社内ポイント制度って何?ポイントの運用で期待できる効果と導入事例を紹介!

企業成長に欠かせない取り組みとして、組織力の強化が挙げられます。

マネージャーや経営層は、従業員のモチベーションが高く、企業に愛着を抱いてくれるような職場づくりを目指さなくてはなりません。

そのために役立つのが「社内ポイント制度」です。この記事では、社内ポイント制度の意味や導入事例などを解説していきます。

1.社内ポイント制度とは

 

欧米では一般的になっている社内ポイント制度は、日本でも徐々に導入されてきています。

ただ、あまりなじみのない人も多いのではないでしょうか。この段落では、社内ポイント制度の基本情報を説明します。

1ー1.給料とは別の報酬

大まかに定義すれば、社内ポイントとは「金銭以外で従業員に支払われる報酬」のことです。

従業員の働きぶりや日常での態度がポイントという形で評価されます。
ポイントが一定数貯まれば、ボーナスの額が上がったり、特別なイベントに参加できたりするといった特典につながります。

なお、ポイントの細かい仕組みや特典内容は企業によって異なるのが特徴です。

1ー2.人事部や経営者を通さない評価

普通の給料やボーナスと社内ポイントでは、評価基準が異なるといえます。

従来の給料やボーナスが支払われるとき、その額を決めるのは人事部や経営者でした。
彼らは定められた基準に沿って従業員を評価し、企業への貢献に対して金銭を支払ってきたのです。

しかし、社内ポイントは従業員同士で贈与することも可能です。
そして、ポイントを与える際は、給料やボーナスとは違う基準を用いてもかまいません。

人事部や経営者が見逃してしまう貢献を社内ポイントはカバーしてくれるのです。

2.社内ポイント制度の仕組み

社内ポイント制度を導入する際には、担当者が基本的な仕組みを理解しておかなくてはなりません。

ここからは、社内ポイント制度がどのように成り立って、運用されていくのかを解説します。

2ー1.手軽さが実践の鍵

現場で社内ポイント制度を取り入れるには、従業員の手間にならないことが大切です。ポイントを贈り合う作業に時間を取られ、日常業務がおろそかになるのは望ましくありません。

また、システムの操作が難しいと気軽にポイントを贈ろうという発想になりにくいでしょう。多くの企業では、社内ポイント制度のために専用のプラットフォームを利用しています。

こうしたサービスでは制度を運用するのに必要な機能が揃っているうえ、贈られたポイント数を可視化できるのも魅力です。

2ー2.ポイントの基準を定める

社内ポイントを導入する目的は企業によってさまざまです。
そのため、最初にポイント贈与の基準をしっかり決めておきましょう。

従業員のやる気を引き出しながら、企業の利益にもつながるような基準を設けることが肝心です。

たとえば、クリエイティブな業界なら「社内コンペティションの結果に応じてポイントを与える」といったルールを決めておきます。

ポイントがもらえると分かっていれば、コンペに挑む従業員のモチベーションも高くなるでしょう。

また、社内の雰囲気が暗いと感じている場合は「同僚の気遣いに対してポイントを与える」という決まりにします。

些細な親切もポイントで評価されるようになるので、自然と従業員同士の接し方は和やかになっていくでしょう。

このように、まずは社内の問題点を振り返ってから、それを改善するために、社内ポイント制度を考案していくのが理想です。

2ー3.ポイントのメリットを作る

単に社内ポイントを贈り合うだけでも、業務改善を行うことは不可能ではありません。

ただ、報酬は魅力的なほうが従業員の関心を集めやすいでしょう。
そこで、社内ポイントを集めたら、その数に応じて景品、特典をもらえるようにするのもひとつの方法です。

代表的な報酬は、休暇や慰安旅行などです。ポイント数が上位の人間だけ特別に休暇や旅行を手配してもらえるとなると、従業員は制度を無視できなくなります。

そのほかでは、ポイントが一定数たまったら臨時ボーナスを用意してあげるのも得策です。ギフトカードや自社製品などの品物も、選択次第では従業員に歓迎されるでしょう。

貢献の見える化を実現するUniposの詳細はこちら

3.社内ポイント制度で期待できる組織への効果

なぜ社内ポイント制度が広まってきたのかというと、現場にプラスの効果を期待できるからです。

この段落では、社内ポイント制度を導入するメリットについて解説します。

3ー1.従業員のモチベーションアップ

多くの企業が社内ポイントを運用するようになったのは「モチベーションアップ」が目的です。

社内ポイントがあれば、従業員は自分の努力や気遣いについて日常的に評価してもらえます。
人事部や経営者には伝わりにくい、地道な働きも同僚が褒めてくれるのです。

こうした状態が続けば、人事評価についての不満を感じにくくなり、企業とのエンゲージメントが強まっていくでしょう。

結果的に、従業員のやる気も高まっていきます。

3ー2.日常的なコミュニケーションに

「コミュニケーションの活性化」も無視できません。

社内ポイントは従業員同士で贈り合う報酬です。頻繁に会話があるわけではない同僚に対しても、気楽にポイントを与えられます。

こうしたやりとりがきっかけになり、従業員の絆は深まっていくでしょう。組織の団結力が強まれば、生産性向上も見込めます。

3ー3.人材の流出を防ぐ

「離職率の低下」も社内ポイントの目的のひとつです。

社内ポイント制度を上手く運用すると「お互いを称賛する文化」が広がっていきます。

こうした職場は居心地がよく、長く働きたいと考える従業員も多いでしょう。有能な人材や若手が転職を希望しにくくなるので、企業の将来が安定します。

3ー4.目的意識の共有

企業成長では、従業員が共通の目的意識を抱いてなくてはなりません。

それでも、部署や職種が違うと、どうしても価値観のすれ違いが起こってきます。
それぞれの日常業務に違いがありすぎるので、別の部署の気持ちに共感しにくくなっていくのです。

しかし、社内ポイント制度があると部署を越えた、共通の人事評価の基準が生まれます。自社の理想像を実感しながら働けるので、多くの従業員が同じ方向へと進んでいけるのです。

3ー5.公正な人事評価になることも

人事評価では「売上」や「契約数」など、分かりやすい数値目標が評価される傾向にあります。

それに対して、人事部や経営者は従業員の普段の姿まで細かく把握しているわけではありません。かつての人事評価制度では、同僚から従業員がどう思われているのかまで考慮しにくいのがデメリットでした。

社内ポイント制度は現場の同僚間で行われる人事評価なので、従業員の態度、人間性が反映されやすいといえます。数字以外の角度から従業員を評価でき、公正な人事評価になることもあります。

4.社内ポイント制度として人気のサービス3つ

従業員の希望や社風によって、取り入れるべき社内ポイントの方向性は変わってきます。

人事担当者や経営者は、従業員の力を引き出せる社内ポイント制度を考えなくてはなりません。この段落では、社内ポイント制度の主なサービスを3つ挙げていきます。

4ー1.社内通貨

その企業だけで利用できるオリジナル通貨を「社内通貨」と呼びます。

社内ポイント制度にオリジナル通貨を導入している企業は少なくありません。社内通貨を使った人事評価では、企業全体や部門ごとに基準を設けておきます。

そして、基準を達成した人には同僚から社内通貨を贈れる仕組みにします。社内通貨は食事や商品、ボディケアや旅行などに換金可能です。

4ー2.ピアボーナス

一般的に社内ポイント制度といえば、ピアボーナスを連想する人が多いでしょう。

ピアボーナスは従業員同士で贈与し合えるポイントのことです。ある従業員が基準を満たしたとき、同僚の判断で自由な点数のピアボーナスを贈れます。

ピアボーナスのメリットは、贈与できる数に上限がないことです。
お金ではないので贈りたいときに好きなだけ贈れます。そうしてピアボーナスを貯めていくと、一定の数になったとき特典をもらえます。

あるいは、ポイント保有数の上位メンバーがイベントに招待されたり、ボーナスを増やしてもらえたりするのです。

ピアボーナスは特に、アメリカで支持されている社内ポイント制度です。運用の手軽さと、従業員の使いやすさという点でほかのサービスよりも便利だといえるでしょう。

4ー3.投票制度

従業員同士による投票で評価をつけるのも社内ポイント制度の一種です。

この方式では、定期的にチームリーダーやマネージャーの主導で、同僚を対象とした投票が行われます。投票には「もっとも新規開拓を頑張っていた人」「接客態度がよかった人」などの明確な基準を設けましょう。

また、毎回基準を変えることで従業員の刺激にもなります。投票を終え、一番の支持を得た人がその回の報酬を受け取れます。

投票制度のメリットは、全従業員が社内ポイント制度に参加している実感を得られる点です。
社内通貨やピアボーナスを用意しても、実際には放置されてしまうことはありえます。

しかし、投票なら全従業員が誰かを評価しなくてはなりません。

そのかわり、投票した相手が分かる仕組みだと、忖度が働く可能性もあるので要注意です。

5.ピアボーナスとは

社内ポイント制度の中でも、特に運用しやすいのはピアボーナスだといえます。

この段落では、ピアボーナスの魅力と運用における注意点をさらに掘り下げていきます。

5ー1.部署や働き方に関する不公平さを解消

どうしても部署や働き方が変われば、人事評価に不公平さが生じてしまう傾向はあるでしょう。

たとえば、売上を重視する会社だと、経理や生産ラインで頑張っている人の貢献は評価されにくくなってしまいます。

また、社内ポイント制度はリモートワーカーにも適用されなくてはなりません。リモートワーカーは社内通貨をもらっても利用できる機会が少なく、モチベーションにつながりにくいといえます。

しかし、ピアボーナスなら従業員の働き方を多角的に評価できます。

売上に貢献していなくても、陰でほかの従業員をサポートしているような立場の人を称賛できるようになるのです。

それに、社内ポイントは使い方の幅も広がります。社内のサービスや物品だけでなく、ボーナスや休暇を増やす方向での報酬も可能です。

リモートワーカーに対しても、公平な人事評価制度となるでしょう。

5ー2.現場の幸福度にも関係

ピアボーナスは、贈るのももらうのもハードルが低いシステムです。

社内通貨はオリジナルとはいえ金銭なので、「気軽にもらいにくい」と考える人もいるでしょう。
さらに、投票による社内ポイントは従業員間に緊張が走ってしまいます。

投票が匿名で行われたとしても、「誰が誰を選んだのだろう」と考えてしまい、人間関係の悪化を招きかねません。

ピアボーナスはそれ自体に金銭的価値がないので、頻繁に利用できるといえます。
そして、ピアボーナスによって感謝を伝え合う習慣が常態化すれば、従業員の幸福度も高まります。ストレスのない職場で生産性も向上しやすくなるのです。

5ー3.導入における注意点

注意したいには、ピアボーナスに抵抗を示す人もいる点です。感謝を形にするのが恥ずかしかったり、プレッシャーに感じたりする従業員もいると覚えておきましょう。

さらに、従業員がピアボーナスの効果に懐疑的だとなかなかポイント制度は浸透しません。
利用する従業員が少なければピアボーナスは放置され、ポイント制度自体が廃れていきます。

こうした事態を招かないよう、ピアボーナス導入にあたっては全社員の理解を得るために人事部や経営者が努力しましょう。

ピアボーナスのメリットをしっかりと説明し、マネジメント層が率先して手本を示していくことが大事です。

6.特におススメなのは「Unipos」

社内ポイント制度を導入するには、従業員のモチベーションアップにつながる仕組みでなくてはなりません。

また、自社の働き方、雰囲気に応じた報酬を設定できることも大切です。

ピアボーナスをサポートするWebサービスのUniposは、柔軟な提案で社内ポイント制度を支えてきました。導入を検討しているなら、まずは気軽に問い合わせてみましょう。

6ー1.Uniposとは

数あるピアボーナスツールのなかでも、特に「Unipos」がおすすめです。

Uniposは導入や運用のしやすさ、操作性に優れていると定評があります。初めてピアボーナスツールを導入する場合でも安心できるでしょう。

そこで、サービスの特徴や実際の導入事例を交えて、Uniposのより詳しい情報を紹介します。

6ー2.サービスの特徴

UniposはUnipos株式会社がSaas化したピアボーナスサービスです。

サービスを提供してから、株式会社メルカリをはじめとする数多くの有名企業で導入されています。特徴は、何といっても利便性が高く使いやすいことです。

たとえば、Slack・Chatwork・Workplaceなどのビジネスチャットツールと連携し、手軽に利用できます。

また、投稿されたピアボーナスや称賛のコメントはリアルタイムでタイムライン上に反映されます。称賛が周りに共有されることで、承認欲求が満たされやる気を引き出しやすくなるでしょう。

それ以外にも、便利な拍手機能やハッシュタグ機能が搭載されています。
拍手機能は称賛コメントに賛同することが可能です。ハッシュタグ機能は企業の行動指針や企業文化との紐づけをすることができます。

このように、多くの機能が搭載されており、従業員が気兼ねなく使えることが多くの導入実績を持つ理由といえるでしょう。

6ー3.企業の導入事例

フリマアプリの運営を行っている株式会社メルカリでは、Uniposを導入してピアボーナス制度の「メルチップ」を運用しています。

メルカリは2018年に事業が急速に拡大し、拠点や部署の異なる社員同士のコミュニケーションに課題を感じていました。
そこで、コミュニケーションを円滑化させるため、Uniposによるピアボーナス制度を取り入れることにしたのです。

具体的には、毎週従業員1人につき400Tipを配布し、仕事で活用するSlackやUniposを通じてポイントを送り合うという取り組みを始めました。

貯めたポイントは1tipあたり1円に換算され、給与ともに支払いが行われます。導入後はUnipos上で1日に300件以上ものメルチップの送り合いが行われていたといいます。

メルチップを通じて交流するきっかけが生まれ、拠点とのやり取りも活発化したようです。

なお、メルカリではどのような行いに対してポイントを付与するのか、その制限を緩めたことがポイントだとしています。

コミュニケーションの機会を創出するためにあえて制限を緩め、目的の達成につなげた成功例といえるでしょう。

ピアボーナスを活用して企業の改革を目指そう

ピアボーナスは従業員同士で気軽に感謝の気持ちや報酬を送り合える制度であり、数字や成果のように表面化しにくい仕事や努力を可視化できます。

ピアボーナスによって評価の在り方を見直すことで、従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上につなげられるでしょう。

さらに、離職防止や企業の成長などの効果も見込めます。自社に合うツールを選び、ピアボーナスを導入してみてはいかがでしょうか。

組織を変える行動を増やすUniposとは?