ピアボーナスとは?解決できる課題や今注目の理由、おすすめツール3つまで徹底解説

「ピアボーナス」は、コミュニケーションの活性化や組織風土改革にも効果がある仕組みとして、国内でも導入企業が増えています。

この記事では「ピアボーナス」について、解決できる課題や今注目されている理由などを詳しく解説します。記事の後半では、ピアボーナスのおすすめツールも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.Googleも評価制度に導入しているピアボーナスとは?

ピアボーナスは、有名企業をはじめ多くの企業が導入している仕組み・制度です。

ここでは、ピアボーナスの概要とピアボーナスで解決できる課題について見ていきましょう。

1ー1.ピアボーナスは従業員が報酬を送り合う仕組み

「ピアボーナス」とは、英語の「peer(仲間)」と「bonus(報酬)」を組み合わせた言葉で、従業員同士が報酬や手当を送り合う仕組みのことです。

とはいえ、必ずしもお金を送り合うわけではなく、アイテムに交換できるポイントや少額の金券などさまざまな形で成果給(インセンティブ)を送ります。

ピアボーナスは、日頃の行動や業務の成果・貢献に対して、仲間同士で感謝の気持ちとともにお互いを評価するという新たな報酬制度・人事評価制度として注目を集めているのです。

また、ピアボーナスは、月々の給与や年数回のボーナスに上乗せされることから「第3の給与」とも呼ばれています。

1ー2.実はアメリカでは主流になっている人事評価制度

ピアボーナスは、アメリカのGoogle社が発祥の制度といわれています。従業員間のコミュニケーションを活性化させ、心理的安全性を高める効果から、従業員の評価指標として導入していると話題を集めました。

そのような背景もあってか、アメリカでは早い時期から複数のピアボーナスサービスが登場しており、現在では人事評価制度の一つとして主流になっています。

Google社のピアボーナスの特徴は、おもに以下の3つがあります。

・1回に送る金額が高額なこと

・直接現金になること

・送り合う人同士で完結すること

やりとりする金額は、マネージャーの承認付きで150ドルといわれており、現在普及している一般的なピアボーナスと比べても高額です。また、やりとりは送った人と送られた人だけで完結し、ほかの仲間には公開されない点もGoogle社のピアボーナスの特徴です。

1ー3.ピアボーナスで解決できることは何か?

ピアボーナスは、ボーナスを通して従業員同士で評価し合うことにより、従業員のモチベーションの向上や社内コミュニケーションの活性化などの効果が期待できます。

これまでのインセンティブ制度では、売上目標を達成した場合や、新規契約を獲得した場合など、どうしても組織の業績に直接的に関わる成果に注目されがちでした。

しかし、目に見えないところ、数字として表せないところでも、従業員は仲間の手本となるような行動をしていたり、組織へ貢献していたりします。

そのような従業員の日々の行動・成果をピアボーナスを通じて可視化することで、従業員側は評価される喜びを得られ、企業側は従業員の貢献度合いに気付くことができるでしょう。

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2.なぜ今注目されているのか?

すでに多くの企業に導入されているピアボーナスですが、特に近年注目されているのには、いくつかの理由があります。

ここでは、その理由について確認していきましょう。

2ー1.コミュニケーション不足が深刻化

ピアボーナスが注目されている最大の理由に、従業員間のコミュニケーション不足の深刻化が挙げられます。組織が円滑なコミュニケーションを維持することは、これまでも重要な課題の一つでしたが、近年は「テレワークなどの働き方の多様化」「社内コミュニケーションの変化」によって、さらなる対策が求められています。

2ー1−1.テレワークなどの働き方の多様化

2021年8月現在も、新型コロナウイルス感染症の流行により、都市部を中心に多くの企業がテレワークを実施しています。

2021年08月06日に公表された、東京都のテレワーク実施率調査結果(2021年7月の実施状況)によると、都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は61.9%という結果となりました。また、テレワークを実施した社員の割合は49.4%と、およそ2人のうち1人がテレワークを実施したことがわかっています。

ただし、このようなテレワーク推進の動きは、感染症の影響だけによるものではありません。

国としても力をいれている働き方改革も、働き方の多様化が進んでいる理由の一つです。

また、災害の多い日本では、緊急時にも業務を継続できるようにするため、テレワークを選択する企業が今後も増えていくと考えられるでしょう。

こうしてテレワークなどの多様な働き方が広まり、感染症対策はもちろん、時間や場所にとらわれず、一人ひとりに合った働き方が実現しやすくなっています。

一方で、働き方が多様化すればするほど、従来のような従業員同士のコミュニケーションがとりにくくなっているのも事実です。

参考:テレワーク実施率調査結果|東京都(https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/08/06/08.html)

2ー1ー2.社内コミュニケーションの変化

働き方が多様化すること以外にも、社内コミュニケーションが変化する要因があります。

例えば、終身雇用が一般的ではなくなっている今、まったく別の業界から転職してくる従業員も多くいます。そのため、一つのチーム内でも幅広い年齢層・異なるキャリアの人々が集まるケースは十分に考えられます。多様な価値観が交差することから、コミュニケーションのハードルが従来よりも高くなっているでしょう。

また、企業が成長し事業規模が急速に拡大するなどして、チームや部署が多岐にわたることも考えられます。同時に従業員数も増えていき、以前のような密なコミュニケーションが難しくなってしまうケースがあるでしょう。

ヨコのつながりが弱くなれば、事業規模が拡大したのに生産性が落ちてしまう可能性も避けられません。

2ー2.認められない不満やエンゲージメントの低下で、離職や生産性低下につながる場合も

働き方の多様化や社内コミュニケーションの変化によって生じたコミュニケーション不足は、最悪の場合、従業員の離職や組織全体の生産性低下につながってしまいます。

そうならないためにも、有効な対策として取り入れられているのがピアボーナスです。

従来のインセンティブ制度では、組織の業績に直接関わる成果に注目されるため、そもそもインセンティブを得にくい部署も存在し、従業員全員のモチベーション向上につなげるのは難しい面がありました。しかし、ピアボーナスであれば、普段の行動や可視化されにくい貢献でもインセンティブが得られます。加えて、身近な仲間から感謝の気持ちを伝えてもらえるため、会社への貢献意欲も高まるでしょう。

社内コミュニケーションが活性化され、従業員のエンゲージメントが向上すれば、人材の定着や生産性の向上が期待できます。

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3.ピアボーナスおすすめツール3選

ここからは、組織にピアボーナスを導入するうえで欠かせないツールをご紹介します。現在は日本にもさまざまなツールが存在するため、そのなかからおすすめの3つのツールを確認していきましょう。

3−1.インセンティブ・ポイント(株式会社ベネフィット・ワン)

株式会社ベネフィット・ワンが運営する「インセンティブ・ポイント」は、ポイント管理システムの提供から交換アイテムの仕入れ・配送まで、ワンストップで提供するピアボーナスツールです。

インセンティブポイントのおもな特長は、以下のとおりです。

・ワンストップで任せられるため、手間がかからない

・ポイントの名称や画像、単位など、オリジナルのポイント制度が構築できる

・同僚に感謝の気持ちを伝える「サンクスポイント機能」も

・専用サイトはPC・スマートフォン・携帯電話に対応

管理者は、例えば「業務改善を提案した人に5,000ポイント」など、目的に合わせてポイントの付与基準を自由に設定できます。

たまったポイントは、グルメやリゾート&トラベル、ビジネスアイテム、他サービスのポイントへ変換など、多種多様なアイテムと交換可能です。

参考:社内ポイントを、カンタンに | incentive poin(https://bs.benefit-one.co.jp/incentivepoint/)

参考:株式会社ベネフィット・ワン(https://corp.benefit-one.co.jp/)

3ー2.THANKS GIFT(株式会社Take Action)

株式会社Take Actionが運営する「THANKS GIFT(サンクスギフト)」は、ありがとうカードや、自社の企業理念に沿ったオリジナルのコインを送り合えるピアボーナスツールです。

THANKS GIFTのおもな特長は、以下のとおりです。

・ありがとうカードで、日々の貢献に感謝とメッセージを沿えて送り合える

・活躍した仲間をTHANKS GIFT内で表彰可能

・企業理念に紐付けたコインの活用で企業文化の浸透に寄与

・コインの送受信数は自動集計・ランキング表示される

THANKS GIFT上の社内通貨やポイントを貯めるには、「普段のコミュニケーションで貯める」「インセンティブとして支給する」の2通りの方法から選べます。

企業独自の景品に交換したり、SDGsクラウドファンディングサイト「SDGs Action」と連携し、関連団体に寄付をしたりすることも可能です。

参考:THANKS GIFT サンクスギフト|ありがとうが組織を強くするエンゲージメントクラウド(https://thanks-gift.net/)

参考:採用戦略・採用アウトソーシング・エンゲージメント経営を支援する株式会社Take Action(https://www.take-action.co.jp/)

3ー3.Unipos(Fringe81株式会社)

Fringe81株式会社が運営するUnipos(ユニポス)は、日本におけるピアボーナス制度を広めるきっかけとなったピアボーナスツールです。

Uniposのおもな特長は、以下のとおりです。

・毎週リセットされるポイント設計で利用の習慣化が可能

・返信機能をあえてつけず、リアクションスタンプのみで業務負荷をゼロに

・SlackやChatworkなどのビジネスチャットツールと連携でき、スマートフォンアプリからの投稿も可能

・貯めたポイントは、事前に設定したリワード(金銭・Amazonギフト券・寄付など)と交換可能

・サービス導入時にプロジェクトマネジメントも手厚くサポート

Uniposでは、インセンティブを送った人・もらった人だけのやりとりにとどまらず、ほかの仲間もそのやりとりに称賛できる「拍手機能」により、さらに双方にポイントが付与されます。オープンな設計が、組織全体に理想の行動を広めるきっかけとなるでしょう。

参考:Unipos (ユニポス) | ピアボーナス®︎で、働きかたを変える。(https://unipos.me/ja/)

参考:Fringe | Be an Explorer(https://www.fringe81.com/)

4.Uniposの強みと導入事例

日本におけるピアボーナス制度の先駆けとなり、すでに多くの企業に活用されているUniposについて、さらに詳しく見ていきましょう。

4ー1.Uniposの強み

Uniposの導入で得られる価値は、大きく分けて以下の3つです。

・称賛の習慣化

・貢献の可視化/活用

・組織風土の変化

Uniposでの投稿には、インセンティブとしてポイントを添えられることはもちろん、ハッシュタグを紐付けることも可能です。オープンなタイムラインなので、組織の企業理念や行動指針などを表したハッシュタグを用いると、企業理念などを体現する貢献を日常的に目にする機会が増加します。その結果、組織全体に企業理念が浸透するでしょう。

また、Uniposはそれぞれの企業がオリジナルのサービス名をつけて運用できます。

独自のピアボーナス制度にすることで、制度や組織への愛着もさらに深まることが期待できるでしょう。

4-2.導入事例(株式会社マイナビ)

人材ビジネスを展開する株式会社マイナビでは、アルバイト情報事業本部全体でUniposを導入しています。Uniposを導入したきっかけは、多くの新人・中途社員が加入したことでどこの部・課も自組織の切り盛りで手一杯になっており、ヨコの連携の希薄化や管理職の目が行き届かなくなることへの懸念でした。

特に重視したのは「毎週ポイントをしっかり使い切る」という点です。Uniposのポイントは毎週リセットされるため、ポイントの消化率を高める働きかけをし、当初50%程度だった利用率は半年で90%以上を維持できるまでになりました。

Uniposの導入によって、違う拠点の違う職種で感謝し合う関係があったことを発見するなど組織状況が可視化されたり、メンバー個々人のメンタルの安定がうかがえたりとさまざまな効果が得られました。

なお、こちらの導入事例は、以下の記事でさらに詳しくご紹介しています。

参考:さらなる成長を目指してマイナビが取り組む組織活性 Uniposがもたらした効果とは(https://blog.unipos.me/2021/01/18/2021-01-18-mynavi/)

5.まとめ

今回の記事では、「ピアボーナス」について解説しました。

記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。

・ピアボーナスとは、従業員同士が報酬や手当を送り合う仕組みのこと

・ピアボーナスは、コミュニケーション不足が深刻化する今だからこそ必要な制度

・ピアボーナスおすすめツールは、以下の3つ

 ・インセンティブ・ポイント

 ・THANKS GIFT

 ・Unipos

働き方の多様化や社内コミュニケーションの変化によって生じたコミュニケーション不足を解消し、組織風土の変化をもたらすために、Uniposの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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