自社にピッタリの施策が選べる!社内コミュニケーション施策10選

企業が発展していく上で、社内コミュニケーションの活性化、円滑化はとても重要な課題です。

しかしながら、

「コミュニケーションが大切なのはわかっているが、具体的な施策がなかなか見えてこない……

と頭を悩ませる人事や経営部署の方は多くいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、社内コミュニケーションを活発化させる施策を10選ご紹介します!

・社内報
・経営層(上司)と社員(部下)の面談
・運動会
・合宿(キャンプ)
・ビジネスゲーム
・社員誕生日パーティー
・シャッフルランチ
・コミュニケーション研修
・社員食堂
・社内通貨

このような施策はいずれも以下のような目的で行われます。

・社内の連携を強化する
・会社としての目標やビジョンの共有
・社員同士の交流とそれによる個々の能力UP
・社内連携強化と個々の能力UPによる生産性の向上
・離職率低下(社員の定着)

記事では10選の施策について、それぞれの内容や得られる効果をわかりやすく解説していきます。
それらを知ることで、自社にはどんな施策が合うかが具体的にイメージできて、検討しやすくなるでしょう。

さらに、施策への取り組みにより成果を得た7社の例と、実施する際の注意点をお伝えしていきます

最後まで読んで頂ければ、御社に適した施策が選べ、実行できるようになります。

本記事を参考に、ぜひ社内コミュニケーション対策に前向きに取り組んで頂けたらと思います。

1.社内コミュニケーションが活性化する施策10

社内コミュニケーション活性化の為に効果のある施策は、大きく6つに分類されます。

・社内報
・経営層(上司)と社員(部下)の面談
・社内イベント(レクリエーション)
・コミュニケーション研修
・社員食堂
・社内通貨

表にまとめると以下のようになります。

【社内コミュニケーション活性化の為の施策一覧】

施策

内容

社内報

会社から社員や従業員に向けて発信する情報。
形態には冊子、Web、ビデオなどがある。

経営層(上司)と社員(部下)の面談

経営層と社員、または上司と部下で月12回程度のペースで11で行う面談。目標や課題、個人の評価、将来などについて話をする。

社内イベント(レクリエーション)

会社全体で、あるいは部署ごとに、コミュニケーション向上やチームビルディングを目的に行う催し物全般。


・運動会
・合宿
・ビジネスゲーム
・社員誕生日パーティ
・シャッフルランチ
など

コミュニケーション研修

コミュニケーションの基礎について改めて理解し、コツやヒントを得るために行う研修。講師を招いたり、専門業者のプログラムに基づいて行われる。

社員食堂

企業など会社の中にある給食や食事を作る施設、そこで社員が食事を摂れる食堂。

社内通貨

企業が自社の社員向けに発行する社内限定の通貨。
日常に使用するのと同じ紙幣のようなもの、システムで管理されているものなど様々な形態がある。

社内での決済に使える他、社員同士が感謝や評価を添えて贈り合える仕組みとして社内通貨を導入すると、コミュニケーション活性化につながる。

それでは、イベント(レクリエーション)例の5つを含めて10選をひとつずつ解説していきます。

御社に適した施策を選択できるよう、具体的な内容や効果をしっかり理解していきましょう。

1-1.社内報

社員や部署間、経営陣と社員をつなぐコミュニケーション手段のひとつとして「社内報」があります。
社内報とは、会社から社員や従業員に向けて発信する情報のことで、これによって全社員が会社の理想や考え方を共有することができます。

形態として冊子、Web、ビデオなどがあり、これまでは冊子が主流でしたが、昨今はWebでの社内報が増える傾向にあります。

【内容(企画例)
1.部署や社員の紹介
社内の部署の業務について案内をします。また、所属の社員についてプロフィールや個性を紹介していきます。もしくは本人に、業務に対する思いや、自分の役割などを含めた自己紹介を書いて貰うのもいいでしょう。
多くの社員に他部署の業務や雰囲気、普段関わらない人について理解してもらうきっかけになります。

2.経営陣の紹介
上層部の人たちの紹介をしていきます。ご本人達にメッセージを書いてもらうのも良いでしょう。
業務についてばかりでなく、自分の新人時代の話、失敗談なども載せると、一般社員も経営陣を身近に感じるのではないでしょうか。

3.会社の歴史の紹介
会社の歩んできた歴史、現在の状態へ至るまでの経緯などを伝えることで、社員の会社への理解が深まります。
自分の立場も見えてきますし、会社への思い入れが深くなるきっかけにもなり得ます。

4.イベントや講座の紹介
開催予定の講座やイベントを紹介して、社員に学びやコミュニケーションの機会を告知、提供します。
イベント終了後に写真や感想を発信すると、参加できなかった社員にも様子を伝えることができます。
社内にサークルがある場合は、その活動や参加誘致なども社内報で発信すると良いでしょう。

【効果】
社内報は、会社の社風や文化、経営ビジョンや経営方針を社員全体で共有するために有効な施策です。
社員の紹介から、連絡や報告、慶弔を伝えることにも使えます。
各部署の取り組みや成果を掲載することで、社員のモチベーションを上げ、社員と会社、社員間の親睦を深めるのに役立ちます。

1-2.経営層(上司)と社員(部下)の面談

経営層と社員、または上司と部下の面談も、両者のコミュニケーションを強化するのに有効な施策です。

【内容】
面談内容は時によって違うと思いますが、仕事の話に終始するのではなく、世間話や最近の出来事などで雰囲気を柔らかくしながら、距離を縮めていくようにします。

上司からは主に部下に今後の目標や課題、部下への評価などを伝えます。この時重要なのは、伝えるだけでなく相手の意見も聞くことです。
部下の目標や希望、悩み、将来の志望などを聞くことで、目標や方向性を共有しやすくなります。

聞いた後は、状況やその人の個性に合わせたアドバイスや指導をしていきます。

【注意点】
1対1の面談ではどんなに「リラックスして」「本音で」といわれても下の立場の人は緊張してしまうものです。並んで座る、会議室ではなくカフェで行う、ランチミーティングにするなど話しやすい環境を作り出す工夫が必要です。

面談をコミュニケーション施策として実行する場合、少なくとも月に12回くらいのペースで行うことが必要です。ある程度頻繁に向き合うことで話しやすくなり、理解も深まります。

【効果】
効果的な面談を行うと両者は理解を深め、部下は評価を、上司は信頼を得ることができます
社員(部下)は目標を常に意識するようになりますし、双方の信頼関係も深まっていくでしょう。そうなると、組織も活性化して生産性が向上し、企業業績のアップにもつながります。

1-3.イベント(レクリエーション)

社員同士のコミュニケーションを活発にする為には、定期的に社内イベントを実施することが効果的です。
社内イベントは楽しみながら社員同士の結束を強めることができます。

以下に多くの企業でも取り入れられている、成果を得やすいイベントを5つご紹介します。

・運動会
・合宿(キャンプ)
・ビジネスゲーム
・社員誕生日パーティー
・シャッフルランチ

自社の目的に合ったイベント、実施のしやすさなどを考慮しながらご覧頂けたらと思います。

1-3-1.運動会

チーム別に様々な競技を行う運動会は、大人が行っても白熱し盛り上がります。

【内容】
子供の運動会にあるのと同じような競技(玉入れ、綱引き、障害物競走、騎馬戦)をチームに分かれて行って、それぞれ勝利を争います。

【効果】
チーム一丸となって勝利をめざすことで団結力がアップします。チームのために自分の力を発揮したいという個々のモチベーションが上がります。

また、実施に向けての準備まで皆で行うようにすることで、コミュニケーションを取る機会が増え、一致団結して取り組めるようになります。
準備や練習など本番までに時間を要する分、その中でも社員同士のコミュニケーションが活性化するのが運動会のメリットといえます。

選手として参加しない社員がいる場合は、応援という形で加わると良いでしょう。

参加人数

20名程度〜(大人数可)

実施時間

本番1

予算

1人3,000円程度

1-3-2.合宿(キャンプ)

短時間で社員同士の結束を強めたい場合は、一緒に過ごす時間が長くなる「宿泊込み」のコミュニケーションイベントが有効です。

合宿やキャンプでは、料理や寝床の設置、片付けなど、仲間と力を合わせなければ乗り越えられないことが多く、自然と参加者同士コミュニケーションを取る機会が増えます。

【内容(例)
無人島合宿
携帯電話、腕時計、細部など普段の必需品である私物を没収し、最低限の物資を与えて、チーム単位(5名〜7名)で1日〜3日程度の無人島合宿を行います。

サバイバルキャンプ
キャンプ場を借り切って行います。5名〜7名ほどでチームを作って制限された条件(火起こしなど完全自炊、寝床は数枚のブルーシートで自作する、など)の中で34日のキャンプ研修を行います。

【効果】
チーム内で助け合い、アイデアを出し合って苦境を乗り越えることで団結力が高まり、務年数問わずコミュニケーションが取れるようになります。

職場とは違う環境に行き業務外のことに取り組む中で、日頃発見できない上司や同僚、部下の人柄の良さを知ったり、お互いを認識し合うことができ、信頼関係や絆が強くなります。

参加人数

無制限

実施時間

1泊〜3

予算

1人20,000円〜

1-3-3.ビジネスゲーム

業務時間内に社内コミュニケーションを促進するイベントを組み込みたいときに、支持を集めているのがビジネスゲームです。

職種や階級に合わせた勉強になるゲームもあり、コミュニケーション能力やチーム力、知識を同時に養えるようになっています。

【ビジネスゲーム(例)】
The 商社」
3〜6人程のチームを組んで、他のチームとさまざまな交渉を行いながら自社を拡大していくゲームです。

常にビジネスマン同士の取引として交渉に臨まなければならず、参加者はゲームを通じて自発的にWin-Winの関係を成立させることの重要さに気づきます。

チーム共通の体験である所から、チームビルディングとして効果的に働き、リーダーシップも自然に身につくビジネスゲームです。(1チーム3名〜6名。30150人に対応)

参照:株式会社プロジェクトデザイン「The 商社」

「野球のポジション当てゲーム」
ジグソーメソッドと呼ばれる手法を用いており、各人が持っているバラバラな情報を繋ぎ合わせると正解に辿りつける、コミュニケーション力UPに効果的なゲームです。

・最初に、皆はS社の本社総務課員で、明日の関連会社野球大会の名簿作成の為にメンバーとポジションを主催会社に知らせなければいけない設定が説明されます。(情報を知る係長や野球部関係者とは連絡がつかない状況)
・各チームに情報の書かれたカードが配られる。(他人に配られたカードを見る事はできない)
・チーム内で情報カードに配られた内容を共有しながら、ポジションを特定していきます。

ただ情報を共有しただけではポジションが特定できない設定になっており、自然とチーム内で話し合いが生まれます。
自分が持っている情報を論理的に伝える事、集まった情報を図表にして整理していく能力も養われます。(4名〜100名以上。1チーム4名〜6名推奨)

参照:株式会社ハートクエイク コミュニケーションゲーム「野球のポジション当てゲーム」

NASAゲーム」
チーム内でのコンセンサス(合意形成)を学ぶのに効果的なゲームです。

・最初に、皆が宇宙船に乗って月面に着陸しようとしている宇宙飛行士であること、月面には母船が待っているが機械の故障で母船から約200マイル離れた所に不時着してしまった状況設定が説明されます。
・(個人ワーク)各自で、無事に母船に辿りつくために壊れずに残っている15アイテムに対して重要度の高いものから順位をつけていきます。
・(グループワーク)チーム内で個人の意見を出し合って話し合い、チームとしての回答を出します。
チームごとの解答発表が終わった段階で、公式解答との差が1番近いチームが優勝となります。

多数決や諦めではなく、協調的な合意形成のプロセスについて体験を通して学ぶことができるゲームです。
チームで問題解決にあたることの重要性についても気づきを得ることができます。(4名〜100名以上。1チーム4名〜6名推奨)

参照:株式会社ハートクエイク コンセンサスゲーム「NASAゲーム」

【ビジネスゲームから得られる効果】
ゲームを楽しみながらコミュニケーション能力やチームでの協調性が学べます。
The 商社」のような仕事に特化したゲームでは、業務に関する知識も同時に養えます。

参加人数

ゲームによって違う

実施時間

2時間程度

予算

1人5,000円〜

1-3-4.社員誕生日パーティー

誕生日パーティーは、社員が多ければ毎月実行できるので継続しやすいイベントの一つです。

【内容】
毎月、誕生日月の社員を集め、レストランなどを借り切って社長、人事を含め食事会を行います。

【効果】
誕生パーティという楽しいイベントの中で、フランクな相談や今後のロードマップ、将来のスキルチェンジなどについて直接上司や代表と話せ、立場を超えたコミュニケーションを取りやすくなります
上役の立場では、社員への労いとコミュニケーションの活性化が同時に行えます

誕生日パーティーは、規模によっては支店、営業所などの垣根を越えて実施することもでき、他部署、他営業所の社員たちとの交流を持てる場にもなります。

参加人数

制限なし

実施時間

2時間程度

予算

1人2,000円程度〜

1-3-5.シャッフルランチ

シャッフルランチとは、普段の業務で関わりのない社員同士がグループになってランチを摂る制度です。他部署間の親睦が深まり、社内での交友関係が広がります

【内容】
担当者(幹事)が部署が被らないようなチーム編成、日程、場所等を決めて、そのメンバーで昼食を一緒に摂る。
※食事代は福利厚生の一環として企業が負担することが多いようです。

【効果】
ランチという気軽な食事の場を借りて、普段接することのない他部署の人がどんなことを考え、どんなスタンスで仕事をしているかに触れることができます。
リラックスした雰囲気でお互いの仕事の話をすることができ、社内のコミュニケーションが円滑になります。

他の部署の仕事を把握することが相互理解につながり、個々のモチベーションもアップします。

1-4.コミュニケーション研修

コミュニケーション研修とは、コミュニケーションの基礎について改めて理解し、「社員個々のコミュニケーション力を伸ばす」ためのコツやヒントを得るために行う研修のことです。

研修は、講師を招いたり、専門業者のプログラムに基づいて行われます。

【内容(例)】
プログラムによって違いはありますが、研修は一般的に下記のような内容で実施されます。

コミュニケーションの大切さを学ぶ
コミュニケーションがなぜ必要なのか?ビジネスにどのような影響を与えるのか?を学びます。

自己分析
自己診断テストや、自分の話し方、人との接し方を録画などをして確認します。
自身を分析し、客観的に見つめ直し、研修での個人目標を立てます。

社会人としてのマナーを学ぶ
基本的なマナーができていないせいで、コミュニケーションが上手くとれないことがあります。
コミュニケーション研修では、服装などの身だしなみや姿勢、挨拶の仕方、表情や言葉使いなどが相手に与える印象を含めた、基本的なマナーを学びます。

話し方と聞き方を学ぶ
コミュニケーションツールとして最も重要な「話し方」について学びます。
コミュニケーションをとるのが苦手な人の中には、話し方がわからないという人が多数います。研修では、相手の心をつかむ話し方についてなど、上手な対話をするポイントなどがレクチャーされます。

また、コミュニケーションを取る上で、話すことと同時に大切なのが聞き方です。
相手の話をきちんと聞いて理解し、意図や気持ちを汲み取ることができなければ対話は成り立ちません。
研修では、チームを組んでロールプレイングをしたりして、人と話すこと、聞くことを学習していきます。

【効果】
コミュニケーション研修を行うと、相手に良い印象を与えながら自分の意見を伝える力、相手の話を聞いて理解する力、社内外で親しい人間関係を構築できる人への接し方などが具体的に学べます。

1-5.社員食堂

社員食堂の設置は、コミュニケーション施策の一環となります。

社員食堂があることで、社員が一緒に食事を摂る機会が増え、コミュニケーションの活性化が期待できるのです。

【内容】
会社の中に社員の誰でも食事を摂れる食堂やカフェを設置します。

【効果】
食堂があれば、そこで他部署の社員と親しくなるきっかけにもなるし、上司と食事を摂りながら気軽にミーティングを行うこともできるので社内のコミュニケーションが活発化します。

食事しながらの会話であれば普段よりリラックス出来るので、仕事の話題だけでなく、プライベートな話題についても話しやすくなるでしょう。

安価で美味しいメニューを出せば社員の満足度もアップしますし、健康メニューを取り入れることで体調不良を防止できるのも大きなメリットです。

1-6.社内通貨

社内通貨とは企業が自社の社員向けに発行する社内限定の通貨のことです。
コミュニケーション活性化の施策の1つとして、社内貨幣をただ社員が決済に使える通貨でなく、社員同士が感謝や評価を添えて贈り合う仕組みとして導入することが挙げられます。

【内容】
導入しているツールによって異なりますが、社内通貨は主に社員が上げた成果を評価する際に付与されます。たとえば、その月に最も業務成績を上げた人や、社内での企画、プレゼンを評価して表彰する場合などです。
また各社員が一定の社内通貨を保有し、仕事を助けてもらった人や、感謝の気持ちを伝えたい人に贈るといった用途で使われることもあります。

【効果】
称賛や感謝などプラス評価を込めて社内通貨が付与されたり、互いに贈り合うことで、それぞれの社員が「ありがとう」という言葉や、人に対して「グッド!」「ナイス!」といった言葉を使う機会が増えます。
これによってプラスの感情が社内を包むようになり、コミュニケーションの活性化につながります。

社内コミュニケーションを活発化させる施策として有効!あの有名企業も取り入れているUniposとは?

次ページ「参考にすべき!コミュニケーション施策で成果を得た7社の事例」

本質的な課題と向き合える

メールマガジン登録

気づきを得られる、試してみたくなる、動きたくなる。 組織改革や人材育成に関するヒントが詰まった、管理職や人事のための無料メールマガジンです。