【2026年版】社内コミュニケーションを活性化するイベント事例25選

こうした背景から、社員同士が直接交流できる「社内コミュニケーションイベント」が改めて注目されています。ただし、どんなイベントでもやれば効果が出るわけではありません。促進したいコミュニケーションの種類や目的、実施のしやすさを考慮して選ばないと、手間だけかかって成果を感じられないという結果になりがちです。

本記事では、対面型からオンライン・ハイブリッド型まで、社内コミュニケーションの活性化に使えるイベント25選を事例付きで紹介します。成功のポイントや実施時の注意点もあわせて解説するので、自社に合ったイベントを見つける参考にしてください。

組織課題を解決に導く「心理的安全性」とは?

目次

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  1. 1.【シーン別】社内コミュニケーションイベント事例25選
    1. 1-1.【室内ゲーム系】手間いらずで盛り上がるイベント事例
    2. 1-2.【スポーツ系】思い切り体を動かすイベント事例
    3. 1-3.【宿泊込み】短期集中イベント事例
    4. 1-4.【継続しやすさを重視】実践しやすいイベント事例
    5. 1-5.【福利厚生につながる】企業のカラーを活かしたイベント事例
    6. 1-6.【オンライン・ハイブリッド型】リモート環境でも実施できるイベント事例
  2. 2. 社内イベントを成功させる3つのポイント
    1. 2-1. 目的が達成できる社内イベントを選ぶ
    2. 2-2. イベント当日まで社員のモチベーションをあげる工夫をする
    3. 2-3. 進行や準備ができない場合は代行会社を使う
  3. 3. 社内イベントを実施するときの注意点
    1. 3-1. 強制参加にしない
    2. 3-2. 一方的なイベントで終わらせない
    3. 3-3. 社内イベントの様子は共有する
  4. 4. まとめ
  5. 社内コミュニケーションイベントに関するよくある質問(Q&A)
    1. Q. 社内コミュニケーションイベントはどのくらいの頻度で実施すべきですか?
    2. Q. 少人数の会社でも実施できるイベントはありますか?
    3. Q. リモートワーク中心の会社でも社内イベントはできますか?
    4. Q. 社内コミュニケーションに課題を感じている企業はどのくらいありますか?
    5. Q. イベント以外で日常的に社内コミュニケーションを活性化する方法はありますか?

1.【シーン別】社内コミュニケーションイベント事例25選

社内コミュニケーションイベントとは、社員同士の交流や関係構築を目的として企業が企画・実施する社内行事の総称です。目的や規模に応じて、室内ゲーム型からスポーツ型、宿泊型まで幅広い形式があります。

ここでは6つのシーンに分けて、コミュニケーションを活性化できるイベントを事例付きで紹介します。実際に導入している企業の取り組みも掲載しているので、自社で実施するかどうかを判断するヒントにしてください。

1-1. 【室内ゲーム系】手間いらずで盛り上がるイベント事例

1-2. 【スポーツ系】思い切り体を動かすイベント事例

1-3. 【宿泊込み】短期集中イベント事例

1-4. 【継続しやすさを重視】実践しやすいイベント事例

1-5. 【福利厚生につながる】企業のカラーを活かしたイベント事例

1-6. 【オンライン・ハイブリッド型】リモート環境でも実施できるイベント事例

1-1.【室内ゲーム系】手間いらずで盛り上がるイベント事例

室内ゲーム系イベントとは、トランプやボードゲームなどを使い、社内の空きスペースで手軽に実施できるコミュニケーション施策です。場所を選ばず、少ない準備で始められるのが特徴です。

室内ゲーム系の社内コミュニケーションイベント

必要なゲームさえ用意すれば、空き時間や定時後を使って気軽にコミュニケーションを図れます。学生時代の放課後のような、リラックスした雰囲気で楽しめるのも魅力です。

ただし「いつも同じメンバー」「決まった人たちだけが参加する」状態では、コミュニケーションの幅は広がりません。社内トーナメント表を作る、他部署との対戦形式にする、曜日ごとの対戦表を組むなど、参加の仕組みを工夫しましょう。

社内ポーカー大会

株式会社ワークスメディアでは、全体会議後にポーカー大会を実施。社内に本格的なポーカーテーブルを設置し、プロのディーラーも招いて会場の雰囲気づくりにこだわっています。

豪華賞品がかかったトーナメント方式で、誰でも試合に参加できるよう配慮。ゲームに参加していない社員同士も交流できるよう、軽食の場も用意されていたそうです。

大勢でカードゲームをすると退屈してしまう社員が出がちですが、それをうまくカバーし交流の場として機能させている好事例です。

参考:http://worksmedia.jp/recruit/event/event08.php

社内ポーカー大会
予算 一人2,000円程度〜(軽食・ボードゲーム台レンタル費用など)
参加人数 無制限(プレイは4人ずつ)
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 役職・部署を越えた交流
メリット 誰でも簡単に参加できる/社内で実施できるため導入しやすい
デメリット 本格的に実施する場合、レンタル等の手配が必要
実施している企業 株式会社ワークスメディア・株式会社テクロス

ボードゲーム

種類が豊富で手軽に遊べるボードゲームは、導入ハードルの低いコミュニケーションイベントです。

I.M.Dデザインではアナログなボードゲームを試したところ、ゲームの進め方や会話を通じて相手の性格や考え方が見えてきたといいます。

株式会社オーレでは、数種類のボードゲームを持ち寄ってボードゲーム大会を開催。ルールやジャンルが異なるため飽きずに楽しめたとのこと。プレイしているうちに自然と会話が増え、社員間のコミュニケーションが活性化したそうです。

ボードゲームによって一度に参加できる人数が異なるため、社員の人数に合わせて実施方法を工夫してみてください。

参考:https://www.imd-net.com/column/17507/
参考:https://www.oleshop.net/blog/d20190902t/

ボードゲーム
予算 一人500円程度〜(軽食・ボードゲーム購入費など)
参加人数 ボードゲームによる
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 役職・部署を越えた交流/少人数で密度の高いコミュニケーション
メリット 社内で実施できるため導入しやすい/ゲームさえあれば空き時間に実施可能
デメリット 一度に4〜10人程度しかプレイできないため、大人数での実施に向かない
実施している企業 I.M.Dデザイン・株式会社オーレなど

ビジネスゲーム

業務時間内にコミュニケーション促進と学びを両立させたいなら、ビジネスゲームが有力な選択肢です。職種や階級に合わせた内容になっており、コミュニケーション能力・チーム力・業務知識を同時に養えます。

株式会社タニタでは、営業職を対象に営業力強化と組織力強化を目的としてビジネスゲームを実施。ゲーム後には、主体的にチームや組織に関わろうとする姿勢が見られたそうです。

「せっかく業務時間内にやるなら、仕事に結びつくものを」と考えている企業におすすめです。

参考:https://www.projectdesign.co.jp/2017/06/10/4367

ビジネスゲーム
予算 一人5,000円程度〜(ビジネスゲーム実施費用など)
参加人数 ゲームによる
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 業務内容に沿ったコミュニケーション/同部署・同業種内でのコミュニケーション強化
メリット 業務と結びつけた実践的なゲームができる/業務時間内の導入がしやすい
デメリット 人数が多いと幅広い交流が難しくなる/実施までに打ち合わせ等が必要
実施している企業 株式会社タニタ・LINEヤフー株式会社・トヨタ自動車株式会社など

その他の室内ゲームイベント一覧

カードゲーム
予算 一人500円程度〜(カードゲーム購入費・軽食など)
参加人数 ゲームによる
実施時間 1時間程度
促進できるコミュニケーション 少人数で密度の高いコミュニケーション/役職・部署を越えた交流
メリット 時間も場所も取らず、やりたいときにすぐ実行できる/トランプやウノなどルールを知っている人が多く取り入れやすい
デメリット 大人数では実施しにくい/1ゲームの時間が短く単調になりやすいため、コミュニケーションにつながらないことも
ビンゴ大会
予算 一人2,000円程度〜(軽食代、景品代など)
参加人数 無制限
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・役職を越えた交流
メリット ルールが簡単で実施しやすい/忘年会や誕生日会など他のイベントと組み合わせやすい
デメリット 景品などの準備が必要/コミュニケーションを取らなくても進められてしまう

1-2.【スポーツ系】思い切り体を動かすイベント事例

スポーツ系の社内イベントとは、運動会やチーム対抗戦などの身体を動かす行事を通じて、社員同士の一体感やチームワークを育むコミュニケーション施策です。

スポーツ系の社内コミュニケーションイベント

同じ目標に向かって一致団結できるスポーツ系イベントは、社内のコミュニケーション不足を解消する方法として再び注目されています。リクルートの2025年調査では職場での飲み会開催率が2017年の約75%から約60%に減少しており、「飲みニケーション」に代わる交流手段としてスポーツイベントを導入する企業が増えています。

幅広い世代が在籍する職場では、チーム分けの工夫、年代別トーナメント、応援団としての参加枠など、誰もが楽しめる設計が大切です。

運動会

社内の一大イベントとして時間をかけて団結力を高めたいなら、運動会がおすすめです。

株式会社デンソーは、一時中断していた社内運動会を復活させた企業の一つ。製作所の工場単位での予選を勝ち抜いたチームが本戦に出場する仕組みで、本戦だけでも約3,000人が参加する大イベントに成長しました。

運動会を通じてチームワークが育まれていると実感できているとのこと。予選や練習、準備の過程でもコミュニケーションが活性化するのは、運動会ならではのメリットです。

参考:https://toyokeizai.net/articles/-/65597?page=2
参考:https://www.orgiast.jp/jisseki/jisseki07.html

運動会
予算 一人5,000円〜(ユニフォーム、軽食代など)
参加人数 無制限
実施時間 本番1日
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流/チームワークの強化
メリット 一大イベントとして定着できる/練習や準備を通じてもコミュニケーションが育まれる
デメリット 準備に時間がかかる/参加意欲に個人差が出やすい
実施している企業 株式会社デンソー・スターティア株式会社など

鬼ごっこ

近年、大人が本気で取り組む鬼ごっこが注目を集めており、社内コミュニケーションイベントとして導入する企業も増えています。

フリュー株式会社では社員300人全員で鬼ごっこを実施。チーム制にすることで、コミュニケーション力・知力・体力を使った楽しいイベントになったそうです。2014年には渋谷のITベンチャー6社対抗の鬼ごっこも開催されました。

ルールが単純で誰でもすぐに取り組めるのが最大の魅力。チーム制や時間制限、陣地制限を加えるだけで、団結力を重視したイベントに仕上がります。

参考:https://www.jtbbwt.com/casestudy/index_14.html
参考:https://www.dreamnews.jp/press/0000088832/
参考:https://toyokeizai.net/articles/-/12879?page=2

鬼ごっこ
予算 一人0円〜
参加人数 無制限
実施時間 1時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流/チームワークの強化
メリット コストをかけずに実施できる/ルールが簡単で誰でもすぐに取り組める
デメリット 人数が増えると退屈する人が出る可能性がある/広い場所の確保が必要
実施している企業 ネスレ日本・フリュー株式会社など

その他のスポーツ系イベント一覧

サッカー・野球・テニス・ゴルフなどの個別スポーツ系
予算 一人500円〜(施設レンタル代など)
参加人数 無制限
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流/チームワークの強化
メリット 準備に時間をかけずすぐに実施できる/ルールがわかりやすく誰でも取り組める
デメリット 特定のスポーツが得意な人だけの参加になりがち/チーム決めを工夫しないとコミュニケーション活性化につながらない
サバゲー
予算 一人1,000円程度〜(施設レンタル代など)
参加人数 20名程度
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流/チームワーク・団結力の強化
メリット 話題性があり興味を持ってもらいやすい/チーム戦で団結力を高められる
デメリット 大人数では実施しづらい/興味を持つ世代が限定される
ドッジボール
予算 一人500円〜(施設レンタル代)
参加人数 無制限
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流/チームワークの強化
メリット ルールがわかりやすく実践しやすい/コストがかからない
デメリット チームにより力の差が出ないよう配慮が必要/女性からの人気が低い傾向
マラソン・駅伝大会
予算 一人0円〜
参加人数 無制限
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流/チームワークの強化
メリット コストをかけずに実施できる/チーム対抗にすると盛り上がる
デメリット 得意な人と苦手な人がはっきり分かれる/練習が必要

1-3.【宿泊込み】短期集中イベント事例

宿泊込みのコミュニケーションイベントとは、合宿やキャンプなど1泊以上の日程で実施し、寝食をともにすることで短期間に深い関係構築を目指す施策です。

宿泊込みの社内コミュニケーションイベント

短時間で社員同士の結束を強めたいなら、一緒に過ごす時間が長くなる宿泊型が効果的です。職場とは異なる環境で業務外のことに取り組むと、普段は見えない人柄や強みを認識し合えます。

ただし時間と予算がかかるため、「どのようにコミュニケーションを活性化させるか」を事前に検討し、計画的に実施しないと労力だけ費やして終わってしまいます

合宿(キャンプ)

合宿やキャンプは、料理やテント張り、片付けなど仲間と協力しなければできない作業が多く、自然とコミュニケーションが生まれるイベントです。

飲食店を展開する株式会社エイムエンタープライズは、繁忙期前に団結力を高める目的で一泊二日の合宿を実施。合宿の目玉としてチャンバラ合戦を取り入れ、戦略を練ったり真剣勝負を楽しんだりする中でチーム力が磨かれたそうです。

面白法人カヤックでは、理念共有とコミュニケーション活性化を目的に年2回「全員社長合宿」を実施。全員が社長になったつもりで参加するため役職の壁がなくなり、年齢や勤務年数を問わず対等にコミュニケーションが取れるとのこと。

日清食品ホールディングスでは、主に新任管理職を対象にした「無人島合宿」を実施。3日間の無人島生活を通じて、判断力やリーダーシップ、強固な団結力を養っています。

事例からわかるように、合宿は費用と時間をかけるからこそ、企業の特色を活かした有意義な内容に設計することが大切です。

参考:https://furikake.doda.jp/article/2019/01/26/1133.html
参考:https://www.kayac.com/company/institution
参考:https://ikusa.jp/201806241407/
参考:https://www.kawata-e.com/

合宿(キャンプ)
予算 一人20,000円程度〜
参加人数 無制限
実施時間 1泊〜2泊
促進できるコミュニケーション チームの団結力アップ/役職・部署を越えた交流/モチベーションや理念の共有
メリット 短期間で互いを深く知れる/職場とは異なる環境で普段とは違う一面に気づける
デメリット 費用がかかり規模によっては実施しにくい/育児等で参加できない人が出る/計画に時間がかかる
実施している企業 株式会社エイムエンタープライズ・面白法人カヤック・日清食品ホールディングス・川田工業株式会社など

その他の宿泊込みイベント一覧

海外インセンティブミーティング
予算 一人200,000円程度〜(目的地による/交通費・宿泊費・イベント費など)
参加人数 無制限
実施時間 2泊〜
促進できるコミュニケーション 役職・部署を越えた交流/モチベーションや理念の共有
メリット 特別な環境でモチベーションが高い状態で交流できる/福利厚生としてアピールできる
デメリット コストと時間が必要/社員の選抜が難しい
登山
予算 一人15,000円程度〜(交通費・テント、備品のレンタル代・食事代など)
参加人数 無制限
実施時間 1泊〜2泊
促進できるコミュニケーション チームの団結力アップ/役職・部署を越えた交流/モチベーションや理念の共有
メリット 短期間で互いを深く知れる/職場とは異なる環境で普段とは違う一面に気づける
デメリット 天候に左右される/体力に差があるためレベル設定の検討が必要

1-4.【継続しやすさを重視】実践しやすいイベント事例

継続型の社内コミュニケーションイベントとは、シャッフルランチや誕生日会など、低コスト・低負担で定期的に繰り返し実施できる交流施策です。接触頻度を高めることで、社員同士の親しみを自然に育てます。

継続しやすい社内コミュニケーションイベント

せっかくイベントを実施しても、単発で終わればコミュニケーションの活性化にはつながりにくいものです。心理学の「ザイオンス効果」によると、1回の時間は短くても接触回数が多いほど親しみを感じやすいとされています。

継続しやすいイベントを選び、回数を重ねることで社員同士の関係性が自然と良くなる──そんな設計を目指しましょう。

ウォーキングミーティング

「ウォーキングミーティング」は、文字通り歩きながらミーティングをする方法です。会議室で終わらせがちな上司との会話を、あえて外に出て歩きながら行うのがポイント。

スティーブ・ジョブズやオバマ元米大統領も実践していたとされる手法で、健康維持・発想の転換・コミュニケーション不足の解消を一度に実現できます。

ワークスタイル研究所の実験では、上司と部下が30分歩きながら報告・相談を行った結果、「横並びで歩くことで緊張せず、ポジティブに会話できた」「会話ベースで相談できて仕事に前向きになれた」という声が上がったそうです。

忙しくてイベントの時間が取れない職場でも、曜日と時間を決めるだけで手軽に導入できます。

参考:https://workstyle-research.com/project/project01/project_detail.html
参考:https://corporate.gnavi.co.jp/profile/column/nikkei/110224.html

ウォーキングミーティング
予算 一人0円〜
参加人数 2〜4人
実施時間 30分〜1時間程度
促進できるコミュニケーション 業務に沿ったコミュニケーション/上司・部下など少人数でのコミュニケーション強化
メリット 忙しい人でも手軽に実施できる/運動不足解消や気分転換にもなる
デメリット 少人数でしか実施できない
実施している企業 株式会社ぐるなび

社員誕生日パーティー

社員が多ければ毎月開催でき、継続しやすいイベントの代表格です。

楽天グループ株式会社では毎月、誕生月の社員が集まるパーティーを実施。300名を超える社員が参加し、社長が毎回出席して直接会話する機会をつくっているとのこと。

バンダイナムコエンターテインメントでも、立場や部署を越えたコミュニケーションの場として「バンナム誕生会」を開催。こちらも社長自ら参加し、積極的に社員との交流を楽しんでいるそうです。

実施方法次第で、誕生日会もコミュニケーション活性化の有効な手段になります。

参考:https://www.elite-network.co.jp/interview_kigyo/27.html
参考:https://asobimotto.bandainamcoent.co.jp/158/

社員誕生日パーティー
予算 一人2,000円程度〜(軽食・プレゼント・会場費など)
参加人数 無制限
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 役職者と直接対話ができる/部署・支店を越えた交流
メリット 社員への労いとコミュニケーション活性化を同時にできる/規模によっては支店・営業所の垣根を越えて実施可能
デメリット 規模によっては経費がかかる/誕生日を迎える人への連絡など意外と手間がかかる
実施している企業 楽天グループ株式会社・バンダイナムコエンターテインメントなど

シャッフルランチ

毎日のランチタイムを活用してコミュニケーションを促進するのが「シャッフルランチ」です。

株式会社メルカリでは月1回実施しており、フローの自動化に力を入れています。クラウドツールで社員をランダムにチーム分けし、Googleカレンダーから全員の空き日を自動ピックアップ。おすすめの店舗まで自動投稿される仕組みです。

手間を省いたことで実施率が向上し、ランチ後には「話せてよかった」という前向きな声が多いとのこと。

社員に負担のない回数と方法で続ければ、日常のコミュニケーション機会として定着していくでしょう。

参考:https://mercan.mercari.com/articles/2018-07-11-113000/

シャッフルランチ
予算 一人1,000円程度〜(ランチ代)
参加人数 5〜10名程度
実施時間 1時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・役職を越えた交流/少人数でのコミュニケーション活性化
メリット 社外のリラックスした環境で交流できる/ランチタイムを有効活用できる
デメリット ランダム選択のためメンバーによっては盛り上がりに欠けることもある/昼休みのプライベートが削られると感じる社員もいる
実施している企業 株式会社メルカリ・サイボウズ株式会社・コネヒト株式会社など

フライデーイベント

週末前の金曜日を活用して、社内で交流の場をつくる方法です。

ロバート・ウォルターズ・ジャパンでは、毎週金曜日に「フライデードリンク」を実施。お酒やソフトドリンクを飲みながら、年齢や部署を問わず気軽にコミュニケーションが取れる場として定着しているそうです。

業務が忙しく落ち着いて交流できない職場でも、場を提供するだけで社員同士の会話のきっかけになります。

参考:https://www.robertwalters.co.jp/about-us/work-for-us/robert-walters-japan.html

フライデーイベント
予算 一人1,000円程度〜(軽食代など)
参加人数 無制限
実施時間 2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・役職を越えた交流
メリット 準備がしやすく手軽に実施できる/毎週決まった曜日なので社員が参加しやすい
デメリット 参加する社員としない社員に差が出やすい/毎週一定数が集まるとは限らない
実施している企業 ロバート・ウォルターズ・ジャパンなど

その他の継続しやすいイベント一覧

バーベキュー大会
予算 一人4,000円程度〜(食材、場所代など)
参加人数 無制限
実施時間 3時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・役職を越えた交流
メリット 一度道具を揃えれば定期開催できる/社外の環境でコミュニケーションを取りやすい
デメリット 準備や片付けが特定の社員に偏りやすい/人数が増えると仲の良い人同士で固まりがち

日々の習慣で組織のコミュニケーションを活性化したいなら、従業員同士の貢献を見える化する「Unipos(ユニポス)」もあわせて検討してみてください。

1-5.【福利厚生につながる】企業のカラーを活かしたイベント事例

企業カラーを活かしたイベントとは、自社の事業特性やリソースを活用して実施するオリジナリティの高い社内コミュニケーション施策です。他社にはない独自の魅力を持ち、福利厚生としてもアピールできます。

福利厚生につながる社内コミュニケーションイベント

自社でしか実施できないイベントが一つでもあれば、他社との差別化につながります。社員にとっては「この会社で働きたい」と思える決め手にもなるでしょう。

クライアント先のスポーツ観戦

株式会社DYMでは、社員のコミュニケーション増加とチームワーク創出を目的に、スポンサー先のスポーツ観戦を実施しています。

「普段は部署が異なる社員と一緒に応援することで親睦が深まった」「スポーツ観戦はストレス解消にもなる」といった声が上がっているそうです。社外で感動を共有する体験は、コミュニケーション活性化に直結します。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000027235.html

スポーツ観戦
予算 一人2,000円程度〜(軽食・交通費など)
参加人数 20名程度
実施時間 3時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・支店を越えた交流
メリット 感動を共有できる/他部署の社員と一丸になって応援できる
デメリット 席数に限りがあり参加人数が絞られる/参加者全員とのコミュニケーションは取りにくい
実施している企業 株式会社DYM

カヌー大会

東京ディズニーランドを運営する株式会社オリエンタルランドでは、毎年カヌー大会を実施しています。チームワークを養い職場の一体感を生み出すことを目的に、11人が一つのチームとなり競い合う形式です。

ディズニーランド内のアトラクション「ビーバーブラザーズのカヌー探険」を使い、開園前のパークで熱い戦いが繰り広げられるとのこと。数年間同じチームで出場するケースもあり、カヌー大会を通じて新たな結束が生まれています。

他社では実施できない内容ですが、社員の満足度が高く意欲的に参加している好事例です。

参考:https://www.tokyodisneyresort.jp/blog/150811/

カヌー大会
予算
参加人数 無制限
実施時間 3時間程度
促進できるコミュニケーション 部署・役職を越えた交流/結束力の強化
メリット 毎年恒例のイベントとして社員が前向きに取り組める/チーム制で役職や部署を問わず関われる
デメリット 練習や予選などイベントに時間を費やす
実施している企業 株式会社オリエンタルランド

社員用キッチンでランチタイム

レシピサイトを運営するクックパッド株式会社は、広々とした社員専用キッチンを設けています。食材はまかないとして用意されており、ランチタイムに社員が自ら料理をして仲間と食べることで、自然とコミュニケーションが生まれているそうです。

キッチンで料理をしているだけでも「何を作ってるの?」「コツを教えて」と声がかかり、コミュニケーションのハブとしての役割を果たしているとのこと。自社の強みを活かし、コミュニケーションの起点にした好事例です。

参考:https://next.rikunabi.com/journal/20180523_c11/
参考:https://info.cookpad.com/careers/

社員用キッチンでランチタイム
予算 一人0円〜
参加人数 10名程度
実施時間 1時間程度
促進できるコミュニケーション 業務に活かせるコミュニケーションの活性化/部署・支店を越えた交流
メリット 社員同士のコミュニケーションが自然と生まれる/業務に活かせるつながりができる
デメリット 利用する社員に偏りが出やすい
実施している企業 クックパッド株式会社

1-6.【オンライン・ハイブリッド型】リモート環境でも実施できるイベント事例

オンライン・ハイブリッド型の社内イベントとは、Web会議ツールやチャットツールを活用し、リモート勤務の社員も参加できる形式で実施するコミュニケーション施策です。場所の制約がなく、低コストで実施できるのが特徴です。

テレワークやハイブリッドワークが定着した現在、対面だけに頼らないコミュニケーション手段の確保は欠かせません。パーソル総合研究所の2024年調査では、上司との面談で41.6%の従業員が「全く本音で話していない」と回答しており、オンライン環境での対話の質をいかに高めるかが課題になっています。

オンライン謎解きゲーム

チーム対抗で制限時間内に謎を解くオンラインイベントです。3〜4名のチームで協力するため、自然と対話が活発になります。部署混合のチーム編成にすれば、普段接点のない社員同士が異なる視点で協力し合う体験ができます。

ゲーム終了後に振り返りの時間を設ければ、各メンバーの考え方の違いを確認し合え、実際の業務コミュニケーションにも好影響を与えます。専用キットやオンラインツールも充実しており、企画側の負担が少ないのもメリットです。

オンライン謎解きゲーム
予算 一人3,000円程度〜(ツール利用料など)
参加人数 10〜100名程度
実施時間 1〜2時間程度
促進できるコミュニケーション 部署を越えた交流/チームワークの強化/多様な視点の共有
メリット リモート勤務者も参加可能/専用ツールがあり企画負担が少ない/ゲーム性が高く参加意欲を引き出しやすい
デメリット 通信環境に左右される/対面ほどの一体感は生まれにくい

バーチャルカフェ・オンライン雑談タイム

バーチャルカフェとは、オンライン上に「いつでも入れる雑談スペース」を設ける施策です。Web会議ツールの常設ルームや、バーチャルオフィスツールのラウンジ機能を活用して、業務の合間に気軽に立ち寄れる場をつくります。

リモートワークでは「ちょっとした相談」や「雑談からのアイデア」が失われがち。バーチャルカフェはその穴を埋める施策として、多くの企業で導入が進んでいます。曜日や時間帯を決めて運用すると参加率が安定します。

バーチャルカフェ・オンライン雑談タイム
予算 一人0円〜(既存ツール活用の場合)
参加人数 2〜10名程度(1回あたり)
実施時間 15〜30分程度
促進できるコミュニケーション 部署を越えた雑談/心理的安全性の向上
メリット コストゼロで始められる/短時間で気軽に参加できる/リモートワーク特有の孤立感を軽減
デメリット 参加を習慣化するまでに時間がかかる/話題づくりの工夫が必要

趣味共有会(推し活プレゼン)

社員が自分の趣味や関心事を5分程度でプレゼンするオンラインイベントです。映画、読書、料理、旅行など、業務では見えない社員の多様な一面を知る機会になります。特別な準備が不要で参加ハードルが低いのが特徴です。

「推し活」をテーマにした共有会を隔月で開催している企業もあり、毎回盛り上がっているそうです。オンラインでもオフラインでも実施でき、ハイブリッド開催にも向いています。

趣味共有会(推し活プレゼン)
予算 一人0円〜
参加人数 5〜20名程度
実施時間 1時間程度
促進できるコミュニケーション 相互理解の促進/心理的安全性の向上/世代を越えた交流
メリット 準備不要で参加ハードルが低い/業務外の話題で距離が縮まる/オンライン・対面どちらでも実施可能
デメリット 人前で話すことが苦手な社員への配慮が必要

2. 社内イベントを成功させる3つのポイント

社内イベントを成功させるポイントとは、目的に合ったイベント選び・事前のモチベーション設計・必要に応じた外部委託の3点です。この3つを押さえるだけで、イベントの満足度と成果が大きく変わります。

社内イベント成功のポイント

せっかく実施するなら「また参加したい!」と社員に思ってもらいたいもの。実施前にチェックしておきましょう。

2-1. 目的が達成できる社内イベントを選ぶ

有意義なイベントにするには、目的に合った種類を選ぶことが出発点です。「やってみたい」という気持ちだけで選ぶのではなく、以下の5つの視点を確認しましょう。

社内イベント選定の5つのチェック項目

とくに重要なのは「どのようなコミュニケーションを活性化したいか」と「社員が参加できるスケジュールか」の2点です。

社内全体の交流を図りたいのに少人数向けのイベントを選んでしまっては、期待する効果は得られません。大人数型のイベントなら事前にアンケートを取り、できるだけ多くの社員が参加できる日程を選びましょう。少人数型であれば、日程を分けて複数回開催する方法もあります。

2-2. イベント当日まで社員のモチベーションをあげる工夫をする

当日だけ気合いを入れても、社員が「参加してみよう」「楽しみだ」という気持ちにはなりません。事前にモチベーションを高める仕掛けを用意しましょう。

たとえば、社内のチャットツールでイベントの見どころを共有する、予選の様子をレポートする、過去の開催実例を紹介する、参加メリットを明確にする、ゲスト参加を事前に告知するといった工夫が考えられます。

前向きな気持ちで参加したほうが積極的にコミュニケーションを取りたくなり、満足度も上がります。当日だけでなく、イベント前から社員への働きかけを始めましょう。

2-3. 進行や準備ができない場合は代行会社を使う

宿泊系やスポーツ系のイベントは、会場手配・備品準備・チーム分け・当日進行など、やるべきことが多岐にわたります。準備が不十分だと当日の進行に支障をきたし、期待した成果を得られません。

「日常業務で手一杯で、イベント準備にまで手が回らない」という場合は、イベント代行会社の利用も一つの手段です。実績とノウハウを持つプロに任せれば、当日のミスも減り、社員の満足度も高まるでしょう。

3. 社内イベントを実施するときの注意点

社内イベントの注意点は、強制参加の回避・双方向性の確保・実施後の共有の3つです。社員にとって有意義で、コミュニケーション活性化につながるイベントにするために意識しておきましょう。

社内イベント実施時の注意点

3-1. 強制参加にしない

一人でも多くの社員に参加してほしい気持ちはわかりますが、「必ず参加」と強制するのはパワハラと捉えられるリスクがあります。とくに休日を使うイベントは、社員にもそれぞれ予定があるため強制は避けましょう。

できるだけ多くの社員に参加してもらうには、業務時間内や会議後にできるイベントを選ぶ、休日開催なら振替休日を検討する、長時間拘束するイベントは避ける、参加でポイントが貯まる仕組みをつくるといった工夫が有効です。

あわせて、社員が自ら「参加したい」と思える環境づくりも大切です。

3-2. 一方的なイベントで終わらせない

JTBコミュニケーションデザインの調査によると、社内イベントの不満点として「一方的に聞くだけで退屈だった」「一部社員のみの参加だった」がそれぞれ25.9%、「マンネリ化している」が23.1%を占めています。

一方、よかった点では「社員全員が同じ場所に集まった」が48%、「参加型で自分たちも一緒に楽しめた」が29.9%という結果に。

この結果から、「一部社員だけが楽しむ構成にしない」「一方的に話を聞かせるだけで終わらせない」という2点を意識することが大切です。社員が直接コミュニケーションを取れるイベントを選べば、満足度は自然と高まります。

参考:https://www.jtbm.jp/database/2841/

3-3. 社内イベントの様子は共有する

イベントを実施して満足するだけでは、次につながりません。終わったら必ずその様子を社内で共有しましょう。

社内イベント後の共有方法

共有することで、次回への改善フィードバックになるだけでなく、参加できなかった社員が「次は参加したい」と思うきっかけにもなります。リアルタイムでの写真やレポート共有は社員同士の会話のネタにもなるので、社内のチャットツールなどを使って素早く展開するのがおすすめです。

日々のコミュニケーションを活性化し、従業員同士の称賛を習慣化する「Unipos(ユニポス)」の導入もあわせて検討してみてください。

4. まとめ

社内コミュニケーションイベントは、目的とシーンに合わせて選ぶことで効果を最大化できます。

手軽に始めたいなら室内ゲーム系やシャッフルランチ、短期間で結束力を高めたいなら合宿やスポーツ系、リモート環境で実施したいならオンライン謎解きやバーチャルカフェ、自社の特色を活かしたいなら福利厚生型と、選択肢は豊富です。

どのイベントを選ぶにしても、「目的に合ったイベントを選ぶ」「事前にモチベーションを高める」「実施後に共有する」の3つのポイントを意識してください。そして、強制参加にしないこと、一方通行にしないことも忘れずに。

HR総研の2025年調査で63%の企業がコミュニケーションに課題を感じている今、イベントを通じた「質的なコミュニケーション」の場づくりは、組織の競争力を左右するテーマです。本記事で紹介した25のイベント事例を参考に、自社に合ったコミュニケーション施策をぜひ実践してみてください。

社内コミュニケーションイベントに関するよくある質問(Q&A)

Q. 社内コミュニケーションイベントはどのくらいの頻度で実施すべきですか?

イベントの種類によって異なります。シャッフルランチやフライデードリンクなどの軽量型は月1〜週1回、運動会や合宿などの大規模型は年1〜2回が目安です。心理学のザイオンス効果を踏まえると、短時間でも接触回数を増やすほうが親しみが生まれやすいため、継続しやすいイベントを定期的に実施するのが効果的です。

Q. 少人数の会社でも実施できるイベントはありますか?

ボードゲームやカードゲーム、ウォーキングミーティング、シャッフルランチなどは2〜10人程度から実施でき、少人数の会社にも向いています。少人数だからこそ密度の高いコミュニケーションが取れるメリットもあります。

Q. リモートワーク中心の会社でも社内イベントはできますか?

オンライン謎解きゲーム、バーチャルカフェ、趣味共有会など、リモート環境に適したイベントは年々充実しています。対面と比べると自然な会話は生まれにくいものの、少人数のブレイクアウトルームを設けたり、ファシリテーターを置いたりする工夫で十分な効果が得られます。対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド開催も増えており、拠点が分散している企業にも取り入れやすくなっています。

Q. 社内コミュニケーションに課題を感じている企業はどのくらいありますか?

HR総研が2025年に実施した調査では、63%の企業が社内コミュニケーションに課題があると回答しています。特に「部門間」の連携不足を課題に挙げる企業が多く、デジタルツールの導入だけでは解決しきれない「質的なコミュニケーション不足」が背景にあります。イベントによる直接的な交流の場づくりが、こうした課題の解消に有効です。

Q. イベント以外で日常的に社内コミュニケーションを活性化する方法はありますか?

ピアボーナスや社内SNS、1on1ミーティングの導入などが代表的な方法です。たとえばUniposのようなツールを使えば、日々の業務の中で感謝や称賛のメッセージを送り合う文化が生まれ、イベントがない日常でもコミュニケーションが活性化します。