GMOメディアが明かす「テレワークでの分断を防ぐ組織活性の仕掛け」とは(ウェビナーレポート)

・2020年12月10日開催

・タイトル:「【導入事例LIVE】 組織をひとつにする共創のリアル ーGMOメディアが実践する、Unipos起点の組織活性メソッドー」

・登壇:GMOメディア株式会社 コーポレート部 部長 柑本繁典氏、GMOメディア株式会社 コーポレート部 広報・IR 森島かおり氏、Fringe81株式会社 執行役員 兼 Uniposカンパニー社長 斉藤知明

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新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、私たちの日常にテレワークが定着しつつあります。これまで毎日顔を合わせていたメンバーと離れて働くことで、他部門・部署との連携不足や業務の見えづらさに課題を感じている人も多いのではないでしょうか。

そうしたコミュニケーションや業務可視化の課題にコロナ禍以前から取り組み、組織活性に成功しているのがGMOインターネットグループのGMOメディアです。

今回、12月10日にUniposウェビナー「【導入事例LIVE】 組織をひとつにする共創のリアル ーGMOメディアが実践する、Unipos起点の組織活性メソッドー」を開催。多様な個性を持つメンバーを抱え、コロナ禍においていち早く(2020年1月末より)テレワークに切り替えたGMOインターネットグループのGMOメディアにて、複数のチームを巻き込みながら『コミュニケーション活性施策』を推進してきたコーポレート部の柑本氏と森島氏をお招きし、テレワーク中も部門の壁を越えた組織活性を仕掛けるポイントをお話いただきました。

多様な個性を持つ人材を1つにまとめる「GMOイズム」と「スピリットベンチャー宣言」

GMOメディアはGMOインターネットグループの企業で、特にインターネットにおけるメディア事業領域を担っています。パートナー(従業員)は連結で175名。エンジニアやデザイナー、ディレクターといったクリエイターが67.8%と多く、営業系やカスタマーサポート、管理系などのその他パートナー(GMOメディアでは従業員のことをパートナーと呼ぶ)が32.2%という割合です。クリエイターが約7割を占めるメディア企業は珍しく、同社の特徴といえます。

また、2000年の創業以来、GMOインターネットグループの中で統合を繰り返し拡大してきた歴史を持っており、それ故に個性豊かな人材が多く集まっているといいます。

そうした人材を1つにまとめる役目を果たしているのが、GMOインターネットグループが大切にしている「GMOイズム」と「スピリットベンチャー宣言」です。GMOイズムとは、GMOインターネットグループのビジョンや経営マインド、組織理論ノウハウ、心構えなどをまとめたもの。そして「スピリットベンチャー宣言」はGMOインターネットグループの夢やフィロソフィーを体系立てて明文化したものです。

「GMOインターネットグループでは、スピリットベンチャー宣言を月に1回以上、全パートナーが唱和しています」(柑本氏)

さらにGMOメディアとしても「For your Smile, with Internet.」という企業理念を掲げています。「you」とはサービスの利用者やパートナー、株主、取引先など同社に関わるすべての人を指し、インターネットを通じてそうした人々に「smile」を届けたいという思いが込められているといいます。

社内アンケートの声をきっかけにUniposを導入

多様な人材の集合体でありながら、テレワーク下でも決してばらばらになることなく、一丸となって協力し合う体制を築いているGMOメディア。そのための土台作りを行っているのが、柑本氏と森島氏が所属するコーポレート部です。

GMOメディアのコーポレート部は人事、総務、法務、広報、IRなど、組織づくりに関する幅広い機能を担っています。コーポレート部のパートナーはそれぞれが専門性を持って各業務を遂行しており、同時に「エンゲージメント向上」や「コミュニケーション活性化」という課題に対しては部門全体で取り組んでいるといいます。

「コーポレート部の最重要課題は『イキイキと働ける組織づくり』です。組織が組織たりうる要件は3つ。まず、共通の目的を持っていること。次に目的のために貢献しようとする意欲があること。そして意思疎通がとれ協力できることです」(柑本氏)

これらの課題を解消するため、社内のコミュニケーション活性化に取り組んだのが森島氏を含む2名でした。森島氏はまず、「社内の称賛が足りていないのではないか」という仮説を立て、社内でアンケートを実施したといいます。

「アンケートの結果、仮説は間違っていたことがわかりました。社内の称賛は十分に足りていたのです。一方で、アンケートではパートナーから『ピアボーナスを取り入れてほしい』という声があがりました」(森島氏)

こうしたパートナーの声に応える形で、同社はUniposの導入を進めていきました。

導入時にはトップダウンとボトムアップ両方の施策を実施しました。まず、トップダウン施策としては、コーポレート部の部長である柑本から全パートナーに向けてUniposの導入意図や目的を説明しました。さらにボトムアップ施策として、各部署にUnipos推進委員を専任し、新しくパートナーが入社したときにUniposについて説明してもらうなどしました」(森島氏)

リモートワークで顕在化した課題の解決にUniposが役立った

これらに加え、現場からも様々なUniposの浸透アイデアが出てきたと森島氏は言います。たとえば推進委員のメンバーの1人が、Uniposの使い方をグラフィックレコーディングで作成。ビジュアルでわかりやすく伝えることで、Uniposの浸透がスムーズに進みました。

また、社内に設置した大画面モニターには、拍手が多く集まった投稿を表示。これにより、感謝や称賛がより多くのパートナーの目に留まるようになりました。

さらに、導入推進メンバーがSlackにUniposの活用を推進する投稿を行っていたところ、エンジニアの1人がこの投稿を自動化できるbotを開発してくれたといいます。

「弊社が得意とするテクノロジーの力を活用して浸透施策を行いました。各メンバーに任せている部分が大きいので、無理なく運用を継続できています」(森島氏)

2020年1月末、GMOメディアはコロナ禍への対策としていち早く在宅勤務体制へ移行しました。リモートワークになったことで、「お互いの業務が見えにくくなった」「周囲の熱量や刺激を受けづらくなった」「他部署との関わりが減り、様々なインサイト(潜在ニーズ)が得づらくなった」といった課題が浮き彫りに。その際、役立ったのがUniposだったと柑本氏は言います。

「Uniposの投稿を通じて、他部署の業務が見える化されているということにあらためて気づけました。リモートワークになってから、Uniposの投稿内容にも変化が見られます。投稿の熱量が肌感覚として伝わってくるようになったのです。投稿を見ることで、この部署はすごく忙しいんだなとか、高い熱量を持って仕事をしているんだなとか、そういうことがUniposで見えるようになりました」(柑本氏)

イズムやスピリットベンチャー宣言は社内の共通言語として機能する

柑本氏と森島氏のお話を受けて行われたディスカッションパートで、斉藤は「イズム」や「スピリットベンチャー宣言」の重要性に着目しました。

「会社のためを思って実施した施策なのに社員が白けてしまったりするのは”人事あるある”な悩みだと思いますが、そういうときにイズムやスピリットベンチャー宣言があると施策がやりやすくなるのでしょうか」(斉藤)

この斉藤の問いに、森島氏は「イズムやスピリットベンチャー宣言は社内の共通言語になっている」と述べた上で、「パートナーにはスピリットベンチャー宣言に同意して入社してもらっているので、仕事をする上でもやりやすさを感じる」と答えました。

また、柑本氏はイズムの意義について、「GMOグループ全体として大切にしていることが明確になっていないと、どうしても個社として閉じた考えになり、グループ内での協力体制が取りにくくなる。GMOイズムがあることでグループ全体がばらばらにならない」と語りました。

お2人のお話を受けて斉藤は、「インターネットで事業をここまで拡大してきたGMOさんの組織づくりの秘訣が、イズムやそれを唱和することだったのが(最初は)意外だった」と述べつつ、「お話を伺ったことで、イズムとその浸透が組織づくりにおいて重要だということがわかった」とコメントし、ウェビナーを締めくくりました。

* * *

急激なテレワーク体制への移行などにより組織の一体感が薄れ、部門間の分断に課題を感じている企業は少なくないでしょう。GMOメディアではコロナ禍よりも前からそうした課題に取り組み、GMOイズムの浸透とUniopsによるコミュニケーションの活性化で社内の一体感を醸成してきました。

組織づくりに悩んでいる企業にとって、同社の取り組みには大いに学ぶものがあるのではないでしょうか。

<登壇者プロフィール>
GMOメディア株式会社 コーポレート部 部長 柑本繁典氏
2007年9月にGMOメディア入社。入社以降、人事、総務、法務等の管理部門に携わる。
会社の永続的な成長を支えることを部のミッションに掲げ、理念の浸透や人財力・組織力強化等に従事。

GMOメディア株式会社 コーポレート部 広報・IR 森島かおり氏
2015年11月にGMOメディア入社。
入社後はコーポレート部に所属し広報・IRを担当。
Uniposの導入では、「コミュニケーション活性化施策」として企画立案から導入を主導。
現在もUnipos推進委員として社内においてUniposの普及に携わる。

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変化に対応できる強くしなやかな組織をつくるための「Uniposウェビナー」とは

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働く仲間同士、異なる部門同士、企業と個人が相互理解を深めたら、組織はもっと強くなる。「あなたの組織を一歩前へ進めるUniposウェビナー」は、変化に対応できる強くしなやかな組織をつくるためのウェビナー。コロナ危機をきっかけに2020年5月開始し、毎回数百名の方にご参加いただいています。

組織課題解決やSDGsのプロ、識者、実践者を毎回ゲストにお呼びし、予測不可能な時代を生き抜く組織のあり方を共に考え、実践のヒントをお伝えします。みなさまお誘い合わせの上、お気軽にご参加下さいませ。

▼過去ウェビナー参加者様の実際の声

「経営陣や上層部に対してのアプローチに悩みを持っておりましたが、今回の講演で素敵なヒントをいただくことができました。どうもありがとうございました。​」

「今まで何度か同テーマのセミナーに参加しましたが、​一番腑に落ちる内容が多いセミナーでした。 ​又、参加させて頂きたく思います。」​

「いまプロジェクトを担当していますので本当に助かりました。」​

「いくつものヒントをいただけて、同じように悩んでいる方が大勢いることもわかりました。今は、さぁどこから手をつけようか、と前向きに考えています。」​

「目から鱗で感動しました。」​

 

▼次回ウェビナー情報はこちらよりご確認いただけます

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運営メディア:「あなたの組織を一歩前へ ONE TEAM Lab」 https://media.unipos.me/

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