効果的なフィードバックのやり方とは? 実践方法や例文を紹介!

ポジティブフィードバックの伝え方と具体例

フィードバックにはさまざまな種類があり、そのひとつに「ポジティブフィードバック」というものがあります。

ポジティブフィードバックの概要や具体例、伝え方のポイントについて見ていきましょう。

ポジティブフィードバックとは

ポジティブフィードバックは相手の行動の良い部分を評価し、肯定的なメッセージを送ることで成長を促すものです。

部下を評価したい、自信を付けさせたいという場合などにポジティブフィードバックが行われます。

ポジティブフィードバックは前向きな取り組みであるため、相手の自己肯定感やモチベーションの向上につなげられます。

具体例

ポジティブフィードバックのおおまかな流れを、具体例を交えて確認していきましょう。

まず、ポジティブフィードバックでは「相手の良かった部分」を伝えます。このとき、なるべく事実に基づいた内容を意識することがポイントです。

「この間の企画はとても良かったね。どこが良かったと思う?」というように、上司が初めから回答を示すのではなく、部下が自ら成功要因を発見できるよう促すと良いでしょう。

次に、「良い部分がもたらした結果を明らかにする」ことが求められます。行動と結果の関係性をわかりやすくするため、具体性を示す必要があるのです。

「前回の企画案件は○○社に高く評価され、追加受注があったよ。前年比で○○社の売上は○○%上がった」というように、貢献がはっきりとわかるようにするとモチベーションアップにつながります。

その後、「今後の行動を具体的にする」ステップに移ります。「顧客の課題に沿った企画だったからこそ、結果につなげられた。付け加えるなら、企画書の○○の部分について書き方を工夫すると良いと思う。今後の活躍も期待しているね」というように、成功ポイントを繰り返すと効果的です。

最後に要点を振り返ることで情報を整理できます。

伝え方のポイント

ポジティブフィードバックを行う場合は、褒めすぎに注意が必要です。

特に若手社員のうちは、少しのねぎらいでも十分な励みになります。大げさに褒めてしまうと、要点を把握しにくくなる可能性があります。

過度に褒めることは避け、きちんと評価するポイントを伝えて働く意欲の向上につなげましょう。

ネガティブフィードバックの伝え方と具体例

ネガティブフィードバックの概要や伝え方のポイントには、以下のようなものが挙げられます。

ネガティブフィードバックとは

ネガティブフィードバックは、相手の行動に対する改善点を指摘し、成長を促すものです。

部下のパフォーマンスを向上させたい、課題を洗い出すスキルを磨いてほしい場合などに行われます。ネガティブフィードバックは否定的な取り組みであるため、相手によっては精神的なダメージを与えてしまう場合があります。

したがって、ネガティブフィードバック実施時は言葉選びや伝え方に細心の注意を払う必要があるでしょう。

具体例

ネガティブフィードバックの基本的な流れとして、まず「良くなかった部分」を明らかにします。

このとき、客観的な事実をベースにすることが重要です主観からの批判や叱責とならないように気を付けましょう。

「企画案の内容は良かったけど、予定に間に合わなかったね。スケジュールが詰まっていたみたいだけど、周りに相談はした? 早く周りに相談できれば、結果が違ったかもしれないね」というように、行動の問題点を明らかにしたうえで、今後のフィードバックを行います。

続けて、「良くなかった部分によって生じた影響」を具体的に伝えましょう。

「企画案が遅れたことで、受注が取り消しとなった。期待に応えられなかった営業の○○さんは残念に感じていると思う」というように、誰にどのような影響を与えたのか認識させます。

これは周囲への影響を理解し、責任感を育むうえで非常に重要な要素です。

その後、「次回の行動を示す」流れになります。

「仕事の重要性は理解できていたと思うけれど、周りに遠慮してしまったね。今後同じようなことが起きたときは問題を解決できそう?」など、相手が改善点を理解できるように促しましょう。

伝え方のポイント

ネガティブフィードバックでは、言葉選びや伝え方を間違えると、相手のモチベーションが下がってしまうおそれがあります。

自分で課題を把握していても、それを指摘されるとなかなか受け入れにくいものです。

上司は相手に配慮し、やる気を損ねないような言い方を心がける必要があります。相手の成長のために指摘していると伝わるように努めましょう。

次ページ「人事考課、日報におけるフィードバックの書き方と具体例」

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