コミュニケーション, コミュニケーション施策, チームビルディング, マネジメント, 社内コミュニケーション, 向上施策 2021.08.17 (最終更新日 2022.02.16) チームワークを高める方法とおススメ研修、ツールを紹介 組織で何かに取り組む時に欠かせない「チームワーク」。 ビジネスシーンにおいて、チームワークはどんな効果を及ぼすのでしょうか。 「チームワークってそもそも何?なぜ重要なの?」 「どうやってチームワークを向上させていったら良いの?」 そんな疑問を感じている方向けに、チームワークを高める方法や研修・ツールについてご紹介します。 1.チームワークとは チームワークとは、組織に属すメンバーが同じ目標に向かって協力しながら行動することを指します。 ビジネスシーンにおける「チームワーク」は、一般的な意味合いと大きく変わりませんが、メンバー間の連携や助け合いにより、仕事の成果を上げることを重視します。 良いチームワークは、多種多様な能力やスキルを持つメンバーの個性を活かし、組織のアウトプットを最大化します。お互いの弱みを補完しながら各人の強みを発揮できている状態が理想と言えるでしょう。 昨今、社員の多様性が増し、異なる背景や事情を抱える社員が集まって仕事をする場面が増えました。 企業が成長し続けるには、特性の異なる社員が活躍し、組織の成果を出さなければなりません。こうした理由などから、チームワークの重要性はますます高まっています。 2.チームワークを高める基本的な方法 チームワークを高める方法の中でも、すぐに取り組めるものを中心に5つご紹介します。 チームとしての目標を共有する メンバー全員で共有できる組織の目標は欠かせません。 定量的な目標でなくとも、チームが一丸となれるスローガンや言葉などを決めるのも良いでしょう。 チームの目標が明確になると、方向性に迷わず仕事に取り組むことができ、実現に向けてのモチベーションも上がります。 メンバーの役割を明確にする 仕事の役割が曖昧だと責任の所在が分からなくなり、混乱が生じることがあります。仕事をスムーズに進めるには、各人の役割を明確にすることが大切です。 また、チームを構成するメンバーには、それぞれ得意分野や苦手分野があります。一人ひとりの得意分野を活かすことができれば、組織のアウトプットはさらに向上します。適性に応じた担当業務の割り振りは、大事な戦略とも言えるでしょう。 コミュニケーションの量と質を上げる メンバーどうしの関係性やチームの雰囲気も大切な要素です。 雑談も含めた日常会話はチームの雰囲気を良くしますし、進捗報告などの情報共有は仕事の質を高めます。 コミュニケーションが十分に取れていないと、お互いの信頼関係を築けないだけでなく、タスクの抜け漏れが発生するなど、業務上のミスにもつながります。 最近はリモートワークも増え、コミュニケーションの絶対量が減っているので、意識的なコミュニケーションが必要です。 フィードバックし合う フィードバックし合う文化は、チームを成長させます。 自分の価値観だけで仕事をしていると、仕事に行き詰まることもあるでしょう。そんな時に他者の視点が加わると、視野が広がります。 また、フィードバックは受けるだけではなく、自分がすることにもメリットがあります。 他者へのフィードバックには、観察力や気づきを適切に伝える力など、さまざまな能力が求められます。日常的に取り組むことで、個人のレベルアップにつながります。 リーダーがチームを動かす リーダーの存在はチームワークに大きく影響します。 どんなチームにも上手く行かない時や問題が生じてしまう時など、不都合なことは起こるもの。そんな時リーダーは状況を的確に捉え、取るべき行動や方向性を明らかにしてメンバーをまとめていかなければなりません。 リーダーの判断や行動次第で、チームワークは良くも悪くも変化します。リーダーは日頃からチームの状況をよく把握しておく必要があります。 部下の貢献に逃さず感謝・称賛を伝え、成長を劇的にサポート「Unipos(ユニポス)」の詳細はこちら 3.チームワークを高める研修、ゲーム 外部のサービスを利用して、効果的にチームワークを高めたい場合におすすめの研修やゲームをご紹介します。 【研修】チームワーク向上研修(株式会社リカレント) 多くの企業に導入実績がある株式会社リカレントが提供する研修。半日間のプログラムで集中的にチームワークについて学びます。 特徴 ・メンバーの関係の質に着目したプログラム構成 ・明日から実践できることを目的にしている 本研修では、関係の質を段階的に上げるスキルを学び、成果が出せるチームの管理方法を学びます。 思考の質を学ぶことで、立場や年齢に関係なく活発なやりとりができるチームが作れます。また、チーム内での他人の仕事状況が分かるようになり、協力し合うチーム作りができるようになります。 チームメンバーの管理方法や、管理者側からの接し方など、充実したプログラムをポイントをおさえて学べるのが特徴です。 概要 ・対象:管理職やリーダーなどチームをまとめる立場にある人(アレンジ可) ・時間:6時間(アレンジ可) ・料金:下記URLから見積もり依頼ができます ▽チームワーク向上研修【半日で集中理解する】 https://www.recurrent.jp/listings/teambuilding-teambuilding-improvement 【ゲーム】マシュマロ・チャレンジ マシュマロ・チャレンジはチームワークについて学べるゲームです。 ルールはとても単純で、乾麺のパスタ、テープ、ひも、マシュマロを使って自立可能なタワーを立て、最も高いタワーを作ったチームが優勝となります。 特徴 ・予算をかけずに簡単に実施できる ・ゲームの後の振り返りによって、学びもしっかり得られる マシュマロ・チャレンジには世界記録(99cm)もあるため、共通の目標に向かって全員で協力することの大切さを体感できます。 ゲーム実施後に振り返りの時間を設け、その後もう一回ゲームを行うことで、PDCAサイクルを回す経験を積めます。 概要 ・対象:条件なし ・時間:30分〜2時間 ・料金:材料費2,000円ほど 講師派遣を行う場合は、下記URLから見積もり依頼ができます ▽マシュマロ・チャレンジ講師派遣(株式会社ハートクエイク) https://heart-quake.com/article.php?p=435 【研修/ゲーム】職場活性化のためのチームワーク向上研修~ビジネスゲームで楽しくコミュニケーションをとる(株式会社インソース) 年間受講者54万人超えの豊富な実績を持つ株式会社インソースが提供する、ビジネスゲームを導入した研修です。 座学ではなかなか腹落ちしないチームワークについて、ゲームを用いて楽しく体感しながら学べます。 特徴 ・実践的な内容を盛り込んだプログラム構成 ・普段とは違う楽しい雰囲気の中学べる 本研修では、「ドミノインテリア」「ドミノ電鉄」という2種類のオリジナルゲームを用います。 ゲームを通じて、コミュニケーションやチームワークの重要性について学び、「職場活性化のために自分ができること」への気づきを得ることができるプログラムになっています。 概要 ・対象:条件なし ・時間:1日 ・料金:下記URLから見積もり依頼ができます ▽職場活性化のためのチームワーク向上研修 ~ビジネスゲームで楽しくコミュニケーショ ンをとる(1日間) https://www.insource.co.jp/kenshu/ke_game_comu.html 以上が、おすすめの研修やゲームの紹介でした。 さらに詳しい情報が知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。 https://media.unipos.me/team-building-training/2 4.チームワークを高めるツール チームワークを向上させるために、新たなツールを導入してみるのも良いでしょう。 「ビジネスチャット系」「エンゲージメントサーベイ」「ピアボーナス系」の3つのジャンルごとに、おすすめのツールをご紹介します。 ビジネスチャット系 ビジネスチャット系は、リアルタイムなコミュニケーションを促したい場合に活用したいツールです。 現状社内コミュニケーションの中心がメールである場合、チャットの手軽さやスピード感にきっとメリットを感じるはず。 スピーディーなコミュニケーションは業務効率を高めるほか、メールよりも密なコミュニケーションが取れるようになり、仕事の質も向上します。 Slack Slackはチャンネル(プロジェクトやトピックごとのグループ分け機能)を搭載したメッセージプラットフォームの先駆けとして、ビジネスにおけるコミュニケーションのあり方を大きく変えたツールです。 機能 主な機能であるチャットは、個人宛やグループ宛にメッセージを送ることができます。グループチャットの場合は、特に読んで欲しい相手にメンションできるので、メッセージを見落とすリスクが減ります。 また、テキストだけではなく、動画や資料などのファイルのアップロードやダウンロードも自由にできます。 プレゼンス機能では、離席中や会議中などのステータス表示ができるため、相手の状況をリアルタイムに確認することができます。 特徴・効果 Slackは業務に必要な機能が1つにまとまっているため、無駄なミーティングやメールを減らし、業務効率化に役立ちます。 単にメールに置き換わるツールではなく、コミュニケーションが活発な組織カルチャーを醸成する効果もあります。部門や事業部を横断したコラボレーションもでき、会社全体のチームワークが向上します。 料金プラン プランは「フリー」「スタンダード」「プラス」の3つから選べます。 ユーザー規模や機能の内容で料金が異なります。 ・フリー :0円/月 →Slackを無期限で使いたい小規模のチーム向け ・スタンダード :850円/1ユーザー・月(年払い)→中小企業向け ・プラス :1,600円/1ユーザー・月(年払い)→大企業や高度な管理ニーズのある組織向け レビュー ・UIが分かりやすく直感的に作業できる ・クイックレスポンスができるため、電話の頻度が減った ・他のシステムとの連携がしやすい ・メールとは違う文化を醸成できる ▽Slackのプロダクトサイト https://slack.com/intl/ja-jp/features Chatwork Chatworkは、業務の効率化と会社の成長を目的としてつくられた、メール・電話・会議に代わるビジネスチャットツールです。 機能 基本的なチャット機能やファイル管理機能は前述のSlackと同様です。 その他には、優先度や部門別で確認できるタスク管理機能などがあります。 特徴・効果 大規模な組織での運用でも、管理者機能が充実しているため安心して使用できます。 タスク管理機能は、担当者や期限などを一緒に登録することができるため、タスクの対応漏れを防ぐ効果があります。 料金プラン プランは「Free」「Personal」「Business」「Enterprise」の4つから選べます。 ユーザー規模や機能の内容で料金が異なります。 ・Free :0円/月 →まずは無料で試したい人向け ・Personal :400円/1ユーザー・月 →個人で導入したい人向け ・Business :500円/1ユーザー・月(年間契約)→組織で導入したい企業向け ・Enterprise :800円/1ユーザー・月(年間契約)→複数の機能を使って組織で導入したい企業向け レビュー ・メールアドレスだけで登録できるため、作業の外注などがしやすい ・メールだと相手の閲覧状況が分からないが、既読を確認できるのが便利 ・無料版だと14グループまでしか所属できない。累計カウントに注意する必要がある ・Slackよりも気軽に参加でき、取っ付きやすい印象 ▽Chatworkのプロダクトサイト https://go.chatwork.com/ja/ エンゲージメントサーベイ 自社の課題を明確にし、より良い組織づくりがしたいと考える企業におすすめなのが、エンゲージメントサーベイです。 エンゲージメントは、社員のモチベーションアップにつながるので生産性向上をはじめ、組織に与えるメリットが数多くあります。 便利なツールを選ぶことで、実施負荷を大幅に削減することができます。 モチベーションクラウド モチベーションクラウドは、組織のPDCAサイクル構築を目標に、従業員のモチベーション管理を行うツールです。 機能 調査用テンプレートをカスタマイズしながら、簡単に調査項目が作成できます。 調査展開後は、結果の収集・管理を行い、事務的な負荷を大幅に削減します。 結果の分析はダッシュボードやレポートツールを活用してリアルタイムに視覚化でき、課題に対しての対策検討まで一貫して行えます。 特徴・効果 4690社・108万人のエンゲージメント算出という日本最大級の実績を誇っています。 調査終了後も、コンサルタントのサポートを受けながら適切な改善策を講じることができるため、従業員のエンゲージメント向上や生産性向上に効果があります。 料金プラン 初期費用+月額費用の構成で、利用人数によって変動するため、個別のお問い合わせが必要です。 ▽お問い合わせフォーム https://www.motivation-cloud.com/plan レビュー ・測定項目の偏差値が分かり、他社比較がしやすい ・導入前後で仕事への向き合い方が変わった ・設問数がやや多く感じる ・感覚で捉えていた組織の課題点が可視化でき、組織改革の方向性を明確にできた ▽モチベーションクラウドのプロダクトサイト https://www.motivation-cloud.com/ wevox wevoxは、社員のエンゲージメントを可視化し、データとAIで改善サイクルを生むエンゲージメント解析ツールです。 機能 前述のモチベーションクラウドと同様、調査の発信から集計・分析まで一貫して行うことができます。 自動配信設定やリマインド機能などの便利な機能も搭載されているほか、SlackやLINEなど普段使っているコミュニケーションツールでサーベイを届けることができるため、導入負荷が軽減されます。 業界ベンチマークとの比較も可能なため、客観的に自社の状況を解析できます。 特徴・効果 独自のパルスサーベイ(高頻度で実施するサーベイ)技術により、細かい変化をタイムリーに把握し、課題を早期発見できるほか、AIのレコメンドにより組織改善の効果的なポイントを予測できます。 また、動画コンテンツやオンラインスクール、サーベイのやりっぱなしを防ぐ「活用支援パック」など、組織改善に役立つサービスも充実しています。 料金プラン プランは「Basic Plan」と「Professional Plan」の2つから選べます。 ・Basic Plan :月額300円/人 →集計・分析・配信などの基本機能を網羅 ・Professional Plan :要問い合わせ →Basic Planの機能に加え、分析から施策の実施までをサポート Basic Planについては、30日間の無料トライアルも可能です。 ▽お問い合わせフォーム https://get.wevox.io/contact レビュー ・設問が3分くらい終わるボリュームのため、ストレスなく回答ができる ・部署単位など細かい分析ができるのが良い ・作成してもらった施策のポイントなどをまとめたPDFが参考になる ・マネージャーの意識改善やコミュニケーション改善に活かすことができた ▽wevoxのプロダクトサイト https://get.wevox.io/ ピアボーナス系 ピアボーナスとは、社員どうしで報酬を送り合う仕組みや制度のことです。 近年新たな報酬制度・人事評価制度として、導入する企業が増えています。 ピアボーナスを導入することで、お互いの頑張りを認め合う文化が醸成され、エンゲージメントやモチベーション向上につながります。 従来とは少し違った先進的なアプローチでチームワークを高めたいと考える企業におすすめです。 Unipos Uniposは、共に働く仲間や異なる拠点の社員から日常的に感謝の気持ちをオープンにし、送られる少額のボーナス(ピアボーナス)を簡単に実現できるツールです。 機能 社員どうしで感謝や賞賛のメッセージをやり取りし、具体的な報酬につながるポイントの付与が可能です。 また、やり取りの様子やポイントの状況を可視化し、管理者などが業務評価や課題解決に役立てることもできます。 特徴・効果 Uniposに日々集まるデータを参照すれば、エンゲージメントサーベイなどの調査を行わなくても組織の状態を把握できます。課題の早期発見ができるため、先手を打つ施策につながります。 Unipos導入後も、継続的な改善体制の構築を支援するサポート体制が整っており、社員を巻き込みながらPDCAサイクルをしっかりと回る仕組みができます。 料金プラン 初期費用+月額費用+オプションの構成になっています。 月額費用は利用人数によって変動します。具体的な料金テーブルは下記のフォームから資料をダウンロードしてみてください。 ▽資料ダウンロードのフォーム https://unipos.me/ja/document_form レビュー ・仕事のモチベーションが上がり、落ち込んだ時に過去の投稿を見返すと元気が出る ・社内の横のつながりを強く感じられる ・他部署にも感謝の言葉を伝えられ、社内の連携が強まった ▽Uniposのプロダクトサイト https://unipos.me/ja/top Heytaco Heytacoは、アメリカ発のピアボーナスツールです。タコスをSlack上で気軽に送り合い、獲得した個数に応じて、事前に設定した特典がもらえる仕組みになっています。 機能 ピアボーナスをタコスに見立て、感謝や賞賛したい相手に送ることができます。 任意でタグ付けができるため、タコスを送った理由を可視化することが可能です。 社員が集めたタコスは社内通貨として利用でき、報酬や景品などと交換することができます。 特徴・効果 「なぜタコス?!」と思ってしまうようなユニークさがあり、楽しく取り組めるのが大きな特徴でしょう。普段感謝を伝えることに気恥ずかしさを感じてしまう人でも、気軽にメッセージを伝えることができます。 また、獲得したタコスの数をランキング形式で確認できるため、モチベーションアップにつながります。 価格も他のピアボーナス系ツールと比較すると安価で導入しやすいでしょう。 料金プラン 初期費用はなく、月額費用が3ドル/人です。 レビュー ・今まで気づかなかった小さな頑張りに目が向くようになった ・在宅勤務時のコミュニケーションが円滑になった ・感謝し合うカルチャーが形成された ▽Heytacoのプロダクトサイト https://www.heytaco.chat/ 5.まとめ 本記事では、チームワークの重要性や向上させるための方法について、詳しく解説しました。 今回の内容を改めて整理してみましょう。 ・チームワークとは、メンバーが同じ目標に向かって協力しながら行動すること ・ビジネスシーンにおいて、チームワークの向上は組織の成長に直結する ・チームワークを向上させるためには、研修やゲームなどさまざまなアプローチがある ・社内で導入するツールを見直すことで、チームワーク向上につなげることもできる いかがでしたか? 早速導入してみたいと感じられたサービスやツールがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。 組織に関する悩みを解消しませんか?改善するためのヒントや実践方法をご紹介! テスト