
「組織が崩壊するのはどんな場合だろう?」
「うちの会社、最近ギスギスしていて心配だ。このまま崩壊に突き進んでしまったらどうしよう?」
自分が属する会社や組織について、そんな不安や疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
実は崩壊する組織にはかならずその前兆があります。例えば、
- 「今までは上司の指示が的確に部下に伝わっていたのに、食い違いや誤解が増えてうまく伝わらなくなってきた」
- 「このところ優秀な社員が立て続けに退職していった」
- 「チームワークのよかった部署が、最近なぜか対立してばかりで雰囲気が悪い」
など、なんだかおかしい、ものごとがうまく回らない……と感じることがあれば、
その組織は崩壊への一歩を踏み出しているかもしれません。
それに気づいたら、なるべく早くに状況を改善して、崩壊を食い止める必要があるのです。
そこでこの記事では、◎組織が崩壊する7つの予兆を挙げ、
どんな状況が危険なのか、なぜそれが崩壊につながるのかを解説します。
さらに、◎組織を崩壊させない5つの対処法も提案します。
ここで提案する対処法は、
アメリカ・CIA(中央情報局)の前身であるOSS(米国戦略諜報局)がつくった
「SIMPLE SABOTAGE FIELD MANUAL」(通称「サボタージュ・マニュアル」)」
を参考にしたものです。
「サボタージュ・マニュアル」は、組織を破壊するための妨害工作について書かれた機密文書ですが、そこで「妨害工作」として挙げられている内容が、
「ダメな企業でよく行われていることと同じだ」ということで話題になりました。
例えば、
「どんなことも決められた手続き通りに進める」
「指示は(口頭ではなく)文書で出すようにする」
などは、多くの企業で普通に守られているルールだと思いますが、このマニュアルによれば妨害工作になり得るというのです。
つまり、企業で日常的に行われていることの中に、組織の成長を妨害し、破壊する要因が隠されているというわけです。
そこで、この「サボタージュ・マニュアル」から日本の企業でよく見かける事柄をピックアップして改善すれば、逆に崩壊を防げるはずだと考え、「崩壊を防ぐ方法」を提案してみました。
最後まで読めば、組織なぜどのように崩壊するのか、それを食い止めるためには何をすべきかがわかるはずです。
この記事で、あなたの会社が崩壊の危機から救われることを願っています!
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