答しました。
また、『雇用システムの再検討に対して、社内から反対意見が出たり、整備が遅れたりしましたか(今後検討する場合は、こうした課題が発生すると思いますか)』という問いに対して、63%の経営者・事業責任者が「はい」と回答しました。

調査結果 2. 経営者・事業責任者の『ジョブ型雇用への懸念ランキング』第1位は「会社の良い企業風土が失われる」、第2位「契約内容(賃金)以外の貢献が減ってしまう」「会社の経営理念・ビジョンが浸透しづらくなる」(回答数:309)

『ジョブ型雇用へ移行すると、どのようなデメリットが生じると思いますか』と聞いたところ、最も回答が多かったのは「会社の良い企業風土や一体感が失われる」こと、

次いで「契約内容(賃金)以外の貢献が減ってしまう」こと、「会社の経営理念・ビジョンが浸透しづらくなる」という結果に。

「企業と従業員の間のつながり(エンゲージメント※)の希薄化」を懸念している経営者・事業責任者が多くいる事がわかりました。


調査結果 3. 一般社員を対象者とした調査では、2人に1人が「会社に大切にされていない」と感じている。(回答数:1032)

経営者・事業責任者がジョブ型雇用への移行にあたって懸念として挙げている「企業と個人の間のつながり」の現状を把握するため、一般社員1032名に対し会社との関係性を測る調査を行いました。

一般社員に『あなたは会社に「大切にされている」と感じますか』と質問したところ、2人1人にあたる53%が「会社に大切にされていないと感じている」ことが分かりました。


調査結果 4. 一般社員が『会社に大切にされていると感じる瞬間ランキング』、1位は「成果を上げた仕事に感謝されたとき」、2位「ちょっとした貢献を認められたとき」。待遇面より心理的充実を求めているという結果に(回答数:1032)

一般社員に対し『「会社に大切にされている」と感じるのはどのようなときですか』と質問したところ、最も多かった回答が、「成果を上げた仕事について感謝された時」次いで「ちょっとした貢献にも周囲から過程、努力などを認められた時」となり、「報酬や福利厚生、雇用条件が改善した時」を上回る結果となりました。

ジョブ型雇用への移行によって、企業と従業員の間のつながりが希薄化することが危惧されます。

今後、企業は優秀な人材を繫ぎ止めるためにも、従業員一人ひとりの貢献を見える化し、感謝したり認めたりする機会をつくることで、企業と従業員とのつながりを強化し、働きがい・エンゲージメントを高める努力がますます求められるのではないでしょうか。

 

※「エンゲージメント」とは

「『エンゲージメント(engagement)』は、『婚約、誓約、約束、契約』を意味する言葉です。ここから派生して、人事領域におけるエンゲージメントでは『個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合える関係』という意味合いで使われています。その根底には『個人の成長や働きがいを高めることは、組織価値を高める』『組織の成長が個人の成長や働きがいを高める』という考え方があります。

このように、企業と従業員の結びつきが強い状態を指して『エンゲージメントが高い』と表現されます。」
※出典元:「日本の人事部」https://jinjibu.jp/keyword/detl/176/

昨今「企業と従業員の間のつながり(エンゲージメント)」は、経営・人事とって生産性を高めるキーワードとなってきています。

しかしながら、2017年の米国の調査会社ギャラップ社の従業員エンゲージメント調査によると、日本企業は「熱意あふれる社員」の割合がわずか6%であり、139カ国中132位と最低ランクに近い順位であることがわかっています。

 

 

組織課題解決のノウハウをお届け メールマガジン登録はこちらから バナーを閉じる