オフィスコーヒー導入のメリット・デメリットと3種類の導入パターン

「業務効率をよくするためにオフィスコーヒーを取り入れたいけれど、具体的にどんなメリットがあるのかな?導入する場合は、どうすれば効果的に取り入れられるんだろう?」

あなたはいまオフィスコーヒーの導入を検討していますね。
オフィスコーヒーには、以下のようなメリットがあります。

・効率よく気分転換できる
・仕事に集中できる
・職場のコミュニケーションを促進する

コーヒーには、疲れを癒す「リラックス効果」と、眠気をさまし集中力を高める「覚醒効果」があるため、仕事に疲れた時や眠気に襲われた時などに飲めば業務の効率化につながります。

また、カフェスペースをつくれば、ふだん話す機会のない社員同士のコミュニケーションの場にもなり、人間関係を良好に保ったり、カジュアルな会話の中から新しいアイデアが浮かんだりすることも期待できます。

この記事では、オフィスコーヒーがもたらすさまざまなメリットを確認し、効果的に導入する方法についてご紹介していきます。

この記事が、オフィスコーヒーの導入を前向きに検討するお役に立てば幸いです。

1. オフィスコーヒー導入のメリット

仕事を長時間続けていると、疲労から集中力が落ち、どうしても効率が下がってしまいます。そんなとき10〜15分ほどのコーヒーブレイクを取ると、頭がすっきりして気分をリフレッシュでき、再び作業に集中することができます。

1-1. 効率よく気分転換できる

気分転換のコーヒーは、五感の中でもっともダイレクトに脳に届くと言われる嗅覚に刺激を与えるよう「香り」に重きをおいた飲み方がおすすめです。気分転換に有効なコーヒーの飲み方は以下の通りです。

1-1-1. 冷たいコーヒーよりも温かいコーヒーを飲む

温かいコーヒーのほうが香りが引き立つので、夏場でもホットで飲むようにしましょう。

1-1-2. リラックス効果のある豆を選ぶ

豆によっても作用が違うため、選べる場合は、リラックス効果があるとされているブルーマウンテンやグァテマラを選ぶとよいでしょう。

1-1-3. デスクを離れて体を動かす

デスクワークをしながら冷えたコーヒーを少しずつ飲んでいたのでは気分転換の効果が薄れるため、コーヒーを飲むために机を離れて歩いたり、背伸びをしたり、深呼吸するなど、体を動かすことも忘れずに行いましょう。

1-2. 仕事に集中できる

人間は通常、交感神経が活発になる朝10時から14時の間は集中して仕事をすることができます。しかしその後、夕方から夜にかけては交感神経が弱まり、リラックスタイムに入ります。

昼食後など、集中力が切れたタイミングでコーヒーを飲むことで、その後の仕事の効率に良い影響を及ぼすことができます。みなさんご存知の通り、コーヒーにはカフェインという成分が入っており、眠気覚ましにコーヒーを飲む方は多いでしょう。一般的にコーヒーで覚醒効果を得るにはためには、カップ1杯(約150ml)が適量となります。

なお、集中力を高めるには、以下のようなコーヒーがいいとされています。

ブラックコーヒー
砂糖やシロップを入れると血糖値が一気に上がり、その瞬間は覚醒するものの、集中力が減退するのも早くなるので、何も入れないブラックコーヒーのほうが効果が高いと言えます。

浅煎りのコーヒー
深煎りより浅煎りのほうがカフェイン量が多いとされていますので、浅煎りの豆を使うようにしましょう。

また、豆の種類ですが、

・ブラジルサントス
・マンデリン
・ハワイ・コナ

以上が、脳の働きを活性化し、情報処理のスピードをアップさせる効果があるとされていますので、業務に集中したい時にピッタリです。

参考:全日本コーヒー協会 http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/doctor/health69-2

1-3. 職場のコミュニケーションを促進する

職場にカフェスペースを設ければ、自然なかたちでコーヒーを囲んでのコミュニケーションが生まれます。ふだんなかなか話す機会のない人でも、コーヒーをきっかけに会話を交わすようになったというケースはよく聞くところです。

また、良いアイデアは根を詰めて考えている時よりも、リラックスしている時のほうが浮かんだりするものです。くわえて「公式な場」である会議室よりも「非公式な場」であるカフェスペースのほうが立場を気にせず気軽に意見を言いやすいため、思いついたアイデアを上司に提案したら採用されたということも起こり得ます。

このように、コーヒーは社内のコミュニケーションを活発化すると同時に、新たなビジネスを生み出す媒介ともなるので、ぜひオフィスに導入したいものです。導入の仕方については「4. オフィスにカフェスペースをつくりだす方法」をご参照ください。

以上、オフィスコーヒー のメリットを紹介しました。
一方で、デメリットもあります。

・コストがかかる
・設置スペースが必要
・コーヒー嫌いな人には匂いが気になる

オフィスコーヒー が業務の生産性向上に貢献するメリットは大きく、ぜひ導入をおすすめしたいところですが、これらのデメリットも勘案しつつ、導入する・しないを決めるようにしましょう。

2. オフィスコーヒーの3タイプ

オフィスコーヒーにはいくつかのタイプがあります。以下、ニーズ別にご紹介します。

2-1. 【初期投資が安く本格コーヒーを楽しみたい】レンタルのコーヒーマシン設置型タイプ

レンタルでコーヒーマシンを設置してもらうタイプです。レンタル代はかからないことが多く、初期投資はかなり安くすみます。カップをセットしてボタンを押すだけでおいしいコーヒーを味わえる、その手軽さが魅力です。

なお、コーヒーマシンには2種類あります。

①一杯抽出型
飲みたいコーヒーのカプセルなどを設置して、ボタンを押して抽出するタイプです。その場で焙煎、ドリップしてくれるので、本格的な味が手軽に楽しめます。味の種類が選べるタイプが多く、その日の気分で味を変えることも可能です。

清掃が必要な点が面倒ですが、その他のメンテナンスの手間はほとんどかからないタイプのマシンが多いです。

ちなみにこのような形態です。

(引用:https://www.keurig.jp/ja/lineup_b50j

②ブリューワー型
一回の抽出で複数杯分のコーヒーをいれることができるタイプです。作り置きなので、飲みたい時に注ぐだけですぐにコーヒーを味わえる、また、来客時にお客様を待たせることなくすぐに用意できるといった点が利点です。一方、いれたての味にこだわりのある方やさまざまな種類のコーヒーを味わいたい方には向かないでしょう。

以下のような形態です。


(引用:https://www.daiohs.com/coffee/regular/

以下に、コーヒーマシン設置型タイプのサービスを提供する会社をご紹介します。

2-1-1. 【ラインアップ豊富でぴったりのマシンが見つかる】株式会社ユニマットライフ

業界ナンバーワンで、多彩なコーヒーマシンを用意。本格エスプレッソマシンから、ハンドドリップの味を再現するマシン、コーヒー以外にも緑茶、ラテ、ココアなどが味わえるマシンなど、豊富なラインアップが特長で、オフィス環境に合うマシンを提案してもらえます。

コーヒーマシンのレンタルは無料。定期巡回サービスシステムで商品備品の管理はルートセールスが行い、機器の故障などにも迅速に対応してもらえます。

株式会社ユニマットライフのウェブサイトはこちら↓

https://www.unimat-life.co.jp/ocs/

2-1-2. 【コーヒーのおいしさににこだわるなら】エームサービス株式会社

鮮度にこだわった「FRESH BREW」をはじめとして、カプセルタイプの「ネスプレッソ」、コーヒー以外にもチャイ、ハーブティー、ホットチョコレートなど20種類以上ものフレーバーを1台のマシンで楽しめる「MARS」、珈琲鑑定士がブラジルなど世界中の優良な産地でとれた高品質のコーヒー豆を厳選する「オフィスカフェ」の4つのブランドを用意。

コーヒーマシンのレンタルは無料で、コーヒーの鮮度へのこだわりから注文の翌日には商品が届きます。とにかく味が大事!という方におすすめです。

エームサービス株式会社のウェブサイトはこちら↓

https://www.cafeside.com/office_coffee/

2-2.【種類豊富な大量の在庫を保有できる】自動販売機タイプ

社内に自動販売機を設置するタイプです。スペースを取る点と電気代がかかる点がネックですが、設置型と比べてコーヒーの種類が豊富で、大量の在庫を抱えることができる点がメリットなので、大規模な事業所に向いています。

2-2-1. 【高品質で管理が楽】株式会社アペックス

アペックスが採用した「カップ内調理機構」は、飲み物の原料、砂糖、クリームをカップの中だけで調理するため、素材の特質を十分に引き出し、風味を損なわずに高品質な飲み物を提供できるシステム。また、従来の調理機構に比べて清潔かつ安全性に優れているのも特長です。

ルートセールスが定期的に巡回し、原料の補充、自動販売機や周辺の清掃、売上金の管理、使用済み容器の回収なども行うので、管理が楽な点も魅力です。

株式会社アペックスのウェブサイトはこちら↓

http://www.apex-co.co.jp/products/vendingmachine/features.html

2-3.【安く好きな種類のコーヒーを飲みたい!】自社でコーヒーマシンと豆を購入するタイプ

オフィスコーヒーのサービスを提供している会社に依頼するのではなく、自社でコーヒーマシンとコーヒーを購入し、管理を行うタイプです。

メリット
・好みのコーヒーマシンを選べる
・コーヒーの種類を自由に選べる
・ランニングコストが安く上がる

デメリット
・初期費用がかかる
・利用者がメンテナンスを行わなければならず手間がかかる
・故障した時に利用者が対処しなくてはならない

メンテナンスを考えると、小規模な事業所に向いていると言えます。

2-3-1. おすすめコーヒーマシン

①デロンギ 全自動コーヒーメーカー マグニフィカ シルバーESAM03110S

デロンギ 全自動コーヒーメーカー マグニフィカ シルバーESAM03110S 
価格:47,361円
(引用:https://www.amazon.co.jp/DeLonghi-%E3%83%87%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%AE-ESAM03110S-%E5%85%A8%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BCESAM03110S/dp/B01F35FHN6)

デロンギ全自動コーヒーマシンのエントリーモデルで一杯抽出型。ボタン1つで挽きたての豆からいれたレギュラーコーヒーを味わえます。すべての操作を前面で行えるため、場所を取らず、置き場所を自由に選ぶことができます。

レギュラーコーヒーだけでなく、アイスコーヒーなどの冷たいドリンク、ミルクを加えたカプチーノやカフェラテなど、エスプレッソをベースにした豊富なメニューバリエーションを楽しむことができます。2杯同時に抽出可能なのも忙しいオフィスでは便利です。

②パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー 全自動タイプ ブラック NC-A56-K

パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー 全自動タイプ ブラック NC-A56-K
価格:20,780円
(引用:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF-%E6%B2%B8%E9%A8%B0%E6%B5%84%E6%B0%B4%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E5%85%A8%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-NC-A56-K/dp/B00O7HUQWE)

ブリューワー型で、豆の挽きからドリップ、ミルの洗浄まで全自動で行います。メッシュフィルターを付け替えることで「粗挽き」と「中細挽き」の2種の挽き分けが可能になり、マイルドとリッチのいれ分けと合わせて、好みに応じた4種類の味が楽しめます。カルキを90%以上除去する沸騰浄水機能付きで、レギュラーコーヒーもアイスコーヒーも一度に5杯まで作ることが可能です。

2-3-2. コーヒー豆は通販で安く入手する

コーヒー豆はインターネット通販で安く手に入れることができます。

①ブルックスコーヒーマーケット
ブルックスコーヒーは、コロンビア、ブラジル、エチオピア、グアテマラ、ケニア、インドネシアなど世界の主要なコーヒーの産地から高品質なコーヒーを直輸入しています。味の決め手になる焙煎から粉砕、包装までをフルオートメーションの自社工場で管理。直接販売のため流通マージンがかからず、良質なコーヒー豆を安く購入することができます。

ブルックスコーヒーマーケットのウェブサイトはこちらです↓

https://www.brooks.co.jp/

②ASKUL
オフィス用品の通販で知られるアスクルは、コーヒー豆も取り扱っています。レギュラーコーヒーが1kg970円(税込)と、かなりの低価格で購入することができます。コストパフォーマンスにこだわる事業所におすすめです。

ASKULのウェブサイトはこちらです↓

https://www.askul.co.jp/

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